soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

C68・その8 genealogy|shirinemaiden(赤盤)&trace|phantasmagoria(緑盤)& The regret of stars,but stars shine bright/Alstroemeria Records

Alstroemeria Recordsによる東方リミックス第4弾と第5弾です。今回もいつも通りの本格的なトランス、ハウス系のリミックスです。正直、5枚目となるとさすがに飽きてきた感も。
赤盤はいかにも一曲目な最高のタイミングでドラムが入ってくる①メロディーの引用が上手い②、声ネタが印象的でファンキーな④。後半も速い曲があったりと、一曲づつ聴いていくとイイ曲が多いです。ただ雰囲気の似ている曲が多いので通して聴くと少しだれるかも。緑盤はコレといったものはありませんが質の高いトラックばかりです。赤盤以上に似た雰囲気の曲が多く(同じフレーズを使ってる曲もあるしわざと?)最後まで聴くのがつらい時もあります。踊らそうとしてくる曲が1曲ぐらいしか無いからかな。どちらも悪いCDではないのですが型にはまりすぎて、面白みに欠ける所が。2枚とも細かい点では違っても全体の雰囲気が似てるので分けてる意味が無いような。もっと曲を絞って一枚にしたらよかったのではないかと。

不満ををいっぱい並べてしまいましたが、決して悪いCDでは無いです、でもそろそろ違った路線も聴きたいというのが本音です。

同じくAlstroemeria RecordsによるKEYとアリスソフトのリミックスです。1曲目のlastregretのリミックスから良い感じ。メロディをうまく使って原曲のイメージを崩さずに浮遊感のあるトランスにアレンジしています。そこから3曲続いて、アトラク=ナクアから落ち着いたリミックス。⑤にインタールードとしてチープな音でランスの曲をアレンジしているんですが、これも良い。音を絞る事でメロディの良さが際立っています。⑦では鳥の歌をダブエレクトロ風に料理。使ってる音がカッコイイ。終盤にずっと鳴ってるシンセ音が好きです。ラストはもう一度last regretですがVoが変わって、アレンジもハウス風に。さわやかなアレンジなので気持ちよく聴き終われます。

このアルバムはもろにオレ好みでした。いままで聴いてきた同人CDのなかでかなり上位に位置するかと。BMS作者さんがゲームの曲をアレンジすると原作の雰囲気を無視しているなどとよく言われますが、その点minoshimaさんは原作のイメージからかけ離れてないアレンジをしています。まだ聴いた事が無い方はホントオススメなんで、HPから視聴して自分に合いそうなら買いです。