soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2011/10/18 LIMP BIZKIT @ なんばHATCH

世界でもっとも好きなバンド・LIMP BIZKITのライブに行って来ました。


仕事の会議が長引いて遅刻。社会人になったらこれも覚悟しないといけないな〜と思いながら……このフラストレーションをライブでぶつけてやる!


会場に着いたのは20分後くらい。
ステージでは新譜から「Got the life」をプレイ中。いきなりハード!
最初は空いてる後方から全体眺めようと考えてたけど、アグレッシブなサウンドに我慢できず速攻で前に。
ピットはすでに温まりきってる。モッシュはベテランメロコアバンドのように洗練されてるわけでもなく、新鋭ピコリーモバンドのように若さにまかせてムチャしてるわけでもない。けどとにかく皆がLIMPを待ち望んでた!という一心で元気よく身体を動かしてました。
ラップパートでじっくり貯めてピットを作ってサビで爆発して……みんな笑顔で馬鹿みたいに盛り上がってる!
人入りはフロア前方が埋まることには埋まってるけど完全に固定されるほどギュウギュウじゃなくて、左で見てたのに飛び跳ねてたら右端まで行ってるみたいな一番モッシュしてて楽しい人口密度。


「My generation」「My way」「Livin' It Up」と青春時代にのめり込んだ曲が連発。フロアも疲れ知らずにどんどん盛り上がっていく。全パートを客に演奏させる前代未聞の催し(そこまで変わったらLIMPと一緒に演奏した思い出がないやん!)もかまし、フレッドはステージを右に左にと大きく移動し客を沸かせる生粋のフロントマンっぷりを見せつける。
ベースのサムは昔みたいにジャンプすることもなく上半身の沈みかなり大人しくなってた。そうなると目立つのがDJリーサル。腕を振りあげてフロアを煽る煽る。ステージ上で一番楽しそうなのもこの人。目立たないけどホント重要なメンバーだなぁ。
ウェスは相変わらず変態な運指、ジョンはドラムに隠れてほとんど見えませんでしたw


DJリーサルのターンでは「Seven Nation Army / The White Stripes」「jump around / house of pain」「Walk this way / RUN-DMC」→「Integalactic / beastie boys」と大ネタを続けてドロップ。リーサルやべぇ!
続く「behind blue eye」はフレッドがフロアへ降りて一番後ろのPAまでやってきて熱唱。当然のごとく熱狂するフロア。
そして次に始まったのが「take a look around」!床が波打つレベルでのモッシュが起こってもう最高だった〜。特にブレイク部分では真ん中が大きく開いてプチ・ウォール・オブ・デス状態。それを満足気にみて「帰りたくねーよ」とご満悦なフレッド。ちょっとでも気を許したらピット真ん中に飛び出していきそうなテンション。待ってるのが抑えれなくて前列がしゃがんでさらに強固な戦闘態勢へ。そしてぶつかり合う!最高!!!!!!!!


間髪入れずに「Nookie」でさらにぶちあげてからの『聴きたいのはこの曲か?』というMCにはオーディエンスふぁ怒号にも似た『Pollution!』コール。
しかしウェスが弾きはじめたのはさらに予想の上を行く「counter feit」!一番好きな曲だ!ワンコーラスで終わり。ラスト部分やってくれないなんて生殺しかよ、と思ったら今度こそ「Pollution」。これも2コーラスで終了。や〜たまらん!
そのあとに「smells like teen spirits / Nirvana」のカバー。異常な盛り上がり(ここがこの日一番ジャンプしてる人が多かったのはどうよw)
ラストはフレッドの『boilerとrollin’どっちがいい?』の問いに『rollin'やったら終わっちまうけど…ここでrollin'と叫ばないではいられない!』とrollin'コール。みんなで踊って全セトリ終了。アンコール無しでもこのうえない充実感。


やっぱLIMPは最高だなっ!
ラップグルーヴからサビで一気に爆発する。この静と動により疲れすぎて体力が尽きることもない。一番元気に騒げる音楽。
選曲はベスト状態、バンドの演奏もまだまだ熱い、フロアのコンディション/熱気も丁度いい。最高の二時間でした。