soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

ただ作品が出ているだけってさびしいじゃないですか

関西アングラの注目株クリトリックス・リスのスギムさんが熱いブログ記事を書いてました。
http://star.ap.teacup.com/clitorick/1372.html

お客さんが、観て聴いて感じた感想を 第三者へ伝えてくれない限り、
アーティストの活動の幅が広がって行かないという事を
やる側も含め、どれだけの人がちゃんと理解してるんでしょうか?

自分がこんなサイトをやってるからというわけではないんだけど、
音楽を届ける側からただ消費するだけでなく、聴き手が反応を示すことで「シーン」やそのアーティストを取り巻く空気が出来上がっていく。これはすごく重要なことだと思います。


いま音楽が弱いと散々言われてる。そんな世の中で音楽に対して「良い」と言うのがなんだかかっこ悪いという空気が世間で流れている気がします。
どれだけ良い音楽が出てきてもそれを素直に良いと言えない空間が聴き手側に広まってたら音楽も楽しくなくなるし、パワーを失うでしょう。


自分が同人音楽.book 2009冬の座談会で言ってた「ただ作品が出ているだけってなんかさびしいじゃないですか。作品があって、感想があって、互いに影響され合ってってのがすごい良い世界な気がする」ってのはほぼ同じ想いから出てきた発言。
感想が音屋さんの参考になるという単純な相互関係のことではなくて、聴き手の感想も込みで「良い音楽空間/社会」を作っていくということ。(ここらへん言葉選びを間違えたのかもな?
音楽を創るのは送り手だけど、最終的に「音楽」を形作っていくのは聴き手も含まれるってのは私がよく思っていることです。


で、偶然にもこの記事を書いているタイミングでDIVERSEからこんなのが投下されてたー。
The DIVERSE SYSTEM について - sa81927's posterous

「いい作品が出来ました。」
「いいライブしました。」

いくらアピールした所で、
アーティスト側からの配信は、告知以外、リアルじゃ無いです!!

いい、悪い は受け手が決めるんです。