soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

Satellite State - stronghold episode.02 - / TO-MAX

「局地戦」をイメージしたオリジナルアルバム。BMS系作家もちょこちょこ参加。サイトにて一部の曲だけライナーノーツあり。


ブレイクビーツハードテクノ、トランスといったテクノサウンド。「局地戦」だけあって勢いのあるハードな曲が大半を占める。
本格的なクラブサウンドよりゲームミュージック的な感じの曲が多くて聴きやすいです。
それなりにバラエティに飛んでて楽しめました。
まぁ、ゲームサントラ風なんで多少地味な印象もありますが。


①典型的なビッグビート。グルーヴィーなギターにずっしりしたビート。モロに好みです。テンション上がる!サーターンッ!
⑤変則的なリズムのGM系テクノ。「潜伏」の邦題が表すように見えない敵に囲まれている緊張感を感じる。
⑥トライバルなパーカッションとサイケなシンセが絡む曲。良い感じに妖しいです。
⑧ガバキックが鳴り響くニュースタイル系トラック。シンプルだけど力強い曲です。ノレる。
⑨ほぼリズムオンリーのドラムン。まるで宮本武蔵が操る二本の刀のように鋭いブレイクビーツ。時にフェイントをかけるようにリズムが変わるのがカッコイイ。このストイックさはたまらん。
⑩チープなウワモノのブレイクビーツ。ブレイク以降はガシガシアゲていく。良い暴れ具合です。
⑪綺麗なトランス。CDから少し浮いてる気もしますが曲としては悪くない。
⑫なんと「ANGEL」で有名なBMS作者POMさん。まだ音楽活動やってたんだ。で、肝心の曲のほうは……ぶっ飛ばされました。ゴツいリズムでスタートして疾走感のあるトランスへ。急に飛び出してくる邪悪なフレーズや泣きのハープソロを挟んで後半にブレイクコアばりの暴走ブレイクビーツが登場。終わったこと思いきやアコギを引き連れてさらに盛り上がる。ラストの開放感は半端無い。ドラマティックな名曲。最高!


全曲最高とまでは行きませんが素晴らしい楽曲が数曲収録されている。ぶっちゃけPOMさんの曲がまた聴けた時点で大満足です。
アインハンダーR-TYPEなんかの勢いのあるテクノサウンドが好きな人は興味があれば手にとってみては?