ニンゲンメカニズム / JS Style
以前に厳しい評価となってしまったニンゲンメカニズムの体験版がヴァージョンアップされていたのでプレイしてみました。プレイ時間は10分ほど。
とりあえず、突然な終わり方だったのが改善されたのでゲームとして形になっています。
テキスト面もだいぶ読めるテキストになったのではないでしょうか？
以前のようなシーンのぶつ切り感はなくなっています。話の流れがつかめるようになってる。
しかし、まだワンシーンの短さや全体に漂う無機質な雰囲気は残ってる。セリフのやり取りの少なさが問題か？あと地の文で主人公の思考をもっと語らせてもいいかも。
このテキストでもシナリオが面白ければ気にならずに楽しめるかもしれませんが、シナリオが平凡だと厳しいかも。
この体験版で完成版購入が確定したかと聞かれると難しい所。というより面白いかどうか判断できないと言った方が正確かもしれません。
HPとゲーム内容で語られているのは「妹と京都に行く」というだけなので、どういった話なのか、話のジャンルは何系なのか、キャラの性格などが事がわからないのです。別にゲーム発売前にこれらの情報を公開しなくてはいけないという決まりがあるわけではないですけど、内容がわからないより、わかる方が完成版にも興味は持たれやすいかなと。
キャラデザやシステムレイアウトは結構気に入っています。ニンゲンメカニズムというタイトルもセンスが良い。
しかし、現段階ではノベルゲームの肝となるシナリオ力が判断できません。買うのはこの先面白いシナリオが待ってると信じて買う、いわゆる「突撃」になるか。
いくつか気になった点
- 文章中の「・・・」がウエイト付きで表示されるのはテンポを悪くしていると思います。表示されるのを待つという行為は文章を読むペースが崩される。
- エフェクト付きの場面切り替わりが遅いのもテンポを悪くしているのではないでしょうか。場面が繋がっているはずなのに、ここで場面の繋がりが消えてしまっている気がします。そのことからワンシーンが短いと感じるのではないでしょうか。
- こういったことは知識がないのですが、体験版をインストール方式にするメリットはあまり無いような。体験版はzipなどで圧縮してあったほうが気軽にプレイできます。
う〜ん。ただの1プレーヤーのくせに偉そうな文になってしまった。
