soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

C68・その7 「Hellion sound」/Wayfarer

サガシリーズでお馴染みのイトケンこと伊藤賢治さんの曲のアレンジCDです。最初から最後までテンション最高潮で突っ走ってます。
オーケストラなイントロトラックから始まり、tr②から攻撃的なギターリフとスピード感あるドラムが鳴っています。この曲は中盤のキーボードソロがカッコイイ。その時に鳴っているギターリフも重くて良い。tr③は原曲が大好きなのでメロディを残したままのこのアレンジはお気に入り。tr④はメタルが主なこのCDの中では異色のドラムンな曲。後半の打ち込みにしか出来ないドラムがカッコイイ。tr⑥のは聴いた瞬間グッとくるフレーズ満載の四魔貴族1&2のアレンジ。メロディを変に弄らずにそのまま使ってるのが嬉しい。アレンジはメロディを際立たせる感じになってます。tr⑦は自分はちょっと肌に合わない…。ロマサガ3のラストバトルのシャッフルアレンジなんですが、この曲はやはりスピード感あったほうが良いと思います。リズムとメロディが合って無いように感じます。tr⑨はカッコイイのですがギターの音が小さいような…。キーボードに完全に負けています。

似たような曲が多いのでもっと曲に個性にあったらよかったと思います。俺はどうしても途中で飽きてしまいます。全曲テンションが高いのは自分好みで嬉しいのですが、皆が同じ方向にテンションの高さを目指しているので、もっと違ったアプローチでハイテンションを狙って欲しかった。この曲が一番というのも無かったです。
自分はサガフロ1の曲に思い入れがあるのでもっとそこから入ってたら嬉しかったなぁ。hellion soundさんは1stのFFアレンジCDが自分のなかで名盤になっているので、それとどうしても比べてしまう所もあります。あのCDは選曲、アレンジ、ブックレットとも最高だった。あ、今回もブックレットは曲解説が満載で良いです。こういったブックレットは読んでて楽しいですね、いかにも同人といった感じがして。今回は少しハズレでしたが、実力のあるサークルですし、自分が好きなハイテンションを突き通してるので次回作に期待です。