soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Shurakai / Sapphire's Room

元祖BMS界の暴れ馬・aozunaさん、久しぶりのソロCD。


突き抜けるような高速BPM。歪みまくったガバキック、荒々しいノイズシンセ、狂ったように繰り返される声ネタ。まさにガバです。
野性味と暴力性がいわゆるJ-COREと呼ばれる人達と段違いです。
コレを聴いてると、やっぱり私はハードコアが好きなんじゃなくてガバが好きなんだなぁと再認識させられました。


①バカみたいにうるさいシンセノイズでスタート。ボリュームに要注意。声ネタのテンションが高い!
③ノイジーなテクノ。ベースがむちゃくちゃグルービー。ドラムからノイズまでもう全てのフレーズがカッコイイです。今作で一番気に入った曲。ノレる。
④delta9直系のガバ。4:20あたりからの一瞬止まるキックが最高。
⑤ノイズ!気持ちええ……。
⑥は『Ridge Racer Respect』収録の「R'dam nation」アレンジ。⑦は『D12』収録の「KAMAITACHI」アレンジ。どっちも相変わらずカッコイイ。特に⑦はこのCDの流れの方が映えます。
⑧ひたすらリズムを繰り返す中速シュランツ。ノレる。
⑩まさかの「グラディウス」のエピックトランスアレンジ。荒々しいところはなく至って普通の曲調です。



やっぱりカッコイイ!ガバ最高!こういうのを求めていた。
高速BPMの曲に耳が行きがちですが、実は今作は③⑧といった比較的ずっしりした曲が良い。
前半は文句無し!後半はちょい勢いが落ちるか。
メロディなんていらん。高速キックがあれば十分だ!という人にオススメ。
内に秘めたプリミティブな感情が引き起こされる最高の刺激的音楽です。