soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Outland Scenery / CODE-49


タノシーにも参加したLV.4さんのオリジナルアルバム。


フリーフォーム寄りのトランスがメイン。LV.4さんの言葉を借りるなら「疾走感とトランシー」。メロディアスでゲームミュージック的なトランスです。
次々と繰り出される哀愁メロが良い。無駄を排してひたすら哀愁メロディを聴かせる構成で、何も考えずに聴けるストレートな作風です。
そして、LV.4さんの一番の聴き所であるブレイクからの盛り上げは今作でもいかんなく発揮されています。
落としては音を重ねまくって一気に突っ走るのは快感。
アルバム全体を通して疾走と哀愁を突き詰めた楽曲が並ぶので、飛び道具的な何かが無いのはちょっと寂しい。
とはいえ、この手のサウンドとしてはかなり質が高い。


気に入ったのは
①トランス。過去のケルト曲を感じさせる雄大な笛メロが耳に心地よい。
⑤勢いのあるトランスコア。ブレイク後の展開はもはや反則。哀愁メロここに極めり。
⑦今作では唯一声ネタが使われているマキナトラック。そういやt+pazoliteさんのgotta mazeにも同じ声ネタが使われてたな。


哀愁メロで疾走するのが好きな人にはオススメ。
最近はハードコア離れが始まっている自分でも、気分によってはハマります。