soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

SⅡ / 5/4TAKEPOD

5/4TAKEPODさんによるスクエアアレンジ第2弾。


大人しかった前作「S」の反動か、早弾き多用、BPM速めの爆裂アレンジです。
プログレよりメタル要素がデカイかな。過去最高のはっちゃけぶり。アレンジ自体はわりと直球です。
名曲ばかりの選曲もナイス!とにかく勢いがあります。
そして、今回はいつも印象の薄かった55坊主さんが頑張ってる。大暴れしてる槇たけぽんの逆をいく不思議系アレンジ。
相方と同等かそれ以上の良曲ばかりです。


①初っ端から名曲「ビッグブリッジの戦い」の爆裂アレンジ。あぁ、やっぱり槇たけぽんさんといえばキーボの弾きまくりだよ!こういうのを待ってました。
手数の多いドラムも良い。
②55坊主さんによるクロノトリガーからのアレンジ(元曲の題名は失念)。素敵なノイズが満載の壊れたアレンジです。ノイズまみれの後半が気持ち良い…。
③55坊主さんによる「チョコボ」のボッサアレンジ。まったりできます。
どうでもいいけど2:04からのメロディがメトロポリタン美術館にそっくり。
④槇たけぽんさんによる「FF5 決戦」のアレンジ。①と同じく勢いのある爆裂アレンジです。1:26から入ってくるオルガンがカッコイイ。その後のピアノソロもたまらん。
⑤55坊主さんによる「クロノトリガー」の民族っぽいアレンジ。裏で鳴ってるハイハットが好き。
⑥〜⑪は槇たけぽんさんによる「ティナのテーマ」+「妖星乱舞」+αの組曲。これが凄まじい迫力で圧倒されます。
特にヤバイのがクライマックスの⑩。目まぐるしい展開に怒涛のキーボード。熱すぎる。同人プログレの極致。
⑫はお約束のトーク。いつもにましてグダグダです。
だがそれが良い。笑いまくった。


全てが良曲。名盤と呼べる出来です。5/4TAKEPODさんの中では一番気に入ったCD。
数多いスクエアアレンジの中でも上位に位置するCDです。
唯一気に入らない点はアリスプリズムシリーズのようなライナーノーツが無い事。やっぱりライナーが無いと寂しいなぁ。
超オススメ。スクエア好きなら買っとけ。