soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

棘棘 / とおくできこえる デンシオン

オリジナルのインスト・ミニアルバム。5曲入り。


空間的な音使いの癒し系インスト。
前作にあたる「夢の追憶」と同じくアンビエントの空気は引き継いでいるけど、ちょっとインスト寄りに戻ったかな?夢に誘うような音楽。


今作は旋律がより環境音楽/BGM的になり、メロディアスさより楽曲の「空気」で魅せる形になってます。音数の少ないワンフレーズとアンビエント系のシンセで漂う曲がほとんど。リズムレスの曲も多い。


前作は電子音の味付けが絶妙なフックになっていたし、なにより結構メロディアスだったんですが、今回は展開もほとんどなく良くも悪くも空気(酸素)のようなCD。個人的にはちょっとBGM寄りになりすぎてダレがちかもしれない。



①温かい電子音がふわふわと浮いているアンビエント・インスト。フレーズは好きだけど、個人的にはもうちょっと展開が欲しかったか。これは他の曲にも言えるかも。
久石譲っぽいピアノフレーズが耳に残る癒し系。まったりとノスタルジック。




儚いBGMサウンド。
昔のインストゥルメンタル的な音使いをしているので、音世界にどっぷり浸れるってのもあまりなく、耳に引っかかる曲が少なかったかも。


今回は展開の少なさが自分に合わなかったけど、雰囲気作りはあいかわらず上手いんで、次に期待したいです。