soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/04/02 マニ・ノイマイヤー×MANDOG、EXPE×山本精一、mu-neujohn @ 難波ベアーズ

GURU GURUのマニ・ノイマイヤーのジャパン・ツアー。大阪はベアーズで。

mu-neujohn

ギターとドラムのデュオ。ダーク&スペーシーな音作りは好きな部類だけど、間を置いたリズムがどうも自分に合わなくて……うーむ。


山本精一 × YOSHITAKE EXPE

PARAコンビ。向い合って座っての演奏。両者の間には大量のエフェクター。山本さんの横には珍しくスネアとハイハットも用意。


基本は探りあうようにたゆたう演奏。YOSHITAKEさんのリズミカルなタッピングギターに山本さんが乗って一緒にリズムを刻んだり。山本さんのカッティングが”どんなリズム感してるんだ”ってなキレっぷりでゾクっとしました。


山本さんのドラムはブラシ・スティックでひたすら連打。スムーズな演奏ではないけどシャカシャカシャッ!とシマりのある”わかってる”叩き方。わざと特化させてるんだろうな。
山本さんの叩き方はどこかキテる感がある。執拗に殴りつけるような。いつかスネアを蹴飛ばしてくるんじゃとヒヤヒヤしてました。あんな形相でブラシスティックを叩く人を初めてみた;
ギターも一瞬だけノイズを入れたり緊張感のある即興。良かった!

マニ・ノイマイヤー×MANDOG

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メインのマニ・ノイマイヤー×MANDOGが素晴らしかった!
マニさんがもう70代半ばだというのに元気。日本語を交えたMCを笑顔でするし、ドラミングも延々と叩き続けるトライバルなスタイル。ドコドコとパワフルに叩いてて……末恐ろしい70代です。


マニさん恒例の食器やらの金物を地面においての演奏はライブ前にやってました。カンカンっ!と気持ちいい音が生命感いっぱいに鳴ってて笑顔にさせられる。一瞬で会場の空気を持ってったなぁ。


ドコドコしたマニさんのドラムに、細かく刻むMANDOGのギターはぴったり合っててナイスコラボだった。
MANDOGといえばひたすら反復のイメージあったけど、エフェクタでノイズを撒き散らす場面もあったりで興奮した。(この時に必ずするガッツポーズと笑顔がかわいいw


演奏途中でマニさんからキックペダルを変えたいと指示がありました。
ベアーズのスタッフさんが演奏中に持ってきたらスタンディングドラムに切り替えてその間に差し替えっていう凄技も。ライブ=生でした。


4セットぐらいやって約1時間のライブ。最後はさすがにマニさんも疲れてきた風もあったけど叩くコトは一切止めない。ずっとドコドコ。あっぱれです。
マニさんとMANDOGの笑顔が魅力的で、MCも面白くて、和やかなムードで昇天させられました。



日本語音声が流れる子供のおもちゃで音を鳴らしたりもしてた。最後の演奏が終わった後にそのおもちゃで「ありがとう!」って鳴らしてたのがおちゃめでした~。