soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

ゾウディアック2+/BSK Z2 PROJECT

謎解きメインのホラーノベルゲーム。プレイ時間は一番簡単な難易度設定で7時間ほどでした。謎解きが大半を占めるので人によってプレイ時間はだいぶ変わると思います。


システムはアイテムメニュー、色々なタイプの戦闘、メモ機能など凝っています。特にメモ機能は一度目にしたヒントを自動で記録してくれるので非常に便利。
グラフィックは人物、モンスター、背景の全てが目を見張るレベルなのですが、背景は綺麗過ぎてオドロオドロしさが足りない。モンスターもホラーというよりRPGの敵キャラのような感じでホラーゲームとしてはあまり良くないです。整理されすぎて怖さが全く無い。
いろいろ凝っていて力が入っているのがわかります。


しかし面白いかと言われると微妙。
まずホラーとしては全然アウトという面が気になる。冷めすぎな登場人物、矛盾がいっぱいの展開、怖さ0の敵など怖いのを期待すると駄作と感じる人もいるでしょう。といってもvectorの紹介文を見るとはなからホラーって点にはあまり力を入れてないようです。そもそもホラーとして作ってない?
謎解きは面白い事は面白いんですが、基本的に選択肢総当りになるのに一つのエリアに大量な部屋があるのでやる気が削がれます。特に別荘の201号室〜213号室まで行動先が合ったのはびっくりした。もう少し絞ってもよかったのでは?
戦闘は自分がビギナーレベルでやったからですが、全く緊迫感がなかったです。
ストーリーは有って無いような物。話自体はそれなりなんですが、キャラの反応の薄さや、文章の下手さが出てて結果イマイチに。


色々凝ってるし、数々のオリジナルイラストを駆使したグラフィックはすごいと思うけど面白さに繋がっていなかった感じでした。今回、自分は一番簡単なモードでしかプレイしなかったのですが巷ではビギナーよいノーマルの方が評価高いんであまり参考にならないかも。とりあえず自分は2週目をやる気にはならなかった。