soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

サイコ・プラトーン(完結編)HENTAIFILM

先日紹介したサイコ・プラトーン(前編)の続き。続き物なんで前編をやらないとストーリーにはまったくついていけません。プレイ時間は加速機使って2時間半ぐらい。
システム面での変更は無し。ただしひとつ変更点として今回はマルチエンドになってます。
過去作品のビキニスモーカーをやってからプレイした方がより深くストーリーを味わえますの絶対プレイしておいたほうがいいです。


さて、完結したストーリーですが結論から言うと非常に楽しめました。前編よりシリアスの度合いが多く(アホな所はアホやってますが)ヘンタイフィルムさんお得意の良い意味で期待を裏切られる展開。暗いストーリーなんで覚悟しておいたほうがいいでしょう。エヴァやアキラが好きな人は気に入ると思う。最初のノリで合わないと判断するのはもったいないストーリーです。
ラストの展開は圧巻。ノリさんが熱い。
よくこんなストーリーを思いつくなぁ。作者のメッセージも含まれていると思われる。やっぱ会長イカスぜ。


癖があるので人を選ぶかもしれませんが、自分の中では名作。ドット技術、演出、ゲームとしての面白さ、ストーリー、なにをとっても満足な出来です。
独特な雰囲気に拒否反応を起こさずプレイしてみてください。フリゲやっててこのゲームをやらないのは損とすら言える。

↓ネタバレ↓


・自然と解説役になってるマスクマンに笑った。でもラストバトルで「サイコ」の世界に入っているアキとヒロミの会話に興奮しているマスクマンは異常さを強調する良い味付けになっている。あのシーン好き。
・おまけでエンディングごとにコメントがあるのは嬉しいな。ゲーム作者の言葉は読んでて楽しい。
・どのエンドも救えねぇ。でも心に残るパワーが感じられました。