soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

VAGUE IN WINTER 2 / CODE ZTS LABEL

終了宣言したはずの4部打ちシリーズVAGUE。さも当然のように続いてます。オリジナル+アレンジ。
今回はwinterなので冬っぽい……のかコレ?あんまりそうは感じなかったな。
HPにライナーノーツあり。


キラキラしたトランスがメイン。メロディアスでありなお且つフロア的な盛り上げも上手い。非常に聴きやすいです。
9曲中4曲が7分越えと大作志向。溜めたものを一気に解放するようなスケールの大きい曲が多い。
正統派トランス系は①⑤Taishiさんと⑨ZTSさんの気合の入り方が半端じゃないので他の人の曲が大人しく感じてしまうところもありますが、全体的にレベルは高い。
アルバムトータルとしてはVAGUEシリーズで一番クオリティが高いんじゃないでしょうか。
特に⑤以降の流れが最高です。


①「goldenslaughtere(うみねこ)」アレンジ。電子オルガンを使ったゴシックなムードでスタートして中盤から一気にトランス化。ドーンッと宇宙へ飛ばされるようなブレイクが爽快。
⑤『Parhelia』の「The Mom」をアレンジ。原曲と同路線でフロア要素アップ。アゲアゲです。ブレイク後にリズムが戻ってくる瞬間がカッコよすぎる。
⑥ロボットの暴走をイメージした曲。次々と飛び出してくるSEがイメージを湧き立たせてくれます。面白い。
⑦舞踏風ケルト+トランス。聖剣3を思わせるメロディはケルト好きにはたまらない。そして踊れるリズムが最高。クラップ(?)が好きです。ケルト色が前面に出ながらもブレイクあるしちゃんとトランスしてる。今作で一番好きな曲。CODE ZTS LABELでZTSさん曲以外を一番気に入ったのは初めてかも。
⑨大ボスZTSさんによる「空に光る(CLANNAD)」アレンジ。やはりZTSさんの曲は空気が違う。ひたすらポジティブに上り詰めていく11分越えの大作です。感動のフィナーレまでまったく飽きさせないのはさすが。


とにかく盛り上げ方がうまい。アルバムを通してジメジメしたところが無く、聴いてて気持ち良い。
エピック系の綺麗なトランスが好きな人ならまず楽しめるでしょう。