2012/02/24 山本精一 エレクトリックギター・ソロ と 不思議な私物市 ＠ 難波ベアーズ

ナイスすぎるフライヤーのナイスな企画。よくこんなん思いつくわ。

エレクトリックギター・ソロ

静かなギターソロ。みんな床に座って聴いてました。
山本さんは7台のアンプに囲まれるようにして演奏。足元にエフェクターは8〜10個くありました。

「ブツブツ」「ジジジジ」「ピーー」といった微粒子ノイズに細かなギターを乗せる。
規則的なミニマリズムフレーズがメインで、ディレイをフルに使って音を重ねていく音響派ギター。
すっーっと心が洗われていくような音色でした。
基本はゆったりとしたプレイだけど、急に指がものすごく速度で動く場面（音は優しいまま）があったりで飽きないソロでした。

途中フェルナンド・カブサッキのような高速ストロークによるフィードバックギターもあったけどシューゲほど押し付けもなく、ただ蒼い炎が揺れてるみたいな優しい音色。すごく気持いい。
最後は変則リズムのギターからエフェクターの逆再生ノイズで徐々に広めてからの一発ダウンストロークを決めてフィニッシュ。

静のギターの極み。素晴らしかったー。

私物市

ある意味この日のメイン。山本さんの私物を投げ売りする企画。

次々と無造作に飛び出てくるゴミ、珍品の数々。メインは服。一品一品解説が入ります。

フジロックTシャツ、MDTシャツといった普通のモノから、明らかなミッ○ーのパクりもん、謎のアーティストのシャツ、サイケシャツ（サイケな気分の時に着るシャツらしい）、おっさんウェア、革ジャン（ギターウルフみたいになりたかったけど失敗したらし）。
山本さんの解説がいちいち面白い！一部商品には蛾が眉を作ってたり、説明前に匂いを嗅いだりと酷すぎました（褒め言葉）

山本さんも見たことなかったベアーズTシャツ、思い出波止場のシャツなど本当にレアなのもいくつか。まぁ8割は普通じゃ欲しいと思わないものでしたが。説明後は服をステージに無造作に投げていくのには笑ったｗ「これは良いものです」と言った直後にポイっ。これぞ投げ売りか。

服以外にも、ジャンク・エフェクターの数々（実際にライブで使ってたらしいので山本精一ファンにしたら嬉しい一品）、パチモンの中国の壷、弁当箱（中にはピラミッドのトレカ…）、ケーキのろうそく、デンスケ（音が出る気配はない）、謎の液体の入った跡のあるROVO水筒、叩くとホコリの出てくる太鼓……など奇妙なものばかり。

あとCDが紙袋ひとつ分くらい。レアなCDがステージ床にばら撒かれてたました。
ひと通り説明が終わるとステージに投げ出された商品に群がる客。異常な光景です。

値段は山本さんの気分によって決まる。
僕が買ったのは見るからにダウナートリップしてるサイケ服。

WATCHMANのCD（BIOMANと勘違いした）、北摂音響（my地元北摂＋音響に惹かれた）、そして「ROVO」と書かれたピラ紙の挟まったCD-R。山本さんに聴いてみると普通はメンバーにだけ渡されるROVOのライブ録音とのこと！激レア！！

これが占めて500円なり。
CDはもっと欲張って買えばよかった〜。なんか変に遠慮してしまった。いかりや長介のアサヒドライのCMシングルとかアホなのもありました。

気付いたらアレだけあったガラクタの山が7割は無くなってる。すげぇ。

上機嫌のままベアーズを後にし、帰り道にsunsuiに寄ってクソかっこいいダブステDJ聴いたりして終電で帰宅。面白い金曜日だったー。