soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2012/05/20 こけし音楽会(白波多カミンバンド/ポーの一族/松井くんと上田くんとサヨナラバイバイズ/ボーイズヤング)@ 難波ベアーズ


女性が企画したイベント。だからなのかベアーズとしては奇跡的に女性率が高い!6:4ぐらいで女性の方が多かった。
至る所にこけしが飾ってあった。入場時にかわいいこけしバッヂも貰った〜。


転換DJはDJたるたにさんという方で邦楽メインに流しながら『Soon / My Bloody Valentine』や『So What Cha Want / Beastie Boys』など旬の洋楽ネタも流すもんだからテンション上がった。
今ビースティを爆音で聴くのはクルもんがあるね。


松井くんと上田くんとサヨナラバイバイズ

ブルーハーツのフォーク成分を強くしたみたいなサウンド。カントリーブルース?
聴いてて笑顔が止まらなくなるグッドメロディなんだけど歌詞が一曲目「おっぱい おっぱい 君のおっぱいめちゃくちゃにしたい」二曲目「下の毛 下の毛 くるくるりん」と色々ヒドい。
ギターがめちゃくちゃ良いソロを弾いてました。


客が酔ってる人(?)多くてテンション高い。飛び交う罵声、暴言「前髪変やー」「解散するんー?」そういう扱いなんかな?
バンド側も「この曲だけはみんなに聞いてもらいたいと思って来ました」「曲名は『ゲロ』!」
う〜ん、ヒドい。
いや、明るい音楽に元気もらえてよかったです。

ポーの一族

アコギとクラリネットのデュオ。
ポエミーなフォーク・バラード。ポエミーってか本当に語りが入ったりもしてました。
歌詞が純真な少年すぎてもはや笑っちゃうほど。なのに優しく歌ってたボーカルが時折コブシの効いた荒々しい歌い方になるのがシュール。


得意な曲調ではないのでそこまでクルものはなかったけど、さだまさし友川カズキを行ったり来たりしているような歌声を意識して聴いてると面白かった。


この時もおとなしい曲なのに終わったあと「イエーイ!」と騒いでて客のテンションがおかしい。



白波多カミン・バンド

本日のお目当て!めっちゃ好きなんですよ。


セッティングそっちのけでこけしを並べるドラムに笑った*1


やっぱめちゃくちゃ好きや〜。シンプルな歌モノロックなんだけど、なんだろう?グサグサメロディが突き刺さる。


笑顔と無表情と狂気が1秒ごと切り替わる歌い方にも釘付け。戸川純みたいに目を見開くのが好き。(一瞬だからあそこまでイッてる風では無いッス)
『頭脳戦』でギターを掻きむしった後に笑顔見せるのがかわえかった。髪くくった時もやヤバかった……。


白波多カミンを取り巻くバンドもすごく好き。
まず須原さんの存在感。ネックが異様に長く感じるベースを安定感抜群に演奏。たまに暴走するから緊張感がバンドに生まれる。。自分の立ち位置がばっちし目が合う場所だったからなんだか緊張したw
ダルそうに叩きながら決めるとこは決めてくるドラム。片手で弾くのが良い味を出してるキーボードも含めお気に入りです。


1stミニ・アルバムからは確か『コトバのうら』『ハイライト』『頭脳戦』『size』『ランドセルカバー』を歌ってました。
いくつか披露していた新曲もよかった。激キャッチーなメロディの曲がよかったなぁ。早くも次のCDが楽しみ


最後にやった『ランドセルカバー』は本当に名曲です。サビが大好き
素敵なライブだった!


小腹が空いてきたので物販で売ってたピンポン食堂でハンバーグときのこご飯。
受け取ったとき冷たいのかよー、とテンション下がりながら食べてみると……めちゃくちゃ旨い!冷たくてこのおいしさは革命的な旨さだった〜。

ボーイズヤング

白い汽笛、チッツ、NECO眠るのメンバーによるゴイステオマージュ(?)な青春パンクバンド。

基本はオーソドックスなパンクながら森さん(NECO眠る)が参加してるのでギターが盆踊り風味テイストあり。これだけでガラッと個性になる。
森さん髪をバッサリ切って雰囲気変わってたなぁ。楽しそうにギター弾いてたのが印象的。


ソロをキメながらメンバー紹介をする曲があったり、ブラストビート寸前まで大爆走するような曲もあってカッコ良かった。
良い意味でこのバンドに人生かけてない空気がよかった。それでいて確かに青春しているサウンド。CD-R買っとけばよかったかなー。


白波多カミンはめちゃくちゃ良かったし、他のバンドもそこそこ楽しめた。
直前まで行くか悩んでたけど行ってよかったです。

*1:のちに200体以上のこけしを持つこけしフリークということがMCで判明