soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

人生初の救急車

先週末から週半ばあたりまで高熱を出してぶっ倒れておりましたー。
日曜日にはあまりに体温が下がらないので初の救急車で初の大型病院にお世話になる事態にまでなって大変だった……。
検査をしてみると、脱水症状が起こってて体内温度がコントロール出来てなかったのが原因みたいです。
う〜ん、原因として考えられるのは……サマソニの可能性が大か……。
サマソニ以来ずっとくるぶしあたりに筋肉痛みたいなダルさが残ってたのは身体の異常のサインだったんだろうな。
他にも睡眠不足やらライブ行き過ぎやらで疲れが溜まってたってのもあるだろうし、無理できない身体になってきてるんだなぁ。


当然家で大人しく静養を取っていたわけですが、頭痛がキツくて寝てても苦しい。でも素敵な体験もしました。


寝る合間の娯楽タイムは疲れないようにスラスラ読める本を、と山本精一の名著「ゆん」を読んでいました。音楽は疲れるからとノーミュージックで。
すると夜中に寝る時に、まぁこれが昼間から寝まくってるのでなかなか寝付けないわけで姿勢をかえたり、枕の位置をかえたり、氷まくらを外してみたりと色々してると、ふと気付いたのが試行錯誤してる理由が「どうにかして寝付こう」でなく「自分が山本精一となって発している音(ノイズ/音響派サウンド)がどんな姿勢からが一番綺麗に通るか」を試しているということになってました。いや、わけわからんと思いますが本当にそんな感覚だったのです。


ぼやけた緑色や赤色の「音の波」が身体から出ていて、それがうまく通るような姿勢を探してる。時に音が壁(物理的なものでなく目線から引き起こされる空間の端)に反射してくるのでそれをうまく回避して濁さないようにしなくてはいけない。その感覚で寝る姿勢を作っていました。


高熱でぼーっとした頭が、山本精一著作を通して(音源は通さずして!)音楽とつながっていったのです!意識は「自分の身体」ではなく「山本精一と一体化、いや乗り移った」状態にあり、音楽を視覚と感覚で楽しむことができた素晴らしい体験でした。
いや、わけわからんと思いますが本当にそんな感覚だったのです。あぁ、音楽は素晴らしい。