2017/05/19 Tortoise ＠ Billboard Live Osaka - 1st stage & 2nd Stage

Tortoiseヤバすぎた！今まで見たTortoiseのなかで段違いに良かった！
演奏、セトリ、音響、客層……すべてが最高。1st stageだけ予約してたんですが、衝動的に2nd stageも当日券で行ってしまいました。こんなのはじめて！

5人リズムマスターっぷりが感じられるライブでした。
疾走してるわけでも、かっちょええ変拍子がキマりまくってるわけでもない。でもなんだか心地よい。グルーヴ＝ズレと言いますが、そのズレが欲しいトコにぴったりある。そんな玄人リズムにどっぷり浸りました。

全員のマルチプレイヤーっぷりに驚かされる。次々とパートが入れ替わってく。
演奏で目立つのはやはりドラム。ツインの時でもソロの時でも、速い曲でも遅い曲でもとにかくドラムがスゴい。

Tortoiseのライブは数回見てるのになんで今回がこんなに良く感じたのかわかりません……だ、とにかくよかった！
ドラムの音がデカい音響もよかった。しっかり全員を見渡せるビルボードはTortoiseにはぴったりかも。ライブハウスで踊りながら見るよりイスでどっぷりノるほうが合ってる。

セトリはどちらのステージも新譜と「TNT」から多め。好きな曲だらけでたまらんかった！セトリはほんとベスト盤状態だったなぁ。こんな出し惜しみしない人達だっけ？

1st stageはリズムの研ぎ澄まされ方がすごかった。唾を飲んで見守りたくなる緊迫感。
前半はシャープにストイックに、後半になるつれロックやら現代音楽的なダイナミックさが出てきたかな。

「Swung from the gutters」「Ten-Day Interval」やらの『TNT』から耳馴染みのある曲。新譜からは「Shake Hands with Danger」のヘヴィさが気持ちよかった。

あと朝にウォークマンで聴いて”やってくれたらなぁ”と思ってた「Gesceap」を本編ラストに！違うリズムが重なって最終的にひとつになるのがたまらん！

アンコールは「Prepare your Coffin」で盛り上げて「Along the Banks of Rivers」でどんよりと終わる流れでした。

2nd stageは逆に「Prepare your Coffin」始まりで「Gesceap」とかを初っ端にやっちゃう。
中盤からは1stになかった曲ばかり。「In Sarah」は音源に比べてリズムが効きまくり。途中もはやラテンカーニバル状態に叩きまくってた！かっこええ～。
メンバーも1杯ひっかけたのか2ndステージのほうが陽気な演奏でした。

アンコールは「Tin Cans & Twine」。イントロのベースかっこええなぁ。
2ndはストイックだった1stよりメンバー間で声かけあったりして和やかな雰囲気でした。

1stも2ndも素晴らしい演奏でした！