soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/04/17 bird、NakamuraEmi @ 梅田クアトロ

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梅田クアトロ5周年イベントのひとつ。

NakamuraEmi

前回はギターとのデュオ形式。今回はバンド形式。
バンドになると音の情報量が多くなって、直な歌詞の力が弱まるんじゃ?とも思ったけどいらぬ心配でした。
詞、歌、身振り手振りでNakamuraEmiの表現に意識が集中する圧倒的なオーラ。ホンマモンです。


歌詞に空想の登場人物や出来事は一切ない。1mmたりとも自分の人生/人間のことから外れない。そのピュアな自己表現に胸打たれます。いま1番歌詞が面白い人だと思う。


ラップに近い歌い方が特徴的だけど、しっとり歌い上げる曲もめっちゃ良い。「めしあがれ」と「ボブ・ディラン」はグッときた。”恋をしたら守るものが増えて もっと強くもなれるんだろう”ってフレーズはええなぁ。


人生語る系楽曲の極みである「メジャーデビュー」は何度聴いても熱くなる!”一緒にやっていくんだ”をバンド全員で歌うのがたまらんなぁ。


歌ってる時は凛としてるけどMCは低姿勢で気遣いできる人ってのがよく伝わってくる。
アーティストの良いトコロが芯にあって、アーティストの悪いトコロが感じさせない。とにかくライブを見てて気分がいいのです!


バンドはギターとドラムがめっちゃシャープ!他もうまい。
ただ歌と詩に集中しちゃうから身体が完全に音に持ってかれる、って感覚はないタイプかも。
NakamuraEmiの歌を中心にしてる演奏。


bird

birdさんはアコギ(樋口直彦さん)とパーカション(GENTAさん)とのアコースティックスタイル。
ベテラン2名の演奏はさすが上手い&渋い。ゆったりと聴ける心地よい時間だった~。
あと関西バリバリのMCが面白かった(笑)


「マインドトラベル」の時だったかな?ギターソロの後ろでちょいズレた裏でグルーヴ取ってたGENTAさんのカホンがめちゃくちゃカッコ良かった。
クリス・デイヴとかに通じる変わり種グルーブ……をさらっとやってしまうのがたまらんなぁ。