soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

6/26 ドンギマナイト @ 名村造船所跡地

2週間遅れのライブレポ2〜。
6/26に行ってたのはUZUMAKI主催、難波章浩、SiM、CROSSFAITH、WAGDUG FUTURISTIC UNITY、Fear,and Loathing in Las Vegas、ROTTENGRAFFTYと最強ラインアップのドンギマナイト!

Fear,and Loathing in Las Vegas

入場SEが「Skrillex vs Korn / get up」って時点で既にブチ上がり。
一組目にして入場率7〜8割くらいと人入りは良い。


スクリーム&キーボードがよく飛んで、よく叫んでかっこいい!ステージ前にドンっとキーボードが置いてあると迫力がありますね。演奏はかなりしっかりしている印象でボーカルも高音で叫びまくってて上手いわ〜。。
単語単語で区切るMCが奇妙な感じ。健全な青少年って感じの喋り方でやってる音とのズレにびっくり。ついでに自分らで名前スムーズに言えてねぇw


ブレイクダウン・パートではしっかりテコンドーモッシュ発生。もっとロキノンノリかと思ったら、結構ガチだ!
つい嬉しくなって何年かぶりにテコンドーに参加。足が上がらんw


しょっぱな「Stray in Chaos」の『サッサッサッ!』から「Burn the Disco Floor with Your “2-step”!! 」「Twilight」「Love at First Sight 」と1stの良曲を連発。自分の大好きな「Take Me Out!!」もやってくれた。この曲のダンサブルなサビが好きで好きで。
発売予定のミニアルバムからはカイジOPの「Chase the light」だけだったかな?


とステージ上のアクト自体は最高だったのですが、自分に色々問題があるのに気付く。おニューのベルトがゆるくてノリにくい。首振り過ぎたのか鼻から謎の液体、明らか普通じゃない発汗状態。
これはヤバい、と途中抜けだして水分補給。カウンターのおにいちゃんに「一組目から汗ヤバいじゃないっすか!?」と心配されるレベル。睡眠不足が響いてたのかなぁ?
倒れたら元も子もないのでフロア後ろの方で静かに見る。でも、彼らのステージングには前で騒がなくても見てて楽しいダイナミックさがありました。


ライブ終わった外でぐったりと。汗が止まらん。うーん、明らかに体調が悪い……。

SiM

一年前にロットンツアーの対バンで見た以来。えらく一丁前になってる!


ハードコアを経由したどギツイ音と声。レゲェ、スカ、パンク、ハードコアを混ぜあわせた独自のサウンド。かっこいい!
今回のイベントで一番スマートなハードコアサウンドを放ってました。ベースの動きも魅力的。


会場の8割はカバーするサークルモッシュも発生。ラストの「set me free」ではwall of deathまで決めやがった!
いいわー。ここまで惹かれるとは思わなかった。


crossfaithはスルー。とにかく体調を整えないと死ぬ。
外でやってたスケボーのロングジャンプコンテストが面白かった。
最後はかなり盛り上がってたよ。おねえさんが無料のレッドブルを配ってたので元気回復!
チラッとステージを覗くと「omen / prodigy」のカバーやってました。

UZUMAKI

ど真ん中に主催UZUMAKI。入場SEは「take it back / the Qemists」。アガる!


ここ数年で一気にデジタル化した印象だったけどライブではそんなにデジタル色は感じない。どちらかといえばゴリゴリ。
2MCがかっけー。


主催なのに客が一番おとなしかったのは悲しいものが。みんな疲れてた?

ROTTENGRAFFTY

うーん、迷走してないか?正確には自分の好みから外れてると言ったほうがいいのか。
ジャパメタ的な(あえての)ダサさ路線が前に出てた。ロットンにツービートや哀愁メロはあまり求めてないのでいまいちノリきれなかった。
でも「this world」「bubble」などのミクスチャーな曲は楽しい。なんだかんだでMCの盛り上げ方もさすが。


あまり騒がずに横の方に居たので、普段はしっかり見れないゆーいちのドラム姿を拝見。激しい曲なのにめっさ笑顔で叩いてるのがすげー。

WAGDUG FUTURISTIC UNITY

攻めのセットリスト。ひたすら突進しまくり。
音の感触がどの曲も似たような感じで若干疲れやすいけど暴れ回るにはもってこいの音楽。
ちょい音のバランスがグチャッとしてたかな?「Systematic people」とかサビまでなんの曲かわからなかった。


でも、KYONOの貫禄、ベースを振り回して大暴れするKENKENのインパクトがすごい。カメラ兼シャウトもまた強烈なヴィジュアルインパクト。
KYONOは曲コールがまったく何言ってるかわからないとか「おおう」となる部分もあるけどサウンドに声が乗っかると映える映える。存在感がすごい。
ステージ脇では曲を提供した難波章浩が見守る姿も。


体力切れても最後まで騒ぎ倒したいと思わせてくれるライブ。さすがです。
ラストのJUSTICEコラボ曲「X-STEREO(RAW ver.?)」はエグかった。騒ぎ倒せるエレクトロ!



難波章浩

KYONOに続いて二人目のレジェンド・難波さんが現れると入場SEの「Jump Around / House of pain」に合わせて『JUMP!JUMP!』と客を煽り、一発目「Turning back」from Making the Road!
まさかの初っ端ハイスタにボルテージが一気に最高潮まであがる。周りも笑顔で大興奮!
そして続く二曲目は……「California Dreamin」。マジかよ!目の前で難波さんが「California Dreamin」を演奏してるってのが信じられなくて夢を見ているようでした。


歌詞に合わせてジャンプするのが面白い「JUMP!JUMOP!JUMP」、ストレートなメロコアでかっ飛ばす「PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT」などの難波章浩曲でもパンク/バンド色の強い曲を演奏して、4、5曲目あたりで「ステイゴールド…」のあっさりしたコールから「Stay Gold」!もう最高すぎますよ。大合唱!ダイブしまくる人を見てて「あぁ、やっぱりこの曲は全員共通の名曲だな」と実感。ウルッときました。


他にも「これが新しい人生だ」とのMCがあったので「My Wayかな?」と思ったらまさかの「New life」!ハイスタラッシュやん!
フロアのスペースは結構空いてたから足を前に上げてジャンプしてる人なんかもチラホラ。古きよきパンクロックライブの空気ってこんなんだろうか、と思うとグッと来るモノがあった。
バンドも派手な動きはないもののしっかりしたステージング。肩車された少年の目の前でベースを弾く難波さんの絵は最高にかっこよかった。


カントリー・ロード」のカバー、そしてコーラスが感動的な「未来へ」で本編終了……かと思ったらもう一度「turning back」!再度パンクスを熱狂させてステージ裏に帰っていく。


アンコールに答えて「brand new sunset」をエレキで弾き語り。綺麗な声でもないし、ギターも粗い、途中で日本語に替えて歌った部分なんで字余りしまくりで苦笑い。でもオーディエンスがKENさんのコーラスをしっかりいれてて感動。


結局My wayをやらなかった理由はイマイチわからんけど、この超メンツのイベントの締めにふさわしいライブでした。
ミクスチャー、ハードコアばかりの中、メロコアでがっつりとピースフルに決めてくれた。
「stay gold聴けるかな?」ぐらいの期待はあったけどまさかハイスタ5曲とは。


全てのライブが終わって客が笑顔で帰っていくなか、流れる「Positive Vibes / Kottonmouth Kingsが心に染みた。
思い返すとBGMが良いイベントでもあったなぁ。MTVのBOOがDJやってたからか?


ステージ中ではアグレッシブなバンドばかり、外ではスケボーで盛り上がってる。ワルガキが溢れてて良いイベントでした。
モッシャーは激しかったけど慣れてる人が多いくて周りに迷惑かける類の人らはほとんどいなかった。おかげでめっさ楽しめた!


出演バンド、オーディエンス、会場、イベントの空気、全てが最高のイベントだった!