soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

マニアックすぎて伝わらないアレンジ選手権 / salvation by faith records

タイトルの通りマニアックなゲームがずらりと並んでいます。
ぷよぷよ、海腹川瀬、暴れん坊天狗など比較的名の知れているのもありますが2/3は原曲を知りませんでした。
一見ふざけたCDのようで、中身は良アレンジが満載。


S:Shooting Evolution」とちょっと雰囲気が似てる。
クラブミュージック要素が入ってるけどバリバリのダンスミューッジックではない。BMSっぽいアレンジです。
様々な曲調があるし、比較的メロディが多めなので聴きやすいです。


①Yamajetさんによる得意のラウンジ・トランス。温かいアレンジ。
②知る人ぞ知る名BMS「S.D.W ending(inspire mix)」のフルバージョン。ヒネリを入れずにそのまま伸ばした感じ。やっぱり良いメロディだ。
③staさんによるエレクトロニカ風味の曲。前半は温かい雰囲気なのに、後半から音の弄り具合がカオス。カッコイイ。
④海腹川瀬から。和む。
⑤ADVANCED V.G.2から。あのゲームにこんな良い曲が隠れていたとは。3:20からの展開が良い。
⑥再度、staさんのアレンジ。温かい中に混沌がある不思議な曲調です。これも音の弄り方がうまいなぁ。
チョロQの曲をコテコテのレイヴにアレンジ。ノれる。
暴れん坊天狗のガッシリしたハードテクノアレンジ。これもノレる。暴れん坊天狗の洋名「ZOMBIE NATION」にちなんで、中盤ではあのメロディと声ネタが。
⑬gunaさんによる、名作ホラーフリゲ「コープスパーティ」のアレンジ。持ち味である物悲しいメロディセンスがコープスの雰囲気とぴったり合っています。これを聴いてるとラストバトルまでの一本道を思い出すなぁ。良アレンジ。
⑭ある意味有名な「厄〜友情談疑〜」のアレンジ。ありえない出展元。前半は比較的まともですが、後半から……これはヒドイ。ある意味一番印象に残ります。この曲でアルバムを締めるのがSBFRの凄いところ。


原曲わからないなんて些細な事は関係無しに、素直に良いと思える良アレンジが並んでいます。どの曲も個性的で印象に残る。
遊び心溢れた同人らしいCD。
オススメです。