soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

C68・その14 「PHOENIX ProJECT」/Vain Cry

スクエアアレンジ第2弾!PHOENIX ProJECTさんのVain Cryです。スクエアだけでなく東方やエロゲーのアレンジもあり。癒し系っぽいジャケットなのに中身は激しめです。メタルなギターリフにブレイクビーツな曲が多いんだけどそれ以外のタイプの曲もあって音の幅は広い。全曲に共通していえるの激しいの好きなんだろうなというオーラが滲み出ている事。

MOON.からは淡々てして機械的な感じのする比較的原曲に忠実なアレンジでいかにもファーストトラックの①、それにウネウネ全開で声ネタとサイコなフレーズでトリップ状態に持っていかれる④。どっちもアルバム内でもっともテクノよりな曲。
東方からの③と⑩は同じ(たぶん)オリジナルのギターフレーズを使ってるんだけどそれがカッコイイ。どちらもメタルなリフを基本に打ち込みを混ぜたり、ストリングで壮大さを感じさせる曲で巧くメロディを生かしてます。⑩のドラムがドカドカしてカッコイイ。
FFのアップテンポなのは誰もが知ってるFF4の”バトル4”アレンジの②、これまた有名なFF6の”決戦”の⑨。逆に落ち着いてるのはインターリュード扱いの海を漂ってる感じがする⑤と⑧。⑥はファンクとジャズを混ぜたような渋い曲。途中でタンバリンと共に声でカウントを入れて生演奏っぽくするという小ネタがある⑦は大人しくも力強さを感じる曲。あとこのCDではめずらしい希望にあふれたちょいクラシックっぽい⑫としっとりしたピアノソロの⑭。
エロゲーからは⑫が痕のエンディング曲を低速メタルアレンジ。中盤に入ってくるギターリフがカッコイイ。それと、鳥の歌のスラッシュメタルっぽい伴奏に合わせてシンセでサビメロ→重いリフでどす黒く→アコギを多用した爽やかなAメロ→一瞬どす黒→サビに戻ると展開の多い疾走感溢れるアレンジ。

こんな風にとても幅の広いCDです。激しいのが好きな人はもちろんそれ以外の人も楽しめる内容なのでオススメです。音がはっきりしてて迷いを感じないのが聴いてて気持ち良い。

あー、いつもにまして読みにくい文章だな、コリャ。