2016/11/23 きのこ帝国、Nakamura Emi ＠ 梅田クアトロ

Nakamura Emi

色々な形態でライブしてるみたいだけどこの日はボーカル＋アコギのMorohaスタイル。
自分の生きてきた道をわかりやすく、そして胸を締め付けるストーリーテリングで歌うスタイルもMorohaに似ている。
そのパワーがすごい。マジ泣きしそうになりました。ヤバい！

エゴラッピンかと思いきやmorohaでした。
影響下というより方向性ゆえ似るべくして似たといいますか。どんな音楽と言われたら返答に困る＝オリジナリティ。音源より名前で体験せなあかん音楽！

CDではR&Bの要素が強いかなと思ってたんですが生で聴くとヒップホップの成分が強い。
ダイレクトに飛び込んでくる歌詞と、歌いながらの身振り手振りと、曲の意味を伝えるMCと…が曲のメッセージを鮮明にさせる。CDと全然印象違いました。ライブはグサグサ刺さった！

「メジャーデビュー」って曲にガツンとヤラれました。現プロデューサーとの出会い、メジャーデビューへの不安と意気込み、今のチームへの感謝を見事に歌詞にしてる。これはすごい”ミュージシャン”だぞ！

歌声の癖と力強さから風変わりな正確の人かな、と思いきやMCはホント普通の人って感じ。それが歌詞に説得力を持たせてました。
元・社会人って点も歌詞に良い感じに影響与えてると思います。

ギターの人も面白い演奏してた。エレキか？って思うほど熱いアコギ弾きからストリングスが聴こえてきそうな繊細な旋律まで。

乱暴なキャッチコピーみたいだけど「Morohaの次はNakamura Emiだ！」と言いたくなる。
次ってのはよくないか。一緒にオススメしたいのは。
いまライブを体験しとくべきアーティスト・ランキングのかなり上位にきました。生じゃないとわからないとこもある！……あー、めっちゃ説明難しいけどとにかく聴いてもらいたい！ってなる素晴らしさでした～

きのこ帝国

BGMがnujabes。きのこ帝国ではヒップホップがブームなんかな？ドラムの人が合わせて叩いてるから犯人（？）っぽい。

BGMがヒップホップ多めだったり、今回の対バンツアーにNakamura EmiやMorohaを呼んだりとヒップホップの波がきてる？
それをニューゲイザーバンドが取り入れると……ええ感じのダブになっておりました。新譜の曲とかモロにダブな感じ。最高でした。

聴きやすいメロディとはいえ正当なシューゲイザーバンドがクアトロ埋めるってスゴいことだぞ。ナニかが起こってる。

ってか元からリズムはヒップホップな要素あったのかも。「東京」のイントロとかモロにヒップホップビートだし。
新譜は「夏の影」がとにかく好きなんでやってくれて嬉しかったー。ダブなAメロにステキなメロのサビでほんと名曲。

最初数曲は、ギターの女性が激しいアクションでシューゲイザーな音を鳴らしてて「静かなルックスのボーカルはサイドギターな感じかな？」と思いきや、ある曲でボーカルががっつり強烈なギターを弾いて”うぉおお！”となりました。振りからのギャップ。ヤバい！

演奏がしっかりしてるのがいいな。無敵感ある。「東京」のギターの刻み方とか”うおー、すげー”ってなりました。
メンバーはNakamura Emiさんのライブに感動してたみたいで。「クロノスタシス」でちょい似せて歌ってた気がしたけどどうなんだろ？