soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2014/10/22 山本精一×中林キララ @ 難波ベアーズ


山本精一さんのギター二人会シリーズ(?)第一弾。なお第二弾は内橋和久さんとだそうで!


下手に山本さん、上手にキララさんのセッティングがされてました。
山本さんはエフェクターに囲まれた状態。足元に扇状に、さらに卓上の上にも4つ。対するキララさんは1つ(+ペダル)だけ。対照的なセッティングなのが面白い。


上が山本さん。下がキララさん。


 


ちなみにこの日の山本さんのギターは傷だらけの黒ストラト。おそらく七尾旅人の百人組手でネックを破壊したあの黒ストラト*1です!ネックは綺麗だったんでそこだけ取り替えたのかな?
前のワンマンではピカピカの綺麗なストラトを使ってたけど一時的なモノだったのかな?このギターを使ってる時の山本さんが一番好きなので嬉しかったです。


演奏はおふたりともギターのみで勝負。
お互いにリズムを合わせるでもなく、ひたすらギターを弾きまくる。両者ともギターの音色がペンペンズ的な”剥き出し”なところがあって生々しさがありました。黒ストラトは復帰してからさっそくじゃじゃ馬っぷりを発揮してた。やっぱりこうじゃなきゃ!


最初20分ほどは探りあい。山本さんがエフェクタで遊びまくる。
途中からキララさんがメタリカっぽいフレーズを弾いてから二人ともメタル寄りの演奏になっていきました。山本さんのヘヴィメタは結構レア?
そこからは山本さんがメタル/ヘヴィロック的なリフを弾いて、キララさんが短音階の速弾きを重ねるってパターンを何度も。
山本さんのフレーズはモダン・ヘヴィネスみたいな感触で(hed) p.e.とかI'm So Sick / Flyleafに近い空気も感じました。こんなのもできるのねー。ベースみたいな重い音で弾いてたのがめちゃくちゃカッコよかったー 


爆発的な化学反応が起こったわけではなし、似たパターンばかりでお互い手詰まりで終わった感じはしたけど、生み出されてくひとつひとつのフレーズはめちゃくちゃカッコよかったです!
ふたりが普段やってるバンドとはまた違ったギター少年な部分が見れた気がします。


*1:後ろのステッカーを確認できてないので100%とは断言できないですが、たぶんそう。