soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

ファントム・リム / 九字

ノベルゲーム体験版。プレイ時間は1時間15分ほど。なかなか面白そうです。


絵柄は癖が強い。上手いという感じでは無いけど独特の味がでていて悪く無い。といっても絵的に気に入ったのは槙野ぐらいなのですが。
音楽は自分好み。無音空間が多い分BGMのあるシーンが印象に残ります。
ただBGMとしては自己主張しすぎな気も。シーンにあっていないと感じる事もありました。曲としてはかなり気に入ってるんですけどね。


忘れ癖がある主人公は友人達と普通の日常を送っていた。
ある日、彼は『雪鬼姫』と名乗る女性に出会い、自分も知らなかった主人公の過去を知らされる。それ以降日常は次第に崩れていく。
日常から異質への切り替わり方がなかなか良いです。特にデパートのシーンの奇妙さはゾクゾクときた。
分かりやすい文章で読みやすいです。伏線を小出しして小刻みに利用していく手法も好き。


まださわりの部分ですが良い所で終わるので先が気になります。う〜ん、これは買っちゃうかも。
各地で性格が悪いといわれている主人公ですが、自分の思考と被る部分が結構ある…。