soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2018/05/13 森、道、市場 2018 (Polaris、SPECIAL OTHERS ACOUSTIC、サニーデイ・サービス、くるり、toe、大沢伸一) @ ラグナビーチ&遊園地ラグナシア

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ずっと前から気になってた愛知のフェス。ようやく行けました!ちなみにこの日は自分の誕生日~。
シャトルバスじゃなくて三河大塚駅から歩いていきました。全然歩ける距離。バス待つくらいなら歩いたほうが良さそう。


遊園地ゾーンと海ゾーンで開催。
遊園地は本当に遊園地の中でライブしてる!新鮮な感覚!遊園地の一般客ともごっちゃになります。
シチュエーションは最高……なんだろうけどあいにくの雨で苛酷な環境に様変わりしてた;


最初は”これぐらいの雨、去年のフジロックを経験してる身からしたら全然だぜー”って感じだったけど、途中から”あ、フジと同じ……下手するとフジ以上に辛いかも”……ってなりました;雨に対する準備と覚悟が~。


フードは他フェスになり変わり種が多くて面白かった~。どれもおいしかったです!雨の中、ホットジンジャーチャイには助けられた……身体の芯から温まる。


運営は正直ありえないくらいに不親切。列があってもなんの列かわからない。ステージへの道順はまったく書いてなくて遊園地内で迷う。ゴミ箱がほぼ無い。スタッフが圧倒的に足りない(なので道を聞くこともできない)
サイトに情報はあるんだろうけど現地にまったくない。常連なら問題ないんだろうけど初心者は絶対混乱する。


でも遊園地のスタッフさんや市場で出店してる人達は楽しそう&親切。ゆえに空気は悪くないそこに救われました。
豪雨だから助け合いの精神が働いたのもあるかも。


Polaris

リストバンドの交換場所をやっとの思いで見つけ、遊園地に迷い込んで、異常に長い海エリアへの列を抜けて……たどりついたサンドステージ。(客のすぐ後ろが海岸)


ステージに近づくと聴こえてくるPolarisの「檸檬」。苦労した分だけ最高の音楽に救われた!


nabowaのドラムさんをサポートに迎えた3人体勢。


檸檬」のあとにsalyuを呼んでの「光と影」をやって最高でした。良いメロディだ。


ラストは”こんな場所(海岸)でこの曲が出来るなんて”とスタートしたフィッシュマンズの「Season」カバー。譲さんが気持ちよさそうにベースを弾くのに涙。


いまのnabowaドラマーをサポートに連れての編成はすごく良いと思います。軽快であり、ドープである。温かくて、切ない。Polarisのいいトコロがガツンと出てる。


Special Others Acoustic

スペアザ本体は何度か見てるけど、この名義はしっかり聴いたことがありませんでした。
”しっとり系かな?”と思ってたけど……めっちゃ軽快じゃないですか!
もしかすると本体よりノリがいいかも。ロックじゃなくオーガニックに楽しくスキップしてる感じ。こういうアコースティックなのねー。


本体のセルフカバーも含め聴きやすい曲ばかり。良い意味で実験的になりすぎてない。
アコギでめっちゃ良い音出してたり、ピアニカ&鉄琴の音が素敵だったり……心地よさにあふれておりました。こっちの名義もめっちゃええやん!今日一番の収穫! 


とにかくアコースティック名義なのに軽快でダンサブルってのが衝撃でした。



雨がすごくてフェスとは?ってな状態に。
ここはどこの被災地ですか?


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サニーデイ・サービス

素晴らしかった!
『The City』のドープさではなく『Popcorn Ballad』のストイックさが前面に出てた。
曲も『Popcorn Ballad』中心。ただ『The City』にほんのり漂う”狂気”は感じられた。
音の研ぎ澄まされっぷりに目の前に客がいるの忘れてるんじゃないかと思う時がある。


田中さんのベースがやっぱり好きです。
機械のようにリフを弾いてる時は人力sleaford modsってな説得力がある。
かと思えばブレイクでめっちゃメロディを弾いたりする。
琴線を刺激する旋律はギターよりベースが担うことが多い。その常識外な構成にまた狂気を感じます。


「クリスマス」や「白い恋人」などの歌モノは無し。常にストイックなリズムキープが展開するライブでした。
ライトに照らされる豪雨の中での「セツナ」の大暴走は鳥肌モンの迫力。
フジロックで前出番のオウガがやったこと(大雨での爆発)を森道市場で繰り広げてました。 



サニーデイ終わりに台風ばりの豪雨&強風になってきました。
レインコート着てても雨宿りするレベル。
そんな環境でも音楽は鳴ってる。
どんよりした空気で楽園とは程遠い。
とても美しい景色だなと思いました。


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くるり

豪雨のあと、海エリアは被災したあとみたいな空気が漂ってて……みんなの体力&心のメーターが限界に達しそうな時間帯にくるりがスタート。


一曲目に「ハイウェイ」。
パッと明るくなるみんなの顔。ステージ前だけなく市場や通路を歩いている人達もみんな口ずさんでる。一瞬で良い空間に。この時間帯がくるりでよかった!


「ハイウェイ」に続いて「ロックンロール」!
疲れが一気に吹き飛びましたー。岸田さんは”サービス曲”と言っておりました;でも救われた!


岸田さんは妙にテンション高い。ライブ前にメンバーで海に飛び込んだそうな。それが新しいアー写になるんだそうな。




サービス曲のあとはちょいマニアック&新曲。
東京オリンピック」って新曲は完全に70'sプログレ・インスト!しかも芯をばっちし押さえてる&カッコいい。変拍子バンバン、仰々しいオルガン・シンセパートとかも。
琥珀色の街、上海蟹の朝」でシティポップを軽々とこなしたのと同様に……こんなのもできるのかー。


”森道市場ってどういう意味でしょうかね?”
”食べ物?”
”海に飛び込んだけどいませんでした”
”なにカマ的な”
と”下手くそか!”ってな匂わせ方で「琥珀色の街、上海蟹の朝」を演奏して締め。
すっかり代表曲。イントロのギターがムーディーでめっちゃ気持ちよかった!



toe

toeがバンドライブのトリ。
遊園地ステージというファンシーな場所でのライブでした。こんなトコでtoeが演奏するのが面白い;


圧巻のライブ。腕と喉の血管がブチギレそうなエモーショナル。
「My Little Wish(だったと思う;)」終盤の大爆発はイナズマみたいな迫力だった。かっこええ!


山嵜さんは転がりまわって弾いてるし、美濃さんもギターをネックから地面に突き刺すようなアクションが鬼ほどカッコよかったです。
なのに曲が終わったら山嵜さんが”いまので腰おかしくした”って言ってたのには笑った; 


最後は「グッド・バイ」→「Song Silly」とボーカル有り曲2つで終わり。「Song Silly」は歌が上手いわけじゃないのに妙に耳に残るんだよなぁ。


+アンコールにインスト曲でもう1回爆発しての終了でした。 


小雨のなか繊細に音を紡いだ前半はホント心地よかったし、強まってきた雨のなか爆発した後半は映画のようなカッコよさがありました。
ステージの床を跳ねる雨が緑色の照明に照らされて演出のようだった。震えたなぁ。


大沢伸一

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遊園地エントランスでのDJエリア。
大沢伸一が最後に回してるのを見て帰りました。
遊園地でみんなが踊り狂ってる光景にはおぉっ!ってなった。


テクノを中心にしたDJ。若干微妙なプレイだったかな;
最後にアンセムとばかりにMONDO GROSSO名義の「ラビリンス」を流して気持ちよく締め!



雨でホント辛かった森道市場。
でもライブはホントよかった。
見たのはベテランが中心。”雨なんて跳ねのけようぜー!”みたいなMCはしない。むしろ関係無い話ばかりしてる。でも音で雨にさらされる客を包み込んでた気がする。それが良かったなぁ。


toeのエモーショナルが最後に全部昇華させてくれた!
すんごい誕生日でした;

2018/05/11 OGRE YOU ASSHOLE、Okamoto's @ BIGCAT

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Ogre You Assholeのツーマンツアー。大阪の対バンはOkamoto's。
音楽性はだいぶ違う二組。両者とも歩み寄ることなく自分たちのスタイルのライブをしておりました。
結果ハマ・オカモトが言ってた”なんで(初対面の)俺たちが呼ばれたのかわからない”ってなツーマンに;
オウガが呼んだってのが面白いんだよな。逆ならわかる。

OKAMOTO'S

オウガに合わせることはなく”イマのバンドのスタイル”でありました。
ファンク/ロックンロールよりヒップホップ/R&Bのブラックミュージック要素が強いロック。


メンバーの身なりも全体的に落ち着いてきたかな?
それでも各プレイヤーに華があるんよなぁ。
特にギターはカッティングにソロにキメまくりでありました。


ただ個人的には『Let It V』以前のファンク/ロックンロール色の強いナンバーも織り交ぜてほしいなぁ、と思ってたり。クールもプリミティブもどっちも魅力のあるバンドだから。


OGRE YOU ASSHOLE

オウガは相変わらずの裏切らない裏切りでスゴすぎました。まだ進化/変化してる!!


研ぎ澄まされた周りを寄せ付けない集中力を増しながら、ロック/オルタナな熱さが加わってきた感じがする。
2年ほど前の「ワイパー」を再度やりはじめたポップ強めの路線からまた方向を変えてるー。




中盤に「ロープ」のMeditation ver。
ライブの最初に導入的な役割で演奏することが多かったから意外なセトリ。導入的でなくがっつり演奏してました。新鮮。そして良い。


「ロープ」からノンストップで始まった「フラッグ」のBPMが異常なまでに遅かった。落差に恐れない堂々としたライブ展開にゾクッとしました。


続く「見えないルール」はオルタナな新アレンジ。
もはやヘヴィロックバンドみたいなリフとグルーヴ。ギターソロ前にもうガチ・オルタナな新展開あり。めっさかっこいい!
MDT 2017でライブ中に覚醒した(アレは覚醒としか表現できない)”オルタナな演奏”をアレンジに取り入れてる。今までに加えてもう一段階展開が増えております。それがアホほどカッコいい。


もしやGEZANがスティール・アルビニにプロデュースされてるのに感化される?考え過ぎか;
オルタナな新アレンジに触れるとマヒトさんの「いまはオルタナが間違いない」って言葉を思い出す。


アンコールはLong ver.の「ロープ」!meditation verやったからもう無いと思ってた!
リフやリズムが鳴る前から最初のジャラーンってギターで「ロープ」とわかる、のがゾクゾクする。
馬渕さんはギターソロで暴れまわっておりました。それを見てニヤっと笑う出戸さん。たまらん~。



ライブ全体では、出戸さんのギターがかなり前に出てきてる印象。馬渕さんと出戸さんの”ツーギター”って側面が強くなってるなぁ。
まだまだ楽しませてくれます!


そして、当然のように”なぜOkamoto'sを呼んだか”の説明はありませんでした。基本MCしゃべらないからな;


2018/05/05 こんがりおんがく祭 2018(二階堂和美 with Gentle Forest Band、汝我が民に非ズ、オシリペンペンズ、スチャダラパー、neco眠る、シャムキャッツ、DODDODO BAND、YOUR SONG IS GOOD) @ 大阪城野外音楽堂

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YOUR SONG IS GOOD


”フェススタートのブースター的にやろうと思います”と宣言してスタート。
盛り上げすぎることなく『Extended』の曲中心の心地よいグルーヴ。
肉体より精神をまず気持ちよくしてくれました。


「New Dub」「Mood Mood」「Double Slider」「On」など。
迷いなしにゆったりグルーヴを披露するのは余裕すら感じる。
スタート、ピーク、クライマックス……イベントのどの時間帯に出ても最高のライブをしてくれるなぁ。


何度見てもトロンボーンが管楽器ひとりで引っ張ってく力強さにグッとくる。一人一人のエネルギーの強さよ。




司会のナイトサパーズが2組目にして"宴もたけなわでごばいますが〜”と登場してきた
飲んでる間は気持ちよさしかないけど、酒が切れたら酔いでダルさしかない。


DODDODO BAND

いままで動物的だったDODDODOさんの動きが今回は人間的だなぁと思いました。それゆえに音楽も”奇”より”温かみ”が強く感じられました。


途中でまさかの和田しんじさんのタップダンスタイムがありました;
特別上手いわけでもないけどなぜか二回もやっていました;


最後に千紗子と純太(CASIO温泉のneco眠るに参加してる人とBIOMAN)がゲスト参加。BIOMANはギターを演奏。激しく動きながら弾いてました。BIOMANが機敏に動いてるのをはじめて見た(笑)

 

シャムキャッツ

全員が黒髪になってる!


力みすぎない、生意気すぎない、アンニュイグルーヴのロック。
コードを鳴らすアコギが気持ちいいんだよなぁ。


変わったアレンジの曲もいくつか持ってるけど、今回はオーソドックスに楽しめるロック曲がメインでした。 
しっかり自分たちの役目をした感。
こういうロックもしっかり用意してるのがこんがりの良いトコだなぁ。アバンギャルドだけじゃない。




DJの荒川さんが流した「らいおんハート」に号泣しました、31歳。世代ですねん。
その直後に電気グルーヴ&ハリウッドザコショウの「ゴキブリ男」へ繋げるってどういうこと;
さらにそのあと奇妙礼太郎verの「赤いスイートピー」でまた涙がとまらんくなりました。

neco眠る

最新作を中心にユアソンと同じく盛り上げすぎない最高の盛り上がり。
なお森さんは盲腸で不調のため座って演奏。


「Typical Step」「XLT」などに並んで「KANIMISO」がセトリに残ってるのが嬉しい。






栗原ペダルさんのギターは加入時に比べてわかりやすくリズムを刻む事が増えた気がする。踊れるリズムを弾いてる。


スチャダラパーのゲスト参加も良かったし、なんたってニカさん&DODDODOさんのWボーカルでの「猫がニャ~て、犬がワンッ! 」のスペシャル感が最高でした。
たぶんほぼぶっつけ本番。二人が譲り合いながら楽しそうに歌ってたのが印象


スチャダラパー

ストレートな3MC+DJスタイル!!



ちょっとこの日のスチャはヤバかったな。アンセムをあえて使わず、こんがりのゆるい空気を400‰味方つけてのライブ。
面白いMCにしっかり盛り上げるヒップホップ。さすが。


春の曲ってことで披露された「ハルマゲドン」。おどろおどろしいトラックに政治的メッセージ性の高いラップ……なのに最後に”親子丼”、”かき揚げ丼”と◯◯丼を連呼するだけとまさかの展開。カオスだ


「ミクロボーイとマクロガール」は完全にアンセムになりましたな。イントロ、バウンシーなラップパート、極上メロのサビ。最高だー。


スチャのMCはいつもANIの狂気の部分がサラッと出てくるのが面白い。東野幸治を思わせる。一番のベテランにして一番毒がある?



ナイトサパーズの挨拶でロビンさん”おかげ様で私の痔も治りました” → 観客が拍手。
なんだコレ。こんがりはカオスです。

オシリペンペンズ

むちゃしすぎないモタコさんと確かなロックのカタルシス
3人の演奏にピリついた空気はほぼ無く。純粋にロックしてた印象。


モタコさんはまず会場の後方へ大移動。物販のテントに登ってアジテーション
見知らぬ子供もテントに乗ってきて”すげーなお前。よし一緒に降りようか?”とすぐ下に降りる気遣い。すっかりお父さんだ(*´ー`*)


曲がストップして、モタコさんが客席を歩いて酒を飲んだり話したりしてるだけの場面がありました。なんだったんだアノ時間は……; 


汝、我が民に非ズ

前にCONPASSで見た時よりさらにロック成分が減っていた気がする。歌詞書いたメモを片手に歌う町田さんの色気がヤバいんよなぁ。


フェスの持ち時間なのでMCはほとんどなかったのがちょい残念。歌だけでなくしゃべるだけでも言葉が面白い人だからなぁ。

二階堂和美 with Gentle Forest Sextet

トリにふさわしいゴージャス感。歌のパワー。フリーダムな歌でありながら地力がすごいので安定感抜群。
ジャズでオサレな演奏ながらパワフルで楽しい演奏でありました。基本は楽しい曲が多かったかな?


Sextet編成だとジェントル久保田さんは指揮者でなく全編で演奏するのね。
ステージデザインが変わったわけでもないのに、このときだけ見える景色が違ったなぁ。歌謡ショーを見てる感覚でした。


MCは詳細は覚えてないけど”色々とあるよね。高畑監督とかね。”とサラッとだけ高畑監督に触れていました。
その発言のあとに一曲挟んでから「いのちの記憶」を歌っていました。温かみのあるメロディとニカさんの歌声にグッとくる。
しんみりするアレンジをするのでなくパワフルに。そこに歌の力で心を込めていた。


続いてスムーズにイントロがはじまった「お別れの歌」。”お別れの時 恐れはしない 必ずまた逢えると信じて”。
元気にお別れをする歌詞にまたグッときました。



アンコールに答えて戻ってくるとスタートしたのは「今夜はブギー・バック」。
全出演者がステージに登場。
ラップはもちろんスチャの二人。ボーカルは基本ニカさん。
最後はDODDODOやカシオ温泉の人達とマイクを共有して笑顔で歌ってました。素敵な絵。 


音楽を奏でているのは二階堂和美 with Gentle Forest Sextet feat スチャダラパーという感じでした。
でも全員がステージの上にいるってその光景が素晴らしかった。
あのお祭り感は最高ですな。アレンジもオシャレでカッコよかったー。

2018/05/04 MDT Festival 2018(ROVO、坂本慎太郎、GOMA & Jungle Rythmn Section) @ 日比谷野外音楽堂

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今年も行ってきました、一年で一番好きな日・MDT Festival!



開場してライブがスタートする前の時間。みんなが音に酒に酔う準備をしはじめるMDTの空気がすごく好きです。あの民族音楽なBGMがええんよなぁ。
なんで、入場して、グッズ買って、お酒を片手にフラフラするだけでこんなに楽しいのだ!!



そしてライブ始まる前からほろよいがカラになりました
ひとり用。



GOMA & Jungle Rhythm Section

MDT 2012に交通事故/記憶障害を乗り越えて復活してのライブ。
6年後の今回。新曲を携えての出演。なんてドラマチックな。音楽って、人間ってすごいな。




「OMOTINO」のSEでスタート。
まずリズム隊3人が登場して「DRUM & DIDGE」のビートを叩き始める。しばらくしてGOMAさんが雄叫びを挙げながら登場。いきなり手持ちディジュリドゥで煽りまくりながら吹く!今までにないパターン!


新作『Starting Over』の曲でほぼ構成されたセトリ。カウベルが大活躍なミドルテンポ・グルーヴでどんどん踊らせてくる。
GOMAさんがメンバーを見る回数がいつもより多かった気がする。4人で作り出すグルーヴ。バンド感!


「ONE GROOVE」も「Riodidgeneiro」も無し。新曲で攻めてきた。これにはスゴい意味があります。新曲を覚えて野音で爆発させてる!
旧曲より落ち着いた、けど沸々とエネルギーを感じる楽曲に踊り狂いました~。


ライブが終わって”最後まで楽しんでー!”と叫んで嬉しそうな笑顔で帰っていくGOMAさん。
最近のライブはVJありが多かったけど今回は無し。生身のGOMA&JRSに直で対峙しました。とにかくひとつひとつの音が心地よかった~。



そしておかしい。一組目が終了した時点で黒霧島を含めもう一本しか酒がない。



坂本慎太郎

本人(ボーカル/ギター)にドラム、ベース、そしてパーカス/サックスの4人編成。
ダブ的なずっしりしたグルーヴでゆらりゆらりと踊れる音でありました。
歌ありだけどMan Drive Tranceしてた。ベースはOOIOOのAYAさん。


最初は座っての演奏。
『ナマで踊ろう』のジャケがそのまま現実に表れた感覚。
途中で立って演奏。ちょこちょことサイケなギター・ソロをかましておりました。ソロがどうこうより全体のアンニュイかつドープなグルーヴがとにかく気持ちよかった。


坂本慎太郎のときは基本的に開場をウロウロしながら聴いてました(MDTの二組目はだいたいそうしてる)
楽しそうに音に揺れている人達を見ながら、スキップするようにうろつくのが楽しい。
歩行スピードに合うBPMが心地よかったです。


すれ違う知り合いはみんなすでに酔いまくり。
言葉をかわさずニヤッと笑って酒をかかげる。最高です。


ROVO

ROVO!2018年一番最高な時間が始まります!




新曲を中心にしたセトリ。
ガンガンにアゲるよりは落ち着いたトランス感がありました。今回のメンツにはぴったりなグルーヴ。


新曲でロックなギターがうねる曲があって新境地な曲調でした。「MIR」のギターをさらにロックよりにした感じ。めっさカッコよかったなー。


音源済み曲は「ECLIPSE」と「Na-X」。
ECLIPSE」は山本さんのアレンジが入りまくり。聴いたことのないフレーズがいっぱいありました
「Na-X」はドラムバトルと連なってスタート。興奮より馴染みのイントロという感覚。後半のアッパー部分より前半の重いグルーヴを待ち望んでる自分がいました。大人になったなぁ。


自分が端にいたのもあるかもだけど、例年にくらべて客の乱痴気騒ぎは無かったように思います。
自分のテリトリーで、自分のグルーヴで、自分の踊りで楽しんでる人が多かった。心地よい空間でした。


後半の照明が印象に残ってる。
しっかり輝く白い光が、生き物のように力強く動いていた。
迫田さんのVJはよく動物を映していたけど、その気配を光で表現したような感覚。
クライマックスになるにつれカラフルになるのでなく力強い”白”が目立つ。なにやらモノゴトの”芯”のエネルギーを感じました。


アンコールは「SINO DUB」。
いままではクライマックスに入る前くらいに演奏される曲。ROVOの中では間隔広めのグルーヴでピョンピョン飛んでる野音が好きでした。
そんな曲がついにアンコールに起用されたってのは感傷深い。今回のメンツ、セトリならコレ以外の締めは無い!



ROVO終わった後に隣の見知らぬお姉さんに”もう終わり?アンコール終わったの?”って訊かれて”そんなこともわかんなくなってるんかーい”と思ったけど、自分もアンコールの拍手した記憶がないぞ;一回メンバーはけたっけ?



今年はアッパーな展開より沸々と、力強く身体に入ってくるグルーヴを感じるMDTでした。
新曲を記憶してきたGOMA & Jungle Rhythm Section。
日本で滅多にライブをしない坂本慎太郎
新曲を大量投下してきたROVO
今回のテーマは新しい曲/一歩かな?みんな、まだまだ前に進んでる!



氷結3本
ほろよい3本
黒霧島ワンカップ1.5本
白秋ミニスキットル
レッドブル2本
お茶ペットボトル2本
いっぱい飲んだ。めっちゃ楽しかった!
フラフラになりながらもなんとか新幹線で大阪に帰れました。
早くも来年のMDTが楽しみだ―。


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2018/05/02 Cradle of Filth @ 梅田クアトロ

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メタルの邪悪さを極限までエンターテイメントに昇華。
完成されたライブショーでありました。キャラ、楽曲、演奏、演出が徹底して楽しめるように考えられてる。


一部の人間以外にはダサいと認識される行為/音楽をなんの迷いもなくやるカッコよさよ!




長髪ギターのキャラがめっちゃ好きでした。
生気の無いメイクをして変な動きをしてる。ギターを弾かずに指揮者の動きをしたり。
かと思ったら普通ならオルタネイトで弾く高速フレーズを全部ダウンピッキングで弾くスゴ技を披露したり!手の動きが高速すぎて残像が見えてました……。


基本みんな怖い顔をして演奏してるけどキーボードの女性だけ笑顔。すんごい楽しそうに演奏してる。
たまにメンバーがキーボードの前に行って喋りかけると彼女はめっちゃ笑ってる。どんなやりとりしてるんだろう?(笑)


ダニさんはスクリームからホイッスルまで色んな声色を使い分けて叫び続ける!よく喉潰れないなぁ。
叫ぶたびにピョンピョンと身体が跳ねるのがなんかカワイイ(笑)





美しさと暴虐性を兼ね備えたブラックメタル。ラウパの大舞台で見た時のようなスケールの大きさは正直感じられませんでした。
でも、ときおり聴こえてくる優しいキーボードの音や、音を詰め込む高速ギターリフにはテンションあがりました。


あと、久しぶりに曲に入る前に曲名を絶叫するタイプのライブだったなぁ。なんだかんだで高まる!


あとあと、ダニさんが一回捌けたあとにめっちゃニコニコして帰ってきたのはかわいかった(笑)


2018/04/28 AURORA HALAL、行松陽介 @ CIRCUS OSAKA

行松陽介

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アヴァンギャルドすぎない行松さんのDJ。良いです。


お客さんはそれほど多くなかったけど関係無しに脱いだー!さすが。

Auroea Halal

音は文句無しにカッコいいんだけど……どうも盛り上がりきってない自分がいた。
うーん、客が少ない&おとなしくて歓声とかがなかったからかなぁ。


2018/04/28 ASA-CHANG、エレファントノイズカシマシ、ニューヤクザ @ 難波ベアーズ

ニューヤクザ

4人組の即興ノイズ/ジャンク。


ムーグ、エレクトロニクス、ギター、サンプラーを扱う。
酒&タバコを持ってヘラヘラと歩きまわり踊りながら自由に音を出す。
うーん、どついたるねんやNDGが苦手で、CASIO温泉がギリな自分にはちょい苦手な空気だったかなぁ。


ヒップホップ/トラップビートを軸に、音楽らしくないフレーズを好き放題にかぶせていく演奏でした。
服を脱いだり、客席をさまよったり……フリーな感じ。


ビートのセンスはなかなかなんだけど全体の音や展開には”おっ”となるトコなかったかなぁ。ムーグの音は好きでした。


と、今回はこんな感想だけどライブ動画とか感想とか漁ってると4人で固定というわけでもないみたいだし、ニューヤクザがグループ名なのか個人名なのかもわからないし、音楽性もかなり変動するみたいだし……おそらくまた見る機会はありそうだし、そのときは感想が変わるのだろうか?

エレファントノイズカシマシ

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初見。めっちゃ良かった!


この人たちこそ自由にやりたい放題なイメージあったけど、いざライブを見てみると真摯にノイズに向き合ってピュアなノイズ・ライブでありました。




ディジュリドゥ、ギター、エレクトロニクス×2、鉄ノイズ、ベース&スクリームの6人が一体となってノイズを展開。ゴチャゴチャした感覚はなくスマートな音の感触でありました。


片岡フグリさんの御曹司のようなスマートな体型……での鋭い目つきとカリスマアクション!カッコいい!


最初はディジュリドゥのみでスタート。そこにノイズが乗り。コイル系リズムが乗り……。
ギターが細かい単音を延々と弾き続けてるセンスと演奏力。いいなぁ。
ボーカル(?)がウィスパーからのスクリームでテンションをコントロール
音が全体的にパーカッシブでSWANSを感じるトコロも。


リズミカルなノイズが重なり、どんどん爆音になっていくのに興奮。
“東京からきたエレファントノイズカシマシです”と挨拶も途中で。スマートだ。
ピークでボーカルがベースを持ってインダストリアルなギョリギョリ低音。スプレー缶かなにかで弾いてた?


メンバー紹介をしてから“バラードで終わりにします”と言って、開始一秒からMAX爆音のノイズ!!強烈や!!
10分ほどでフグリさんが合図してきれいにストップ。かっこええ〜〜


たしかな演奏力。
ディジュリドゥやギターの音楽的要素とノイズの非音楽的要素のバランス。
ビートが活きたままクレッシェンドしてく音量。
爆発力。
空気。


良いトコロいっぱい。見れてよかった〜。


ASA-CHANG

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ステージの真ん中にボンゴをぽつんと設置。
隣にはオルゴールのような見たこともないミキサーが登場。
スタート前から興味深さの塊みたいなセット。


ボンゴをたまに叩いたり、トラックを流したり、スイッチでサンプラービートを挟んだり……ってなパフォーマンス。


トラック、リズムはクセのある残りモノばかり。ノレるようなノレないような;
ミキサーについてる舵輪は回すとヒューン♪って音が鳴る。意図はなんなんだろう?(笑)アクションと音のひょうきんさになんか笑っちゃう。


トラックは民謡リズムとかブレイクコアみたいなのが主。
途中からなぜか相撲のインタビューを流しはじめてボンゴを叩く。なんだコレは?
説明もなく、インタビューとリズムがそれほどシンクロすることもなく……意味不明なパフォをみんなで眺める;
でもなんか心地よさありました。


月亭可朝さんの曲に合わせてボンゴを叩く場面も。
今年の年始にベアーズでライブする予定だったが体調不良でキャンセル、そのまま亡くなった可朝さん。
追悼の意でしょうか?
とんでもない歌詞とボンゴのアフリカリズムの融合。妙な味わいがありました。


めっちゃ心地ええとか、興奮する!とか、音楽的な快感が〜とかはありませんでした
うおお!って感じじゃないからアンコールの拍手とかも起きませんでした。
基本、意味不明だし;


でも不思議とライブを見た満足感はありました。
すごく満たされてベアーズを後にした。
変わったライブでした。
ベアーズらしいモノを見た気がする。