soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2018/07/09 <題名しかない音楽会>黛トーシロ(中林キララ)/ワサビッチ・カラシニコフ(中林キララ)/メタミュラー・グヌピコ先生(中林キララ) @ 難波ベアーズ

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中林キララが3キャラに扮する実質ワンマン。アホ面白かった〜。
爆笑するでなく、ずっとニヤけてるでもなく。たまにフフってなる。


水道メガネとも違うキララ・ワールドでありました。
動き、トラック、演奏……すべてにおいて“地味〜〜〜に”クオリティ高いのがいいなぁ。


黛トーシロ(中林キララ)

途中から見れました。


ベアーズに入ったらスーツ姿(だったかな?)のキララさんが正座してエフェクターを弄っておりました。 
フロアの四方に置かれたスピーカーからサラウンドが音が聴こえて……変にクオリティ高い;


普通に音のクオリティが高くて他の人がやったら素晴らしいエクスペリメンタル・アンビエントになりそう。
それが"キララさんが正座してやってる"の1要素が加わるだけで超シュールに。


ワサビッチ・カラシニコフ(中林キララ)

録音された音声とライブで会話。現代音楽のリハの寸劇。音源は前見たときと同じだったかな?


爆笑ネタも盛り込めそうな設定だけど、客席はじんわりした苦笑が充満しておりました。そこがガチお笑いのコントと違うところ。
この演目、大好きです。


メタミュラー・グヌピコ先生(中林キララ)。

懐メロを歌いなから踊り狂う歌手。


動きの切れ味や美しさはハッとなる。まるで舞台を見ているかのよう。それが何周かして面白い。「酋長の娘」はもはやアンセム感あるなぁ。


たまに本人が吹き出しちゃうのが面白いです。
人間味のない奇人ではない。だから面白い。


一曲、めっっっさカッコいいダブ処理ビートをかけてたのに爆笑。
その昔、ダブの現場でキララさんが踊り狂ってるのを見かけたことがあります。
好きなんやなぁ。



キャラごとにしっかりお色直ししてくるのも最高でした。
ヘアースタイルとが毎回全然違う。
アクト間の待ち時間はおそらくキララさんの化粧直し時間。ステージのセットほぼ変わらんし;
そういうの込みでジワジワと面白い。


グヌピコ先生の終盤で"この苦痛もあと一曲で終わりです"と言ってたのがツボ。
いや、真髄を述べてるな、と。


本人もずーっと面白い時間として提供してない。ダルみもある。それ込みで面白い。
またキャラ思いついたら続編やるとのことなので超超超期待!

2018/07/08 スーパーノア、中村佳穂、LOVE LOVE LOVE @ 京都GROWLY

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スーパーノアはちょい前から気になってて、先日にベランダが激褒めしてたから間違いないやろー、と京都まで行ってきました!大正解!

LOVE LOVE LOVE

3ピースの歌モノ・ロックバンド。なかなかよかったー。
泥臭い関西系統かと勝手に思ってたけどポストロックなきらびやかさある素敵ロックでした。


全パートがしっかり仕事してるバンド。
特にギターはキラキラしたポストロック/パワーポップ的なアルペジオから、シュゴーなシューゲイザー系、ギュワンギュワンなロック系まで色々と。
そして歌メロがピュアによかった~。

中村佳穂

完全に天才!
The weekend(R&B)も
cero(ブラックミュージック)も
Nils Frahm(ポストクラシカル)も
奇妙礼太郎(即興歌唱)も
蓮沼執太(ステージコンダクト)も
七尾旅人(音の魔法)も
全部飲み込んで放出しちゃうなんて普通できへんやん!
天才やん!




中村佳穂のキーボードと歌に、ドラム+シンセサイザー+コーラスが加わる4人編成。
しょっぱなからエフェクターの調子が悪くて使えない……ってのを歌詞にして即興で曲を作っちゃう。その自由さ、生きてるライブには感動させられます。


ピアノ弾き語りがメインの人……だけど歌モノの範疇に収まることはなく、テクノなダンス・チューンを披露したり、The Weekendあたりの最新R&Bに接近したり(男性コーラスとの掛け合いが素晴らしかった!)、キーボード(ピアノ)はポスト・クラシカルな風合いがあったり……すごすぎる。


ライブ自体が生きているような即興性の高いライブなのに、一発でズキューンとくるメロディの良さが魅力。難しい感覚がまったくない。すんなりハートにくる。


あとでスーパーノアの人が言ってたけど”どこまで即興なんだろう?”と疑問になってきます。
完成度高すぎてわからない;


ソロ弾き語りと良い意味でライブの感触は変わらない。自由に進んでいく。メンバーもしっかりついていく。
ただテクノな曲とか重厚な音作りはバンド形態ならでは。最強っぷりが半端なかった。天才バンドばりに天才感ありましたー。


スーパーノア

京都のバンド。
ギターロックを基準にポストロックやシューゲイザーのキラキラした感触も取り入れてるバンドです。


MCのモサッとした感じが面白かった(笑)
ベースのマイペースな話し方はツボるなぁ。色々しゃべっても結局そんな内容が無い(笑)




今回はニューミニアルバムのレコ発ってことで新譜から中心。
まぜこぜポップな側面が前に出てた気がします。ブラックミュージックを感じたり、オルタナを感じたり……。


メロディ楽器がピシッと決めるパートとかもあるんだけど感触はあくまでもポップ。
テクを見せつける感はほぼ無し。歌を中心したロックソングに自然と演奏の”技”が取り入れられてる。
ギターの人は繊細かつパワーのある面白い音をしてたなぁ。


もっとポストロック的に、もしくはNetworksあたりの人力トランス的にガンガンとアゲていく感じを想像してたのでスタンダードなギターロック色が強かったのはちょいびっくり。
でもその中に技をいっぱい詰め込んで、それを再現する演奏力があって、そして美メロ。めっさ良かったです!


ドリームシアター」はザ・名曲のオーラがありました。エモいなー。
”狂ってしまったまま 夢を見ている~♪”
派手にやりすぎず、フツフツと身体の中の激情が漏れてしまっている感じ。京都のバンドらしい気がします。


2018/07/04 P.I.L.(PUBLIC IMAGE LTD.) @ IMP HALL

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IMP HALLでのライブ。
うーん、会場は飲食禁止か。P.I.L.こそ飲みながら見たかったなぁ。


ひたすら反復するベースライン。
ハイハット刻みが独特なダブ・ドラム。
かすれながら攻撃的な味のあるギター。
そしてジョンライドンの声と存在感のスゴさ!
めっさドープで脳が音でグワングワン。
だからこそドリンクありの会場で見たかったー!!



ジョン・ライドンはパンクというより紳士なおじさまな空気がありました。
たまにサンドイッチマン・伊達がカワイコぶるときみたいな顔するのが面白い(笑)
演説のようなボーカルはカリスマ性スゴいし、ときおり放つシャウトはまだまだ大迫力!
本編は髪型ピシッとキメてたのにアンコールで戻ってきたときは巻き上がってモヒカンみたいなになってた。
パンクなおじさまや!カッコいい!



ギターが元ダムドなのもあって全体的にダムドに音が似てました。
80s映画の粗い画質的なのが、一周まわって上品かつ趣きある。でも上映されてるのはギャングモノ。ってな攻撃性が滲み出てる。
大人のパンクであり、大人になっても若い時のパンクが一切抜けてない。
ギターのストロークは小さい振り。でも音は切れ味はハンパない!
チャカチャカなカッティング。
キュイーンなリードフレーズ。
ノイジーな音。
ハードロックな音。
SE的な音。
……器用に弾いてました。
細身の髭モジャなルックスも匠っぽくて渋かったなぁ。


ドラムはトラックと合わせてハイハットだけ入れたり……とダブいドラム。
アンコールで着てた"T-SHIRT"って書かれたランニングが超イカしてました(笑)


ベースはぶっとい、安定感がすごい。
一曲でエレキ・ダブルベースも使ってたけど、天井が揺れるレベルでのド低音でエグかった〜。


サイケに踊らせてくるザラついた音質はStone Rosesに近いなぁとも感じました。音源を聴くかぎりではP.I.L.Stone Rosesが一回も結びついたことはなかったからびっくりした。やっぱ”イギリス”の音があるのだろうか?
Stone Rosesの音を40年も前からやってたのも驚き。ジョン・ライドンすげー。


「Death Disco」の毒毒しいベースラインはめっさカッコよかった。
”ジャン!ケン!ポン!”って空耳が聴こえたと思ったけど音源の歌詞にはないな。即興のシャウトだったか?


「Flowers of Romance」のトライバル感もたまらんかった。音源より4倍はトライバル。


シンガロング曲としては「This is not a Love Song」の威力すごかったです。アンセム的な盛り上がり方。


自分がPiLにハマるきっかけになった「Rise」には感動。PiLで泣けるんよなぁ。
サマソニでなんとなくチラ見したPiLが「Rise」やってて”こんな感動的なコード進行の曲あるのか!?”と驚いた思い出。”Anger is a energy”を絶叫するジョン・ライドン
そしてそれに応えて拳を突き上げる40~50代中心の客。
グッとくるシーンでした。




音源はくっきりフレーズが鳴ってて”ポストパンク”って印象がある。
ライブだと、ベースはガツン!と入ってくるけど、ギターはノイジーでザラついた音。ゆえにインダストリアルな感触がありました。




Creativemanには大阪にも来日アーティストをしっかり呼んでくれるのは本当に本当に感謝してます。
ただLimp、Kornが柵ばかりのZepp Baysideでモッシュほぼできない。
PiLが飲酒不可なIMP HALL……と使うハコをなんとかできないのか、と~。
大人の事情で色々と大変なんだろうけどなにとぞ~。


2018/07/01 CIRCUS 6th Anniversary party(Fred V & Grafix、Seiho、tofubeats) @ 名村造船所跡地

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服部緑地から名村造船所跡地に移動してCIRCUS6周年イベント~。


入り口近くのステージBlack Chamberにテクノ系メイン。適度な人口密度&音楽に集中してる人が多くて踊りやすかった~。


メインステージのPartitaにヒップホップ系のライブ。ずっと入場規制列ができておりましたー。

FRED V & GRAFIX

ドラムン、リキッドファンクの来日ユニット。
ライブMC無し。


聴かせる系ドラムンのイメージがあったけど、がっつりブレイクビーツが効いててめっさカッコよかった!
ラスト10分くらいしか見れなかったけど……くー、これはフルで見たかったぞ~。


歌を聴かせる部分もあるけどそのあとにしっかりブレイクビーツでハードに踊らせてくれる。
サビメインのEDMノリとは違いしっかりドラムンなDJライブでした。レーザー照明とのマッチもばっちり。
終盤にケミブラネタ(Star Guitarだったっけ?)も飛び出してヤバかった!



Seiho

久しぶりに見るSeihoさん。フジ'15ぶりじゃなかろうか?


スタートするやいなや「I Feel Rave」をトラックにつかったPUNPEEとのコラボ曲をドロップ!こんなの盛り上がるに決まってるじゃないかー。
その直後にリズムレスのトラック流しながら生け花をはじめておりました;
ぶっとんでんなー。


変わったビートの嵐。
オーソドックスなリズムがほぼゼロだった気がする。
でも自然と身体が動く。
トラップとも違う。ブレイクコアとも違う。独特のSeihoさんとしか言いようのないリズムですなー。
やっぱええわー。
もっと長いこと見たかった!また大阪にぜひ!


tofubeats

Partitaがヒップホップメインだったからかヒップホップ/トラップ寄りの選曲。ちょいポップスも取り入れ。テクノ要素はほぼ無し。


「水星」や「What you got」「Don't Stop The Music」とか。
「What~」のアウトロからクラップで「Don't~」を匂わせるのたまらない!


基本、入場規制がかかっておりました。入り口付近になんとか入れたけど前のほうにはいけず……。
でも終盤に潜り込んだであろうtofubeats好き(自分も含む)がしっかり踊ってて後ろのほうでも盛り上がっておりました。



名村のイベントは独特の楽しさがあります。
今回も良かった……けど、そろそろテクノ/ハウス系の大モノを読んでイベントやってほしいぞー。
(あれ?つい最近やったけど自分が逃しただけだっけ?

2018/07/01 夏びらき 2018(Lucky Tapes、BASI & The Basic Band、bird、FireBall、Rhymester、Rickie-G、Scoobie Do) @ 服部緑地公園野音

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大阪の夏にも恒例になってきた夏びらき~。
レゲェ/ヒップホップ色とインスト中心のバンド系が合わさって独特の空気です。

LUCKY TAPES

BGMに合わせてサウンドチェックするの最高やな!
いきなり良い気分〜。


久しぶりに見ました。サポートのメンバーはだいぶ変わってた。
Null Barich、Suchmosの文脈のバンドだと思ってたけど意外と違うのかも。
ポップ感が強い。ボーカルが?
Awesome City ClubBradioとかあそこらへんの空気ありました。
意外とハードな部分が多い。
オサレさだけのバンドではないなー。
バックボーンにヘビィロックとかありそう。


天才バンドに加入したドラムに意識がいっちゃう。アッチとは違って繊細なドラム。でも最高はがっつり叩きまくってた〜。


「レイディ・ブルース」の必殺っぷりはたまらんな!


BASI & The Basic Band

めっさチルだけど、ヒップホップで生きるぜ/楽しくなるぜ!的な熱さがにじみ出てる。ライブの進め方うまいわー。
バンドの演奏もリキみがなくてスムーズ。気持ちいい~。


シアワセな気分で音楽を楽しめるライブをしてくれる鉄板ライブアクト!


bird

アコギと歌のデュオ。関西なMCがなんか和む(笑)
歌はさすがにうまい!伸びる声の気持ちよさよー。


Mondo Grossoにfeat.された「LIFE」と「TIME」も披露。アコースティックでも聴かせるメロディの良さー。
「TIME」は改めて聴くとリズム変わりまくりでめっちゃトリッキー。すごいダンスミュージックだ。


Fire Ball

初見。意外とラップより歌ってる時が多いのね。


ライブは場馴れしまくってる!
PCが暑さでダウンしたらAFRAを呼び込んでボイパで一曲やってしまうという臨機応変っぷり。
トラブルにまったく動じてない。プロフェッショナルだ!






RHYMESTER

暑さに苦言するおもしろMCはさすが。
”暑い暑い!”言いながらめっちゃ動くしガンガンに盛り上げてくる。プロフェッショナル現場アクターだ!

セトリはかなりマニアックに。
「Still Changing」や「The Choice is yours」はもとより「B-BOYイズム」も無しなセトリはびっくり。一曲ぐらいブチ上がり曲ほしかったかな?
ヒップホップ、レゲェのホームだからか「RHYMESTER in da House」でのヒップホップ二枚使いレクチャーは無し。現場に合わせてくるのがさすがやなー。


RHYMESTER In the House」のときだったかな?
”ライムスターがライブしにやってきた~”
”どこにきたー?”
”おおさかー!”
のコールをやってくれたのに感動!


Dさんがどんどんカッコよくなってく気がする。髪をちょい染めてて……惚れるわ~。


今回のメンツで超楽しみにしてたのはfeat. Fire Ballの「Heat Island」!
しっかりやってくれました。
めっさカッコええ~。
宇多丸さんDさんのグイグイくるラップがたまらんかったです。切れ味すごい!



Ricky-G

名前はよく聞くけどバンドなのか個人なのかも知らず。(個人でした)
Wikiではレゲェシンガーとなってるけど良い意味でレゲェらしくない、すんなり入ってくる歌。Caravanに近いかも。
バンド形態の超ピースフルな歌モノで最高だった。この日ベストかも!


とにかくメロディがポジティブ。夏に似合うカラっとしたポジティブ!
バンドの演奏がまたよくて、とくにサックスのソロは心地よかったなー。パワフルではなく、とにかく音が気持ちいい。


陽がすこし落ちてきて気温が下がった時間帯。
バンドメンバーは座って演奏。
爽やかなで大人びた歌声。
ホント”良い時間”でありました。
ブルースハープのソロは盛り上がった!

Scoobie Do

ヒットチューン・タイムが無くてもすべてがグッドチューン。「アウェイ」「真夜中のダンスホール」。ファンクなキラーフレーズの嵐。
「Cold Dancer」のクールなグルーヴはたまらんなぁ。踊りながらつい振り向きたくなります(笑)


ダチーチーチーの盛り上がりがすごかったw
ってかみんなの共通認識なのね;


RHYMESTER feat.は「音楽はすばらしい」の一曲。DJ JINもマイクロフォン3としてしっかりラップ。
「What's Goin' On」が無かったのはちょい残念。けど楽しかった~


アンコールに「夕焼けのメロディー」。名曲です。気持ちよくフェスを終われた!
暑くて死にそうになってたのなんて全部忘れちゃってたわー。楽しいって感情しかなくなってた!


ヒップホップ/レゲェの空気もあり、バンドサウンドもしっかり取り入れ……独自の特色のあるフェスです。
Rainbow Hillとかとは違ったユルさがある。ユルいというかチル。

2018/06/26 PNS(山本精一、角矢胡桃、tbt S) @ 難波ベアーズ

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ベアーズでPNS。
ノイズのイベントでシリーズモノだそうです。出たい人はスタッフまでとのこと by 山本さん
イベントのコンセプトとかは特に語られなかったけど……とにかく大音量でノイズって感じだったかな?終わったあとの耳鳴りすごかったー。


角矢胡桃さん

個人的にはいま一番面白いノイジシャンです。


卓上のエフェクタ、モジュラーシンセ(?)をグイグイいじくりまわして激烈ノイズを。
オシャレなカッコをしてるイマドキの女の子な人がヤバいノイズをブチかます
最高ですな!この感覚はTADZIOに近い!




最初は小さい音……から急にデカい音が鳴る。ビクッとなる音量で緊張感がすごい。
しばらくは静から一瞬の動へのアプローチ。


途中でケーブルを強引に抜き挿しして配線を変える。挿す時にデカい音がしないかまたもやビクビク。
配線変えてどんな音がでるか……偶然性も取り入れてる?


しだいにデッカイ音が継続するようになる。
ひとつの機材をいじり倒してノイズをかまし倒してました。
アクションは大きくはない。音で勝負。


終わったあとの”ありがとうございましたー”って挨拶が普通の女の子。すげぇな。
最初のデカイ音が効いてたな。
あれでずっとドキドキしながら聴けました。


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tbt S

地べたに座り込んでのギターと大量のエフェクターを使ったノイズ。
細かい音の集まりからズゴゴゴとうなり続けるノイズへ。
緊迫感よりヌメつとしたノイズでした。


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山本精一

妙に明るい照明の中でノイズを演奏。
それがまた異常な研究室っぽい雰囲気でよかったです。


メロディあるギターソロがだんだんと壊れてノイズになっていく感じ。
キレてるかの如く力技な動きでギターを弾き、エフェクターを踏み潰しておりました。動きの一つ一つがジャブのような鋭さあった。


PCとキーボードもあったけどギターの音ががデカくて何に使っているかはあまりわからず;
シールド抜き差しのノイズは強烈だったなー。


うーん、鋭い動きにドキドキはしたけど全体で見るとコレ!って展開はなかったかも。


今回は角矢胡桃さんのがノイズが一番ぶっとばされたー。


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2018/06/25 Polaris、Port of Notes @ Billboard LiVe Osaka - 1st Stage

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Port of Notes × Polaris、マッタリと音楽を楽しめました。そのまま寝れそうだった;

Port of Notes

先攻はPort of Notes
空気のように刺激要素がない静のミュージック。
Billboard Liveって空間がリラックスな空気で充満しておりました。
ソファで寝ながら聴きたいくらいだったー。


畠山さんの自由かつ豪快なMCは控えめ。
ただめっちゃ楽しそうでした。笑顔が張り付いてた。
この人達のライブで眠気が誘われなかったことはないなぁ。α波~。


Polaris

ほぼ新作の曲のみ。
楽器で演奏することに無理にこだわらずトラックを流してる箇所も多かった。なるほどライブだとこうなるのね。


ダブなズブズブ感よりポップス、サンバの軽快なビートが目立った気がします。
「グラデーション」はスタンディングのライブだと盛り上がりそうだなー。ドラムがGJ!


Billboard Liveで客が緊張してるのもあってかPolarisPort of Notesばりに静かに聴く空間になっておりました。
イレギュラーな場所でどう展開すればいいか戸惑ってる風もあったけど、コレはコレでまったり聴けてよかったです。


Billboard Liveでどう響くか楽しみだった譲さんのベース。
ライブハウスでの笑っちゃうレベルの音量ではありませんでした。ゆえに音がめっちゃ綺麗だった~。
とはいえボーカル、ギター、ドラム……のどれよりも音デカかったけど;




アンコールでPort of NotesPolarisでセッション。1st StageはPort of Notesの曲。バンドスタイルになるとめっちゃいいな!
こんときの譲さんのベースはかなり凶悪な音になってました。地面が揺れてた;


まだツアーは続くので詳細は書けないけども、しっとり空間で新曲お披露め会って感じでした。試聴会のようにも思えた。良い意味で。
新曲達はライブハウスやフェスでは全然違って聴こえそう……と思いました。
シャングリラで大盛り上がりしてる風景が頭に想像できた~。