soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

フィアレス / ロリィタ ノイロォゼ


オリジナルのミニアルバム。5曲入り。


おなじみのピアノとボーカルだけのスタイル。
今作では「LyricA」のグッドメロディが帰ってきた!涙腺刺激しまくりの美メロがいっぱいです。良い意味でか弱いりみゆさんの歌声も映える。この人の高音は本当にグッときます。
死に続ける部屋」の廃頽的なもろゴシックな雰囲気は薄れ、キャッチーでポップス寄りになった。個人的にはこっちのほうが好き。ピアノの弾き語りなのにそんじょそこらのバンド形態ポップスより勢いがあるのが良いな。


①優美且つ悲しげなポップス。一発目からグッドメロディの嵐です。Bメロの「そして夜を従える貴方の♪」の裏返りそうな歌い方が好き。
②インスト。りみゆさんはインスト曲も上手い。ボーカル曲からの流れをまったく崩さずに入れてくる。
③シンプルだけど泣けるピアノに落ち着いた歌。少し寂しげな良曲。この曲はどこを切り取ってもグッとくるメロディばかり。これぞロリィタノイロォゼの真骨頂です。左右から交互に歌が聴こえてくるBメロがたまらない。コーラスを重ねたサビはじっくり聴くとごちゃごちゃしてるところもあるのですが、この美メロと儚い歌声の前では気にならなくなる。
④星の輝く夜空を思い浮かべる綺麗な曲。「Aメロ一回→サビ繰り返し→Aメロ」という面白い構成。次第にピアノも歌も熱が入っていくサビが熱い!今作で一番好きな曲。
⑤泣き要素では無く、ゴシックな曲で締め。早口の歌で勢いのある楽曲。


儚くも美しい美メロ・ピアノポップス。
難しいことはやってないんだろうけど、ここまで良いメロディを紡がれたら白旗です。たまらん。
セリフや女性的なゴシック歌詞などが苦手な人もいるかもしれないけど、良いメロディを聴きたいなら一度このロリィタ ノイロォゼ・ワールドを体験してみないと損です。