soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

兎の輪舞 / 飼育小屋製作委員会

半分ギャグ半分シリアスなノベルゲーム。プレイ時間は1時間30分ほど。
キャラ絵無し、エンディングは3つです。
特定のポイントでセーブしたらセーブファイル名が特殊なものになるなど、システムをうまく使った小ネタが散りばめられたいます。


地球の気持ちを知るために地球に降り立った6羽の兎とそれに寄生された主人公の話。
シリアスなオープニングは、次作にあたる鴉の断音符で見られるセンスの良さが発揮され、一気に物語に引き込まれます。しかし、いざ本編が始まってみるとギャグが次々と飛び交う。
このギャグがあまり好きになれませんでした。ゲームであることを利用したギャグ(あと20クリック待てとか)、分からない人には意味不明なラノベネタ、シリアスでもボケるなどが気に入らなかった原因でしょうか。
ボケはまぁまぁ面白いのに突っ込みが下手なのもいくつか。
MN2さんの影絵ノベルシリーズっぽい空気があります。つまり、人を選ぶということです。


シリアス面は所々でセンスの良さが見えるのですが、ギャグに重点を置きすぎて丁寧に書ききれずに終わってしまった印象です。
ちょっと自分にはノリが合わなかったかな。