soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/04/29 こんがりおんがく祭 2017(王舟、eastern youth、DODDODO BAND、キセル、オシリペンペンズ、スチャダラパー、never young beach、neco眠る) @ 大阪城野外音楽堂

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王舟

弾き語りだった王舟。この人の歌/メロディは日本らしくないアメリカの血が入ってるよなぁ。心地よい時間でした。
自分が会場に入った瞬間に電気グルーヴの「NIJI」のカバーしてて最高だった〜。


eastern youth

イースタンは遠目に見てた。高く掲げられたギターを振り下ろす吉野さんのアクションがかっこよくて涙モン。
昔の曲がいいのはもちろん、最新の「街の底」がめちゃくちゃ最高なのがええよなー。


時期的にちょっと早いけど「夏の日の午後」!人生がつまってる吉野さんのギター。たまらん!
新ベースは変わった雰囲気の女性が入ったなぁ。ココ!ってとこで目立ってくる低音。イースタンに合ってる。


DODDODO BAND

DODDODOが妖精になった!


伸びやかなバイオリンと一緒に昇天してく曲が始まるやいなや空が灰色に。雷鳴も聴こえてくる。
長いアンサンブル後に歌い出すと吹き荒れる風。ピークで木のクズが紙吹雪のように野音を舞う。
音に合わせて自然が動く……魔法みたいな瞬間でした。すごいモノを見た……。


いきなり「猫がニャ~て犬がワンッ」→「夕日」って始まるのも反則だったなぁ。
産後スリムになって動きのキレもよい。こんがり4年目にしてDODDODOもついに完全復活と言っていいのではないでしょうか?


DODDODO BANDでの和田さんのドラムは面白い。手数が多いわけでもなく、パワーが振り切れてるわけでもなく、トリッキーすぎるわけでもない。
切れ味より、もたつきが前に出たようなスマートからかけ離れたドラム。でもなんかクッと身体に入り込んでくる時があります。

キセル

”自分たちは箸休め的な役割です”って言ってたけどまさにその通りでした。ポジティブな意味で。


ゆったりしながら、うす~く入ってるテクノなサイケ感とか。オーガニックに心地よくなってるつもりが実は毒も一緒に浴びてたみたいな。ポジティブな意味で。


染み入る……というより野外の空間が"音楽"になる感覚。シアワセや〜〜〜!!スイッチ入った感ある!!!
ゆらゆら帝国の「ひとりぼっちの人工衛星」のカバーも素晴らしかったです。


タカ・タカアキ(サプライズ)

赤犬のボーカル、タカ・タカアキ氏がサプライゲスト(笑)
「酔わせてよ神戸」にすぐ反応する客(笑)
さすがやー

オシリペンペンズ

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こんがり勢一番手のDODDODOがめちゃくちゃ良いライブだったのを受けてか、こちらも自分たちらしさが出た良いライブでした。
キララさんはなんであんな踊りながら間のあるギターができるのか……?


キララさんが妙に気合入ってたような。「カリスマ太郎」の”POW!」がめっちゃ響いてた。
モタコさんは会場内を動きまわってましたが、音自体はペンペンズ流のストレートなロックライブ。奇をてらうよりしっかりロック。ジワジワ高めての「モタコの恋愛必勝法」はカッコよかったなー。


never young beach

CDでの一歩引いたクールさはライブでは薄まり、ガンガン盛り上げてくるポジティブな空気にひたすらテンションあがりました。


踊ってばかりの国がアップテンポな曲を畳み掛けてくるみたいな気持ちよさ。バンドも客も盛り上がれば盛り上がるほど楽しくなる!
すでにMAXまで来てる楽しさゲージの上限を増やしにきてる!ポジティブにサイケな歌モノの強さよー!


スチャダラパー

3MC+1DJのオーソドックスなヒップホップスタイル。


「最新版サマージャム」からの「サマージャム`95」のメドレーはヤバかった
そして「今夜はブギーバック」名曲っぷりよ。トリみたいな空気。ヤバいわ〜。


新曲にエゴラッピンのよっちゃん!今回は録音音源だったけども……やっぱいいフレーズ歌うなー。
”みんな大好きego-wrappin”と紹介するのはさすが。大阪人はego-wrappin大好きやもんなー。


neco眠る

ラストneco眠る。最後は前の方で思いっきり楽しませてもらいました。


ピアニカとのサポートがCASIO温泉の女性に変わってました。NEGURAさんは一瞬だけ出てきたような?


「ENGAWA DE DANCEHALL」無しは最近じゃよくあるパターンだったけど、ここ最近の定番だった「BOY」も無し。新譜も制作中とのことで新しいneco眠るがきてました。
「KANIMISO」は残ってた。この曲好きなんよなー。「車で東京行く時」も。


ラストに意外なネバヤンボーカルかfeatされた新曲。neco眠るにしては珍しくザ・歌モノって感じでした。ゆる〜い締め方でこんがりらしさ!



こんがりおんがく祭、フードもおいしく、レモンチューハイもしっかり完備してて快適だった~。
子連れがかなり増えててイースタンでも席の人たちはおとなしく聴いてた。ってか基本みんな立たない。
Turtle Islandで速攻でバリケードが崩壊した2年前に比べるとえらくお客さんが大人しくなったなぁという印象も。