soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2012/03/13 Strung Out / @ Club DROP

3連続ライブの最後を飾るのはstrung out!Fat Wreck Chords最速、かつ最美メロバンド。大好きなバンドなのに前年の来日を見逃してたんで待望の生strung outです。


DROPに到着すると対バン相手のUnwritten Law(from California)がラスト1曲。エモい系のバンドかと思ってたら爆走するナイスなメロコアをやってました。
フロアでは荒っぽいキッズたちがサークルを作ってる。かなり元気。nano.ripeやマンソンとは比べ物にならない「油断して入ったらケガする」と直感できるレベル。メロコアはこうでなくちゃー。


一曲でも良質なライブだったとわかる空気でUnwritten Lawが終了。
セッティング転換中も客のノリがラフ。酒瓶持って(友好的に)絡んだり、肩を抱き合って気合を入れたり。
ALL、NoFXSublime、Epitaph……そしてもちろんstrung outと色々なバンドのTシャツの人がいて見てるだけで面白かった。ちなみに自分はRancidでした。


そして本命・strung outがスタート。
一曲目『Firecracker』から爆走。BPMが笑っちゃうくらいに速い!でも演奏はめちゃくちゃしっかりしてる。末恐ろしいテクニックです。
ムードメーカーっぽいベースはステージを右に左に動きまくって盛り上げ上手。ステージが狭いからギター一人がステージ袖にほとんど隠れちゃってたのはかわいそうだった。
ボーカルのあの独特な声をそのままライブで聴けて夢のようでした。アクションもめちゃくちゃカッコイイ。


モッシュはハードコアに近いノリだけどみんなすげー笑顔。strung outが持つハードコアとメロコアのバランスの絶妙さを物語ってる。


セトリは全アルバムから満遍なくプレイ。2nd、3rdからの曲が比較的多かったかな?
もちろんバラードなんてゼロで全曲で大爆走。でも底抜けに明るいメロコアチューンとイントロリフが聴こえた瞬間にサークルピットが臨戦態勢に入るハードコアチューンと交互にやってくるのでダレることはない。ただ後半は客の体力が明らかについていってなかったけどww
自分も途中で足がつりそうになってだいぶ大人しくなってました。膝曲げて飛んだる100%つる、サークルで走ったら100%つる。体力は気力でどうにかなるけど足つるのはどうしようもないからなぁ。身体鍛えねば。


早い段階に繰り出された『too close to see』がピーク。イントロが聴こえた瞬間に自然と身体が前にかけだす、ダイバーが大量発生するような曲。ギターソロも見事に弾き倒してカッコヨカッた〜。
『No Voice Of Mine』のメタリックなイントロギター、『Radio Suicide』の16分刻みハイハットとかCDで何度も聴いたフレーズが聴けて笑顔が止まりませんでした。


疾走しながら感動を誘う『Matchbook』で本編終了。
アンコールでは『Solitaire』で明るくスタートして『Gear Box』でハードにいって最後はなぜかOZZYのカバー『Bark at the Moon』で締め。アンコールは客が完全にバテて面白かった。


ポップでハードな100% strung out
ここまで根っからのパンクなライブはなかなか味わえない。拳を突き上げずにはいられないヴァイプ。最高に楽しかった!
ハードな曲でもめっちゃ暴力性が支配するわけじゃなくFunなところが残ってるのが良かった。
ハッピーな気分に終演後にかかった「Positive Vibes / Kottonmouth Kings」がめっちゃ響きました。DJ、GJ!



今回もセトリ

『Firecracker』
『Everyday』
『Mind of My Own』
『Reason to Believe 』
『too Close to see』
『Carcrashradio』
『No Voice Of Mine』
『Just Like Me』
『Radio Suicide』
『Blueprint of the Fall』
『In Harm's Way』
『Bring Out Your Dead』
『Matchbook』


『Solitaire』
『Gear Box』
『Bark at the Moon』


地方によってセトリはコロコロ変えてるみたいで『MISSION STATEMENT』『ANDY WARHOL』『Wrong Side of the Tracks』といった自分の大好きな曲をやった地方もあるみたい。
『Wrong Side of the Tracks』はファンからの手紙でやったってエピソードがあったみたい。良い人達だ。
アンコールの時に「いま叫んだヤツなんていった?その曲やるよ」って場面があったんでに割り込んで『ANDY WARHOL』と叫んどきゃやってくれたかも〜。