soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

春 / YAOYAプロジェクト

イジメを扱ったノベルゲーム。プレイ時間は2時間半ほど。


システム面での不満は無し。快適にプレイできました。
メインストーリーが一本あり、選択肢を間違えるとバッドエンドになります。
バッドエンドはメインストーリーと関係無いものばかり。キャラの性格が変わったりファンタジーになったりとぶっ飛んでいます。個人的にぶっ飛びすぎてついていけなかった。
グラフィック面は好印象。可愛らしい絵柄です。フリーゲームの中ではかなり質の高い方ではないでしょうか。主人公の千夏がカワイイです。特に叫ぶ立ち絵。
音楽は素材を使用ですが選曲、使いどころとも上手い。


今年の4月に公開されたゲームですが、最近のイジメ問題に合わせて作ったのではないかと錯覚するほど現実の出来事に似た展開をする事があります。
見方を変えればマスコミがイジメを取り扱う前からこのようなイジメが起っていたとも言えますね。担任許すまじ。
文章はあまり上手くないけど読むのが苦になるほどではない。先が気になる展開でグイグイ読めます。
クライマックスは熱い。胸に来るモノがありました。
その後の展開はご都合主義な気もしますが…。まぁ、その前の展開が良かったのでOKでしょう。


なかなか楽しめました。(非恋愛の)学園ドラマが好きな人は気に入るはず。