soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Nidhoggr2 / Nidhoggr2

Jesus is DeadPHOENIX ProjectSEPIA-SISが集まったサークルJPSによるスクエアアレンジ第2弾。
出展元はFF4〜9、FFTルドラの秘宝


前作同様に原曲を残しながらも各者の個性が際立つアレンジ。
ゆうさんとJesus is DeadさんのHR/HMアレンジは、オーソドックスながら完成度が半端無い。スクエアアレンジのお手本と言えます。
逆にJOYH-TVさんのテクノアレンジは、他者のアレンジをサンプリングするひねくれよう。
全体的に大人しくまとまりすぎている所もあり、選曲、アレンジの勢いとも神掛っていた前作ほどの衝撃はありませんでした。一つの曲を各々がアレンジするというのが無くなっているも残念。あれ、好きだったのになぁ。
といっても、もちろん決してレベルが低いわけで無く、十分すぎるほど楽しめる出来。


①Jesus is Deadさんによる「battle2」(FF4)のハードロックアレンジでスタート。アメリカンハードロックっぽい陽気なアレンジ。レースゲームのBGMに合いそう。
④も同じくJesus is Deadさんによる「スラムシャッフル」(FF6)の明るいハードロックアレンジ。とぼけたようなギターリフが耳に残る。
⑧JOYH-TVさんによる「Under The Stars 」(FFT)アレンジ。supplyさんの「Under The Stars」アレンジをサンプリングする面白い手法のアレンジ。サンプリングの弄り方が上手い。お洒落なダウナーブレイクビーツです。
⑨Jesus is Deadさんによる「The Flame And The Arrow」(ルドラの秘宝)アレンジ。随所に出てくるエレアコが聴き所。
⑩JOYH-TVさんによる「Maybe I'm Lion」(FF8)serenadeさんの「shifting horizon」に収録されている名アレンジ「struggle」をサンプリング。
タムの使い方がカッコイイ。後半はサンプリングを重ねながら徐々に盛り上げていく。しかし、リズムは始終ゆったり。面白い曲です。
他のアレンジも秀作ばかりです。


スクエア曲ファンならまず楽しめる内容。
原曲を大切にしているのが良い。オススメです。