soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

シルフェイド幻想譚/SilverSecond

シルフェイド見聞録で有名なシルバーセカンドさん制作のシリアスなRPG。こちらも見聞録に負けじと大人気なので期待していたのですが…。


15日後に起こる世界の崩壊を阻止のが目的。わかりやすい道しるべは無く、自分でイベントを探していくタイプのRPG。自由度はかなりある。時間はリアルタイムで進行していきますがタイムアップになることはまず無いのであまり気張らずプレイした方がいいでしょう。
戦闘はツクールのではなく独自システムのテンポよい戦闘。


このゲームのすごい所は遊びやすさと作りこみの細かさ。ダッシュ、キー押しっぱなしで連続入力など色んな所でユーザー側に気を配っているのがわかる。
そこらじゅうにちりばめられた小ネタの数々は本気でゲームを作ってるのがわかる。アイテムだけでも多くの小ネタが潜んでいます。ここまで丁寧に作られたゲームも珍しい。


丁寧に作られてはいるんですが面白いかと言われると自分の中ではイマイチでした。
微妙に感じた点は

  • ストーリがあっさりしていてやまがなかった。
  • 2週目以降は小さな違い、イベントはあっても、本筋はあまり変らないのでやや飽き気味。
  • 前半の戦闘バランスはいいけど、敵が最後までほとんど変らないので後半は戦闘でハラハラすることが無かった。


まぁ、一番の原因はストーリーでしょうね。イベントがあっさり過ぎていくRPGは苦手らしい。進めたいって気分にあまりなれなかったです。エンディングを終えても一つの物語を終えた感じがしなかった。近頃のRPGのストーリーに力入れてるのに慣れちゃってるからかなぁ。
キャ作りや所々にはいるギャグのセンスはさすがに高い。シリアス面なストーリー面が楽しめませんでした。


てことで最終的な感想は微妙。でもゲーム作りの丁寧さ、プレイのしやすさは他のゲーム作者さん達にぜひ参考にして欲しいぐらい。土台は良かったのに華が無かったって感じですかね。
そういやアンケート結果見るとウリユの「お、お母さ〜ん……」がツボにきたのは俺だけじゃなかったのね。あれの破壊力は凄まじかった。