soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2018/03/08 山本精一 ~リズムとギターによる複数のアンサンブル~ @ 難波ベアーズ

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山本精一さん。リズムマシン v sギターと称されたライブ。
音源化して欲しいレベルの名演でした!!


ビートにこだわらずお経も飛び出すリズムマシンとの共演もさることながら、演奏が純粋に素晴らしかった!
先日の想い出波止場に行った人なら笑いと感動で満たされる最後の2段オチも見事。いや〜、よかった!





フロッピーを使うリズムマシン & PCで音を流しながらギターを演奏。山本さんがたまにやるスタイルではあります。ルーパーも多用してて音に厚みがありました。
2部制で各1時間ほどの演奏。


第一部はリズムマシンを使ってもほとんどビートを鳴らしてませんでした。
鳥の鳴き声、般若心経、葬式の鐘、話し声、心電図……などの環境音。
そこに乗るギターの音色の厚みと完成度がすごくて!リアルタイムでサウンドトラックが作られていくかのよう。
それも極上の!


般若心経に絡むサイケなギターは新感覚だし、心電図に音響派なギターを絡めるのはすこしブラックでクスッとしました。昇天していく……。
ギターの演奏が全体的に活き活きしてました。ロングトーンより短い音を練り重ねていく。
独特の世界観を味わえた第一部でした。



休憩を経ての第二部はシンプルなビートに合わせてギター。
ギターキッズならまず一度はやるコトだと思いますが、名ギタリストの山本さんがやると……素晴らしい演奏に!
かなりファンキーな演奏でヒャッホー!とか叫びだすんとちゃうかと思ったほど;


演奏はよくやる音響派系統、サイケ系統、クラシカル系統とも違う新たな側面。ひたすらロックな演奏。
リズムマシンに乗って弾きまくるギターキッズな空気がありました。


ネックの端から端まで指を滑らせてギュイギュイギュイーンとゴキゲンに鳴らす珍しいプレイもありました。


この日の山本さんのギタープレイはAlbumLeaf等のポストロック/ニカ系の繊細さ、nabowa等のインスト系のオーガニックさがありました。名作のサントラのような響き。
それでいて実験性やテクニカルな面もがっつり詰め込んでる。素晴らしいとしかいいようのない演奏。


シンプルなビートに合わせてガンガンに弾きまくるギター。そこにPCからアフリカ民族系の歌も聴こえてくる。
そのまま高まっていって、シャーマニズム系大トランス状態に!一人でやってるとは思えない音の厚み。一人ROVO、一人Juno Reactor状態!興奮!!


演奏がノリにノッてるトコに、ビートが”カーン!カキーン!”と一定間隔の鉄打撃音に切り替わる。こりゃいいインダストリアル・ビートだ。微妙にリズムがヨレるのが良い。そこに乗るゴキゲンかつ切れ味のあるギターがまたカッコよくて~。


鉄打撃音をプツッ!っと切って唐突に終了。これまたよし。
”今のは鍛冶ですね”とネタばらし。なるほど!天然のインダストリアル・ビートだったか!



アンコールは”最後は気持ちよく終わる感じで”、とまったりめのギターでスタートするも、1分でビートを鳴らしてまた弾きまくる。
ちょいブレイクビーツ系のリズムに優しくも弾きまくりなギターが絡んで……こりゃ気持ちいいや~。


1部2部で違ったスタイルが聴けて、アンコールも気持ちよくて今日は最高やな……と浸ってると、突如聴こえてくる”ビョンビョビョン♪ワン!ワン!ワン!”のリズム。
先日の波止場で会場の失笑を誘った「エーデルワイス」です。感動を1秒でぶったぎるフニャフニャビート(笑)


”ビョンビョビョン♪ワン!ワン!ワン!(エーデルワイス)”で脱力…かと思いきや、このビートに合わせてニール・ヤング的な感動的な歌モノロック伴奏を重ねはじめる。
これが素晴らしくて……あのビートがこんな輝きを持つなんて。問答無用で感動しました。見事な二段オチ!


生き生きとした山本さんのギター演奏。
2つのスタイルのリズムマシンとの絡み方。
シリアスだけど遊び心を忘れない姿勢。
やー、素晴らしい演奏でした!今年の山本さんソロのベストライブ候補!

2018/03/04TY SEGALL、DMBQ @ CONPASS

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DMBQ

ロックなリフまみれのロックなDMBQでした。ガッツリ2時間でお腹たっぷり!


増子さんが自分の顔を殴りまくって顎(口の中?)から血がダラダラ出てました。
”血の味がしてきましたわ。調子がいいってことですわ”って狂ってるなぁ。
ハイキック、泡ヨダレ、背面反らし、ガスマスク、そしてギター……とたっぷり楽しませていただきました!


和田さんのドラムはすごいの一言。
ドローン中にハイハットをけっこうな力でひたすら叩いてた。
終盤のスロー動作でスティックを下げてく→スネアに触れた瞬間にワイルドすぎる爆裂ドラムソロの流れは震えた!


あと和田さんがガムテープで"ズボン"を補給してた;あのガムテープはドラムじゃなくてズボンのためにあるのね;



後半にジェット気流のようなシュゴゴゴってな音のドローン/音響ノイズな演奏がありました。
このときの音量はホンマモンやったな。モグワイにも負けない轟音っぷり。
実は一番デカい音を出してるのはベースじゃなかろうか。強烈な音でグワングワン唸ってました。


TY SEGALLファンが意外と高齢なのもあってか、空中ドラムはすぐに耐えきれずに崩壊してました。
ドラムタワーは増子さんと和田さんがベースの人を担いで除夜の鐘のように突く!


マイクを持ったフリして叫ぶ真似をする、という謎すぎるパフォーマンスを最後にやって帰っていきました。いやー、強烈だった!


TY SEGALL

スリムな英国紳士をイメージしてたけど想像よりふくよかだった(笑)


ロック、ガレージなんだけど爆音でサイケ。
普通のロックが、音の"出方"によってサイケになってしまう感覚。気持ちよかった〜。


ツインギターの唸りっぷりが最高でした。
片方がサイドを、もう一人がサイケなソロを弾いてる……と思ったらいつのまにか2人ともソロを弾いて歪みまくってるってことが何度か。
それでまったくゴチャゴチャにならないのがスゴい。
いや、情報をオーバーフローさせて脳をサイケにしてるだけかも;


前半はロックンロールを大音量で鳴らしてサイケ化。
中盤はゆったりムードの怪しいサイケ。
終盤はルーパーでトランシーなギターループを曲に混ぜ込んだり、パンクになったりと変わり種をドロップしてきました。


ベーシストがサックスを担当する場面も。試し吹きはフリージャズ的なノイズ……なのに本編ではめっちゃ暖かい音色の音を出してた;普通は逆では(笑
温かいロックバラード曲でのサックスの音色が素敵でウルッときました。


本編ラストのジャムは素晴らしかった。
中速の轟音の中で2本のギターがソロをかます。
お互いが自由に弾いてる……かと思いきや綺麗なフレーズをユニゾンさせる。当然のシンクロ。あの瞬間は思わず”おぉ……”と声が出ました


2018/03/03 電気グルーヴ @ ZEPP NAMBA

電気グルーヴZEPP NAMBA
前のツアーから『MAN HUMAN』ぐらいしかリリースはないタイミングでどんなセトリになるか楽しみにしてました。


基本は最新アルバムツアー+初期曲を大幅にアップデート。
”おぉ、そんなのやっちゃうの?!”的なギミックもあり、後半はファンキーでハウスなノリで楽しさ重視の内容でしたー。


ステージ演出はカッコいいスクリーンにレーザーいっぱい。
瀧は一時期にくらべてめっちゃ痩せてて動きにも余裕があった気がします。
音楽はとうぜん最高の一言。1部→MC→2部という構成。2部の中盤からはいままでの電気には無い展開で面白かった!


1部は「Fallin Down」にはじまって「Missing Beatz」や「プエルトリコはひとりっ子」「トロピカルラブ」とか。「Shameful」→「Shame」の鉄板の流れも。
MC入れずに1時間ほど踊らせまくる。ポップ要素は低めにアシッドなテクノの時間だったかな?


MCがはじまると、まず牛尾さんと卓球が二人で”トイレに行ってきていい?”と瀧一人で喋る(笑)ひとりだとマトモなコトを喋りますよね。
戻ってきた卓球。止まらないMC。もはやビョーキ。ちょっと狂気の世界に足を踏み入れてた。あまりに長く話すのでなんと牛尾さんがもう一回トイレに行く事態に(笑)


”喋りたおして会場の空気もすごいことになってるけど2部どうするねん”と思ったけど、しっかり楽しませてくれました!
ヒップホップ化した「ガリガリ君」。最新の音になってる「B.B.E」など懐かしい曲多め。「Up Side Down」などポップ処も忘れず。


面白かったのが「柿の木坂」からギタリストの吉田サトシさんが参加したコト。電気のこういうスタイルははじめて見たかも。
カッティングを中心に音響的なギターも時に取り入れてめっちゃ面白かった&良かったです。


特に「柿の木坂」のシリアスな空気に本気のギターをブレンドしていくのは、最近の電気にはないシリアスにガチな音楽の空気がありました。
クライマックスは「Baby on Fire」→「猫夏」→「UFOlic」→「CATV」と楽しい曲を中心に。ファンキーなハウスのムードで楽しめ楽しめ!と言っているようでした。ギターも最後まで参加で軽快なカッティングで楽しませてくれました。


アンコールはゲイ芸人(?)の日出郎が登場。客の半分ぐらいはポカーンとしてた(笑)
犬の鳴き声が聴こえてきて「人間大統領」。今回の大統領はゲイ大統領だそうです;
まー、わけのわからん空気で去っていきました。音は盛り上げモードだったから不完全燃焼感はないけど;


「シャングリラ」も「N.O.」も無いってのは最近だと珍しいですね。
「柿の木坂」とか「UFOlic」とか新しいアンセムが出てきてるからなぁ。


MCはしょーもないことを言い続けて、たまに卓球の瀧と仲いいよアピールに和んだりも。どんだけお互いが好きやねん。ダウンタウンと真反対のスタイル。


豪華な演出、楽しい音、面白いギミック。文句を言うトコがゼロの楽しさでした。
真新しさより楽しいコトできるぜー、みんな楽しもー的な。
そんなレコ初とかじゃない良い意味で通常期な電気グルーヴでした。



電気グルーヴ、ツアーグッズでおなじみのテクノ/インダストリアル好きはニヤリなグッズ


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2018/02/26 Mogwai @ BIGCAT

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ポストロック/シューゲ/エレクトロニカ系来日ラッシュの締め。
MOGWAIの轟音とともに俺の耳やら色々が死んだ……。



新譜のリリースジャパン・ツアーにあたるのかな?
とはいえ新譜中心でもなく、歴代の代表曲をくまなくやってくれた印象です。
よかった!どんどんと熱量を帯びていく轟音にぶっとばされ、浸りまくりました~。あの音量と緊迫感でBIGCATをいっぱいにするぐらい人を呼べるってのはスゴいことだなぁ。


新譜で一番大好きで今回一番楽しみにしてた「Crossing The Road Material」がまさかの一曲目!
ちょい用事で人を待っていたのでロビーで聴くことに;おお~ん、まさかいきなりなんて……。
まぁ、この曲は代表曲になるだろうし今後もセトリに組み込んでくれるでしょう。


二曲目に「I'm Jim Morrison, I'm Dead」で新譜モードからいきなりはずれる。予想外でウホー。
眉唾は4thの名曲「Killing All the Flies」。ボコーダーの歌が印象的。自分がMOGWAIで一番最初になった曲。綺麗なメロディながら後半に大爆発するのがめっちゃ感動的なんよなぁ。


「Rano Pano」ではダークでヘヴィなリフが繰り返されて脳がグワングワンしてくる。MOGWAIの名の通りバケモノのようです。轟音と泣きの旋律と酒でもう感情がわかわからんことになって現実なのかわけがわからんような精神状態に。


新譜からはアルバム一曲目「Coolverine」の悲しいコード進行でドンヨリと押しつぶしてくるのが美しくもあり素晴らしかった。
「Don't Believe the Fife」のアンビエントのような静けさの前半から後半で一気に爆発するカタルシスにも大興奮。


新譜ラストの「Every Country's Sun」もモノすごい爆音。
ストロボ・フラッシュと一緒にド迫力のサウンド……でも同時に美しいリフがかき鳴らされて精神が飛んでいってしまいそうに……。


と震えてたら「Mogwai Fear Satan」のイントロが聴こえてくる恐ろしい流れ。明確にフレーズを弾かなくてもこの曲は気配でわかる!
ホントこの曲はすごいです。感動と興奮が境目ゼロで昇天する。モグワイでしか味わえない体験。静かになって、溜めて溜めての……大爆発!!!!!


「Fear Satan」あとの興奮状態のまま、本編ラストとして演奏された「Old Poisons」は強烈だった!
いままでのMOGWAIにはないガムシャラに凶悪なリフの嵐。ポストロックにとどまることなく、オルタナにまで手を伸ばしたようなヘヴィネスっぷり。ヤバい!



アンコールはMOGWAI流ダンスミュージックの「Remurdered」。
彼らにしては軽い感触な曲の印象なんで”これ一曲で終わらんやろう”と思ってたけど、キックに合わせてどんどん熱くなってく演奏は相当な名演で”これで終わってしまうのもありえる!”ってほどでした。アルバム発売時からめっちゃ育った曲だな。


でやっぱりもう一曲あって「We're Not Here」。これもダークに凶悪な轟音で空間を塗りつぶす曲。サマソニでみた「My Father My King」を思い出す凶悪さでした。BIGCATがぶっ壊れるんじゃないかと思った;


最後はスチュアートがギターをマイクスタンドにかけて、座り込んでエフェクターをいじってのノイズ大会。デカい難波ベアーズ状態。
こんな音にこれだけの人が集まるって……改めてすごいことだよなぁ。


ギター/ベース/キーボ―ドが入れ替わるメンバーが3人。
スチュアートはギターに専念。play atomicの時にはほとんど見られなかった身体を揺らしながらのギターを存分に堪能できました。


ドラムが”スキンヘッドじゃない?髪生えた?”と思ってたら、あとで代理メンバーが来てたと知りました。腕を大きく振るパワフルな演奏で正規ドラムとまた違った良さがありました。


いやー、よかった!でもすぐにでもまた見たくなる!聴きたい曲がまだまだある。今回も「Xmas Step」なかったしなぁ;


今回のMOGWAIは自分の心情と音とがダブったりズレたりとカオスに絡まって一生忘れられない一夜になりそうです。
会場に入る時、ライブを見てる時、会場を出ていく時。すべてのビジョンが映画の印象的なカットのように記憶に刻まれてる。


2018/02/25 SPICE(安部勇磨、バレーボウイズ、CHAI、CASIOトルコ温泉、ドミコ、Enjoy Music Club、片想い、neco眠る) @ 味園ユニバース

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味園ユニバースで開催されたspice!neco眠るの森さんとFM802の土井さんがメインで企画してるイベントらしく、当然ながら良いメンツと良いフード!


2ステージ制で通常のステージとフロアの真ん中にそこそこ大きいライブスペースが。
ソールドアウトだったのは、このサブステージが大きく場所取ってたってのもありそうです。人口密度的にはぎゅうぎゅう!ってほどではなかったです。


バレーボウイズ

入場したらちょうどバレーボウイズが始まるトコロ。あまりしっかりは聴いたことはない。
良いバンドとウワサにはきいてましたが……めっちゃいいな!騒がれてる理由がわかった!


3ギター(ひとりはアコギ)、ドラム、ベース、男女ボーカルの7人。
曲はフォーク/歌謡にパワフルなロック演奏が乗る踊ってばかりの国やおとぎ話タイプ。
特徴は複数人で歌うボーカル。まるで合唱のよう。これがノスタルジーなトコを刺激する~。


アンニュイけどエネルギッシュ。
曲はゆったりなのに音にパワーあって動きがThe Drumsのように抑えきれてない激しさが感じられました。
そこに日本の小学校の合唱を思わせる複数ボーカル。こりゃたまらんな。日本人のノスタルジア琴線が刺激されて、ちょっとだけガチ泣きしちゃった;



あとライブしてる姿がホント素敵。特にボーカルの二人が踊りまくってるのが素敵でした。
男性ボーカルは踊るなんて生易しい動きでもなく、甲本ヒロトやThe Drumsのジョナサンを思わせる”エネルギーが爆発して身体が動きを抑えられてない”ってな風に見えます。いいなー。
ギターもしゃがみこんで弾いたりとバンド全体がとにかくエネルギッシュ!


ドミコ

初見……めっちゃいいな!


今やそこまで珍しくもなくなってきたギターボーカルとドラムのデュオ。
弾いてるフレーズひとつひとつにピンとくる素敵なセンスがありました。
Klan AileenやJapandroidsがコードや音のエネルギーで攻めてるのに対して、彼らの音はフレーズの魅力がある。良い意味でのわかりやすさがあります


あくまでも聴きやすく。
でもちょこちょこ高速カッティングを入れたり、表拍子とズレたリズムで弾いたり……テクニカル要素にニヤッとする部分を嫌味にならない程度に含めてくるのもよい。


ぬめっこい洋楽感のクセのある歌い方もサウンドと一緒になると気持ちいいのなんの。
基本はロックなリズム。一瞬だけダンスビートを入れたりと遊び心も面白い。
音の迫力に説得力があって……なるほどー、ええわー。


安倍勇磨 [from never young beach]

ネバヤンのボーカル・安倍勇磨さんのソロ。
”長丁場の休み時間だからみんな座ろうか~”とみんなで地面に座って聴きました。
めったに人前でかけないというメガネをして(おじいちゃんみたいだ;)リラックスしたムードでアコギ弾き語り。


曲はネバヤンの曲。やっぱ曲がいいな。声もいいな。ギターもいいな。
ちょうどお酒もいい感じに頭に入ってきて気持ちいいことかぎりなしでした。


弾き語りだと、楽曲のフォーク要素より南国要素のゆったりした側面が強く出てました。特にギターが強弱をしっかりつけててハワイアンな感覚もあり……。フラダンスのようにゆったりゆったり。
バンドだとギタリストとしては目立たないけど良いギターを弾くんだな。


「あまり行かない喫茶店で」とか曲が良すぎて歌い出しから泣きそうになりました。この空間いいなってシアワセが爆発しそうになった。
……と浸ってたら2番で”歌詞忘れた…誰か教えて……”とマジ忘れ;代表曲で……ウソでしょ?;;


新曲も2曲披露。弾き語りではまったりだったけどバンドだとどうなるか想像ができない曲調でした。楽しみだな―。


最後は「お別れの歌」
”あー 君には 言えないよ あー 君の目を ちゃんと見て話したいよ”
めっちゃ良かったです。 ソロも大アリ!


高橋一生の弟が歌ってるのを2Mくらいの距離で見た
と書くと強力なセンテンスになる気がする(笑)


片想い

実力者たちの集まりが、わざと王道を外してフザけてるような奇抜な曲を演奏する。でも結局ステキな部分が滲みでて全体に広がって……最終的に心に響く音楽になった、って印象でした。 


ノリの良い曲よりバラート調のじんわりくる曲が多かったかな。
コント的な悪ふざけも少なめ。癖あるけどキュッと胸をついてくる歌詞になんども泣きそうに。2018年は……って今年を歌う曲がよかったなぁ。


最後は「Party Kills Me」。
”死にそうだよ 胸がいたいよ”
”ぼく音楽辞めてもいいよ でも音楽止めたらやだよ ぼく音楽辞めてもいいよ でも会えなくなるのはやだよ”
グッサーーっと胸に突き刺さる曲です。


楽しい楽しい♪だったカクバリズムとはまた違った側面を見れた気がします。


CASIOトルコ温泉

4人娘がやりたい放題。基本はアンニュイビートと力み過ぎないサブカルな歌。かなりフザケてるけど音のツボは押さえてて心地よい。


曲の合間に”最近自分らで流行ってるねん”とユーロビートを流したり、MCに対して”(渋い声の)いいね~”って声ネタをサンプラーで流しまくったり……家でダラダラしながらしゃべってるみたいな力の抜けた空気がありました; 


ずっとザルで小豆を回してる人がいたり、無表情でフラフープを回しだしたり……。
客席に乱入してうおーーー!みたいなフリーダムとはまた違った自由さ。好き勝手にやってるさ~的な。


CHAI

大人気で一番ステージ前に人が集まったんじゃなかろうか?すごい時代になったもんだ;


ファンはコンプレックス女子からオサレ女子からロック好きからアイドル好きっぽい人も。
ガールズバンドはアイドルファン系が集まってくるのは当たり前の時代だけどもCHAIにもとは驚いた; 


特徴的な声。ツボなベース。ドライブするギター。
良い……んだけどもライブが音源の数倍もよかったバレーボウイズや安部さんに比べると音源を飛び出して心突き動かされるライブだった……とはならなかったかなぁ。いや、十分にいいんだけど期待値が高すぎたかも。


あと意外と作りこんであるライブだなと。
双子による新作宣伝ダンシングタイムがあったり、Booo!でSに煽るお約束があったりしっかり練られてる。近いようでCASIOトルコ温泉とは真逆なのかも知れません。 


「N.E.O」はやっぱカッコええっすな。イントロからドカンとくる。
一番グッときたのは「ウォーキングスター(だったか?フラットガール?)」のイントロ。まるでアンダワのような本格的なシンセがなって浮遊感溢れるサウンドに”この娘ら、やっぱホンモノだな”となりました。


Enjoy Music Club

フロア中央にあるサブステージを歩きまわり360度のステージにしてました。楽器なしマイクのみなスタイルを最大限に活かしてるなぁ。
その光景はまさに”音楽で楽しんでる”空間をそのものでした。素敵な光景だった~。
 

数年前に見た時は正直”劣化スチャダラパーかなぁ”と思ってしまいましたが……や、いいですな。
ヒップホップと捉えるより”たまたまラップしてるポップ・グループ”と思ったほうがいいのかもしれない。ナチュラルに楽しい音楽が身体に染みこんできました。


テーマソングの「E.M.C」はもはや反則級。イントロから”あ、これはポップでいいな”って始まり。そこに一瞬で覚えれる”E.M.C!”のコール。アンセムの匂いがあります。


ライブスペースを囲むお客さんたちは後ろのほうまで自由に踊ってた。あれだけ自由に楽しめる音楽空間を作れるのはスゴいな。
特別MCが上手いわけでもラップがカッコいいわけでもない。でもなんか楽しくなる空間。ポップなトラックが強いっすわ。


neco眠る

新譜中心のちょいトリッキーなライブになるかと思いきや「お茶」にスタートして「KANIMISO」「XLT」「Sun city's girl」と旧作中心の盛り上がる曲がいっぱい!フェストリ仕様の盛り上がりまくりセットでした!
問題曲「すごく安い肉」も相変わらず残ってた;


いままでイベント通して基本おとなしかったお客さんも前方を中心に踊り狂ってた~。
森さんと栗原ペダルさんの2ギターも完全にモノになってる。
ペダルさんがギターソロ弾いたり、SE的にリズムに色をつけたりする。
森さんが温かい音のギターでneco眠るらしさを形作る。


終盤に安部勇磨さん(+アンサマのTOKIYOさん)を呼び込んで「SAYONARA SUMMER」。ゆったりと聴ける歌モノ。こんなneco眠るもよい。


本編ラストに「Engawa Dance Hall」!この曲の熱量はいつになっても変わらない。フロアも踊らにゃ損損の大騒ぎに~。
アンコールに新メンバーのおじまさいりがボーカルで「猫がニャ~て、犬がワンッ!」。最後まで笑顔にあふれたライブでトリでありました!


2018/02/24 津山篤、河端一 + 砂十島NANI @ 難波ベアーズ

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津山篤さん&河端一さん @ ベアーズ〜。
事前情報によると”2人だけでスタッフからPAから演者から全部やる”だそうで……どうなることやら。


結論から言うとカオスでした;
そのカオスか”異常空間”ではなく”当然”かのように受け入れてる場/客がまた混沌。
歪みまくってる空気に反して、ライブはシリアスに素晴らしかった!
これぞベアーズ!



津山さん河端さんのカオス色々は以下のとおり。
・受付は黒瀬さん「全然ふたりが受付してないでしょ(苦笑」
・なんにでも金を取るスタイル[一枚目]
・1フード&1ドリンク付[二枚目]
・卑猥な射程(河端さんの声SE付)[三枚目]
PA/照明は基本無人。黒瀬さん長濱さん山本さん(!)がたまにブースに入って操作。


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射的とサメ釣りの盛況なこと。ライブ始まらないんじゃってなくらいに客足が途切れませんでした。
NANIさんがサメ釣り挑戦してるときに津山さんが初対面の人として対応してたのが個人的にツボ。
”上手いやないか、にいちゃん!”


テキ屋でアホな発言ばかりしてたのに演奏になると一瞬でマジモード。
デヴィット・アレン没後3周年なのでGONGトリビュート(てか真似)らしいです。
津山さんのルーパー使ったサイケ/トランシーなギター&民族的なボーカル。河端さんの十手ドローンギター。脳汁出る素晴らしい演奏でした。


個人的には”アシュ・ラ・テンペルがアフリカ音楽に本格的に興味持って、その表現にサイケを使った”ってな印象を受けました。
拍子が微妙にズレてるループや、心情をツンツンと突いてくる普遍的な歌心……70's名作映画のBGMのような感覚も持ちました。


終盤にハードなサイケ・ロックンロールになっていく演奏。
津山さんの合図で客席からNANIさんがヌルっとステージへあがってドラムを叩きはじめる。
そこからはテンションうなぎ登りの爆裂演奏へ!スゴイスゴイスゴい!


NANIさんは単独海外ツアーでレベルアップして帰ってきたんじゃなかろうか?ナニかが違った。
腕の振りが抑えめでタイトなドラミングになってました。野性味より知性派なハードさがあった気がする。途中で”どうなっとんじゃ!?”ってなスネアとハイハットが入り乱れるビートを叩いててヤバかった~。


演奏は1時間ほどで終了。素晴らしい演奏で満足~。
そのあとも射的、サメ釣りとも盛り上がってベアーズにしては珍しく終演後も客が大勢残っていました。
カオスだけど不思議と居心地の良い空間でした~。


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2018/02/21 RIDE、The Novembers @ なんばhatch

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会場に着くとHatchの1階の後方閉鎖……。あのレジェンド・RIDEやで?
大阪の洋楽ファンはどうなってしまったんでしょうか……。


The Novembers

O.A.にThe Novembers。意外なようでサウンド知ってると納得な人選。


RIDEの影響が強い音響系の2曲でスタートして、インダストリアルや色気のあThe Novembers"ならでは"な曲にシフトしてくセトリ。
RIDE目当てであろう高齢の人も後半になるにつれ身体を揺すりはじめてました。
なかなかに受け入れられてたんじゃないでしょうか?リスペクト感じる良いO.A.!


ギターソロが爆音でカッコええ〜!
爆音をかき鳴らしてるのがギタリストではなくギターボーカルってのが変わってるなぁ。高音域の音で”重み”より”鋭さ”が目立ちました。シャープな音がストロボライトと合わさってステキ。
最後の曲のグルーヴある爆音も好みでしたー。


RIDE

……今夜のRIDEは神がかり的によかったぞー!


新EPの曲はおとなしいかと思いきや、重低音が効きまくりでめっさドープ!
最新アルバムの曲だと「Cali」がめっちゃ印象に残ってます。イントロとかコード進行とかギターの音の感触とか完全にインディーズロックの系譜なんだけど、終盤に残響音を効かせながら反復するギターにトランスさせられる。トランシーなPIXIES、コレは新感覚だったなー。


代表曲もしっかり網羅。アンディも前回よりノリノリで弾いててキマりまくり。
そして最新アルバムの曲が休止前の曲に負けじと素晴らしい。
いや〜、踊りながら音に浸かった!


昔の曲だとライブの終盤に披露された「DREAMS BURN DOWN」がよかった。
音に浸かりつくしてる客席に向けて、ゆったりビート+爽やかギター……からのストロボ炊きまくりの轟音。こりゃ脳がやられますわー。


前回来日は気づかなかったけど、さすが元OASISがメンバーにいるだけあって、MCはめっちゃイギリス訛りな英語だなぁ。なんか心地よい;
今回はアンディがけっこう喋ってくれました。全体的に機嫌良さそうだった〜。


The Novembersとの対比も面白かったです。
爆発するThe Novembersに対して、RIDEは派手さ抑えめだけどひたすら歪みまくりのギター&ベースがどんどんと脳に浸透してった。
そこに加わる歌はキャッチーそのもの。トランスしながらも聴きやすい。たまりませんなー。