soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

七年凪/ INFINITY

サスペンス系のノベルゲーム。プレイ時間は4時間ほど。


制作ツールがYuukiNoveなのでプレイしにくい。推理モノでバックログが無いのは痛いです。
またED(バッドED含む)で流れる30秒程のスタッフロールが飛ばせないのもきつかった。バッドエンドになりやすいゲームなのでなおさら。


離れの別荘で高校時代の友達と集まっていた時に起こる殺人事件が話の内容。
内部犯を疑って友人達がお互いを警戒しあう心情がうまく表現されています。この切羽詰った雰囲気はなかなかのもの。
しかし、読み物としてはちょっと物足りなかったかも。
主人公達が犯人は誰だろうと冷静に考える間もなくどんどん行動を起こしていくので慌ただしい印象を受けました。
難易度はちょい高め。トリックや犯人より、主人公が推理するように話を持っていく選択肢が分かりにくかった。
3つのグッドEDがあるのですが、一つのエンドで全ての真相がわかるエンドはないので読み終わった後にはしこりが残る。あまりグッドな雰囲気では無いし。
一つぐらい真相が全て分かり、それなりにすっきりしたEDがあってもよかったのでは。
トリックばらしは淡々として盛り上がりに欠けたし、犯人の動機も強引な気がします。


知り合い同士の探りあいは面白かったけど、サスペンスモノのフリゲとしては「氷雨」や「消火栓」あたりと比べると評価は落ちるかな。


↓ネタバレ


・犯人の動機は八つ当たりという解釈でOK?
・一部のバッドEDで犯人もピンチに陥るのはおかしいのでは?日記があった部屋での火事エンドのせいで、なかなか犯人が特定できなかった。