soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

We Peggle X / LuzeriA

珍しすぎるX-BOX(やPCなど)の迷/名作PeggleアレンジCD。実質第九アレンジ。Feverしまくりです。


テクノ/レイブ系のアレンジが主。
ウザいくらいにハイテンション。盛大なバカ。でもむちゃくちゃノリが良くて楽しい!
服を脱ぎ捨ててパーッと盛り上がりたくなるぶっ飛んだノリ。
ネタのようだけどカッコイイフレーズは満載だし、切り口も色々あってダレにくいのがグッド!


第九の使い方/弄り方は上手いというより、「オラァ、第九ぶち込むぞっ!」ってな力技が多いんですが、それがまた良い感じにストレートに耳に入ってきて何も考えずに楽しめます。


さりげない良盤です。

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①ミク+オケの第九でスタートして、「It's fever time」の掛け声からラスト20秒でガバキック+男性オペラ(もどき)。ハイテンション劇の幕開け。


ダライラマ aka 僧侶が第九を歌うだけ。こういう小ネタが許せてしまう空気がこのCDにはあります。勢いを殺してないのが良い。


④カントリー/カービィポップな明るいアレンジで元クラシックと思わせない軽快な聴き心地。ピュアな曲調だけど、モロにカービ◯なフレーズも登場したりとやっぱりお祭り騒ぎ。


⑤トランスアレンジ。第九をうまく崩したシンセフレーズがカッコイイ。シリアスな開始からポジティブアッパーな後半へとうまく展開してます。


⑦バウンス音やら各種SEをサンプリングしたテクノ。トライバルな雰囲気もアリで腰が動きます。グルーヴを生み出しているベースがエグい。今作で一番好きな曲のひとつ。SEの入れ方がほんと上手いです。


⑨FFのプレリュード+第九。うまくはまり過ぎて感動。


⑩ハチャメチャ・ハイテンション・レイブサウンド。
ワイルドなブレイクビーツに濃いレイブシンセを乗せ、よくわからないネタを挟みまくる。テンションの高いネタ曲で10分以上聴かせるのはすごい。フレーズひとつひとつが普通にカッコイイです。最後のエセ外国人によるペグルの解説は某ペリー並に癖になる。

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一見ネタのようで中身は踊らずにはいられないバカアゲ・トラックばかりの良質CD。
悪ノリが良い方向に向かった作品です。第九のダイナミックスさが良い感じに映える曲ばかり。


日本人ほど第九が好きな国民はいないとはよくいうけれど、このCDを聴いてると、なるほどあのフレーズが流れるだけで無意識に気分が高揚してしまう民族なのかもしれません。