soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Horizon Blue* / octet*

本+オリジナルミニアルバム。曲はSEPIA-SISのJOYH-TVさん。
同人誌の爽やかな表紙と裏腹にマニアックなミニマルサウンドが展開されています。


(the middle of) Nowhere」で見せたお洒落&ローファイなハウス/ミニマル。
下の「brain」よりは音数があって聴きやすい。私はこっちの方が好みです。
視聴段階では「デザインとのギャップがすごいな」と思っていましたが、ちゃんと聴いてみるとアンティーク&ファンシーな音使いで、意外とマッチしているかも。


①ちょいエレクトロニカ要素のあるドリーミーな曲。ふわふわしてる。
②とにかくループ。お洒落なサンプリングが耳から離れない。1:30あたりから入ってくる宇宙と交信しているよう音にトリップします。今CDで一番好きな曲です。
③Arkさんによる①のリミックス。このCDの中ではもっともダウナー。
④同じくArkさんによる②のリミックス。メインフレーズはそのままに派手さアップ。
⑤クール・ジャズ系の音を使ったキネマっぽい曲。リズムがかなり変態的。1:50あたりからの切り貼りがカッコイイ。
⑥おしゃれなサンプリングをひたすら弄り倒す。ブツブツしたローファイノイズが不思議と心地良い。


展開が少ないのに飽きさせない良盤。とにかく音選びのセンスが抜群です。
モロにループ系なのでメロディが無いと駄目と言う人にはキツイかな。
いや、耳触りの良いループだから意外といける……か?あまり信じないように。


ちなみにブックレットの方はカメラやミニマルミュージックについての簡単なコラム。雑誌風のデザインワークがお洒落です。