soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

雨鐘の空、落ちるとき / O+

伝奇同人ノベルゲーム体験版。プレイ時間は45分ほど。


本職写真家・自称冒険家の桐島壮太は目的のローケーションへ向かうため山を登っていた。
道に迷った壮太は小さな村に行き着く。
その村の名は雨鐘村……。村の人々は壮太を歓迎していないようだ。


冒険者が辺境の村に行き着いて不穏な気配に包まれるというシチュエーションからわかるようにクトゥルフ神話をベースにしているとのこと。
写真選びのセンスもあって、直接的(パニックとか)では無く、静かに見せてくれる村の奇妙があります。
しかし、会話メインで進み、なかなかストーリーが展開しないのは自分の好みでは無いかも。結局大きなことが起こらないまま終わってしまったのであまり惹かれる体験版ではありませんでした。良いシチュなのに恐怖感は感じられず。
でも、この雰囲気が好きな人はいるかもな。

Yori-Suguri / SoundTeam LORB

スグリアレンジ・プレビュー版。4曲収録。


原曲と同路線のエピック系同人トランス。
メロディをあまり壊さずに拡張してます。
良メロディが生きたナイスアレンジでスグリらしい疾走感と透明感がある。
7分オーバーが2曲と大曲志向なので曲数のわりにはがっつり聴ける。


①「Rendezvous(ステージ7)」アレンジ。せわしなく動くシンセにより疾走感がかなりアップしてます。ブレイクの浮遊感がたまらない。5:50あたりの2フレーズが重なる部分で昇天。良アレンジです。
②「Stratosphere(ステージ5)」アレンジ。篭った感じが無くなりよりアッパーに。
③「Migratory Bird From North(AoS)」アレンジ。これだけは他と毛色が違ってミドルテンポのロックアレンジになってます。ちと音が軽いか。
④「Icarus(OP)」アレンジ。リズムを強調して踊れるミックスに。


正統派同人トランスという感じ。完成版が気になる一枚でした。
スグリ好き、同人トランス好きならまず気に入りそう。