soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2015/03/27 Mark McGuire、もぐらが一周するまで、Madegg @ CONPASS

ミニマルなギターを演奏するマーク・マグワイヤのライブに行ってきました。客は正直少なかった。


開演前にTシャツ買いながら物販スタッフさんと話してたら、ひっそり横に座ってたのがマークマグワイヤ本人でした;
存在まったく認識してなかったのに急に話しかけられてビビった(笑
音楽の話まったくせずにTシャツの話だけしてました。でも話せたの嬉しい〜。アーティストは日本人より外国人のほうが話しやすいのなんでなんでしょう?

madegg

フロアは一歩も進めないレベルで暗闇。ステージにはラップトップが一台だけポツンと置いてあるのがうっすら見える。ヤバい空間だ〜。大音量でドローンをかかってました。


そのうち、かすれそうな高音域と潰れそうな低音域で構成されるテクノへ。真ん中の音がまったく無い。 めちゃくちゃ気持ちええー。
PV曲からIDMなイメージを持ってましたが、ノイズに片足踏み込んだ凶悪なダンスミュージックでした。イメージとだいぶ違ったけど良かった!


もぐらが一周するまで (ライブペインティング:仙石彬人)

初見。
”もぐらが一周するまで”との野性的な名前からイメージしてたよりだいぶ神秘的な音。
ギターループと太鼓の反復が仙石さんのライブペインティングと合わさってめっちゃ気持ちよかったです。


仙石さんはフロア後方で作業をしてたので、一番後ろにいたらライプ・ペインティングの手元を見れました!
液を注いだり、混ぜたり、スクリーンシートを変えたり……それがステージバックのスクリーンに幻想的な映像になった現れてました。面白い!


仙石さんのライブ・ペインティングで焦点が演奏からブレて音に対する集中力は低下しました。替わりに聴覚と視覚の合わせ技でスゴい空間を造りだしてました。きもちええ〜。


Mark McGuire

あんなん蕩けてまうで……。


Ash ra Tempel的な刺繍のように神経質なミニマルギターかと思いきや、かなりの轟音で極太レーザー光線みたいなギターで驚いた。どっちかというとミニマルよりMogwaiとかポストロックに近いライブでした。


そこらへんのエモバンドも裸足で逃げ出すくらいにメロディが魂揺さぶってきました。ミニマルがほんのり、強烈な轟音が核。ある意味の歌心も感じるようなメロディライン。気持ちよかったなー。
本編ラストは10分くらいのノイズぶちかまし。


アンコールに”1曲だけ”と言いながら25分くらいの曲やっていきました。
この曲のフレーズがとにかくエモくてー。RovoのPhaseみたいな。
この日は入社してから4年間ぐらいお世話になった上司が退職された日だったんだけど、ギターの音色に合わせて当時の思い出とかフラッシュバックして涙浮かべながら震えてました;



意識を別次元に飛ばしてくれるライブばかりの良い夜でした。
マーク・マグワイアはそれほど詳しくないからどうしようかなぁ、と悩んでましたが行ってよかった!