soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2015/10/23 SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER、Buffalo Daughter @ 梅田クアトロ

シーガルとバッファロードーターのツーマン!
シーガルにとっては数年ぶりのクアトロツアーです。

Buffalo Daughter

バッファロードーター、鬼カッコよかった!人力テクノっぷりが最高です!
演奏がバカみたいなカッコよさの人力ダンス・ミュージック。ファンクやハウスじゃなくてテクノなダンス・ミュージック。


松下さんのドラムは相変わらずすごい。ZAZENよりBuffalo Daughterでのドラムのほうが好きかも。「Calling Out From The World Of Echoes」のサビのハイハット連打は何度聴いても鳥肌


「Autobacs」の荒々しいフレーズも最高。ラストはザ・人力テクノな「Cycric」。反復の極地を味わいました。


SSKHKHとBD、昔から仲の良かった二組らしいです。当時の色々なエピソードが飛び出てきました。
松永さんはしきりに”オルタナ復活の日”と言ってました。当時の勢いが蘇る。それが良い空気を作ってた気がします。


BDがかっこよすぎてSSKHKH食ってしまったのでは?とも思いました。
……しかしこのあとのメインがそんなしょーもない心配を吹き飛ばす素晴らしいライブをしてくれました!



SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER

素晴らしかった!


愛葉さん、めっちゃ綺麗になってた。ボブのウィグらしい。めっちゃ若返って見えた。


レコ発なのでニューアルバムからほぼ全曲。昔の代表曲と一緒に並んでもまったく見劣りしないのが素晴らしい。現役として完全復活!
「Damn' it」 → 「no talk」と新譜と同じはじまり。テンションあがる!
「Sentimental Journey」「Pink Soda」「No Star」と昔の曲も織り交ぜながら新譜中心に進んでいく。「Evolution」をBuffalo Daugtherと合体で演奏したりも。感動。


新譜曲に話を戻して、「wannabe」のドライブ感は最高。「Fuckin' blue」の青いメロディに泣きそうに。「Beauty」みたいな実験的な曲も問題なくライブで聴かせてくれる。
新譜は音源で聴くと”あれ?大人しい曲が多いな?”と思ってたけどライブだと落ち着いた印象は全然ない。めっちゃロックでオルタナでした!


バンドメンバーはギター・一ノ瀬さんのワンパク/ヤンチャなキャラがいい。ベースの牛尾さんより目立ってる~。
あとコーラス担当のメンバーの存在がええよなぁ。クールな雰囲気で居るだけで空気がカッコよくなる。



アンコールを経て、Wアンコールで「SEVENTEEN」。
名曲に”やった!”と笑顔で聴き入る客。すると愛葉さんが泣き始めました。歌声も完全な涙声。
驚きの声が上がるとともに手拍子で応援。心から素敵と思える空間だったなぁ。


おそらくバンド復活から新作リリースしてツアーをやり遂げることができて……クルものがあったんでしょう。
涙については語られることなく、独特な余韻を残して終了。


「圧巻」「楽しい」「パワフル」……てなモノよりとにかく「素晴らしい」って言葉がふさわしいライブだった。特別な3時間でした。


もともと高かった期待値を3倍は更新してくライブだったー