soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

FUMOTONOYA THE BEST / 梺乃屋

2000年あたりにBMS作者として活躍したM.Fumotonoこと梺乃命さんのNONSTOP-MIX形式ベスト。オリジナル16曲+アレンジ2曲。
M.Fumotonoさんといえば活動停止をされた今でも一番好きなBMS作者の一人であり、最近行われたBMS人気投票2007でも迷わず氏の「Chritmas of Millenium」に投票しました。
懐かしの名曲がいっぱい収録されててファンには涙モノの一枚。
今回はノスタルジーに浸りまくりの主観入りまくりレビューになりそうです。


ベースにあるのはメロディ主体のポップミュージックで、それにハウス、J-テクノ、トランスなどの要素が加わっている曲調。
梺乃さんと言えばやっぱりその卓越なメロディセンス。琴線に触れるメロディが次々と飛び出してきます。
音色は本格的な音作りではなくて、一昔前のゲームBGMのような音。最近の同人CDと比べると古い印象は否めませんが、(ファンのひいき目には)そこまで気になるほどではない。というよりこの懐かしい音色だからこそ良い。
BMSだった曲に大きな変化は無し。懐かしいメロディがそのまま甦ってます。


①〜④初っ端から「ATFシリーズ」「Intelligence Nerve」と代表曲のオンパレード。懐かしすぎる。④「Intelligence〜」の明るいメロディは絶品。
⑥これも代表曲「Summer impact」。可愛らしいメインフレーズが流れるイントロが好き。キャッチーで耳に残りやすいです。
⑦トランス要素が入った曲。この曲で少しづつアゲて……。
⑧超名曲「Chritmas of Millenium」のSummer editionに繋がる。ひたすら泣けるメロディが奏でられるハウスです。名曲は色あせない。
⑨更に追い討ちをかけるように「Chritmas of Millenium」の原曲に近いWF.verへ。このピアノのバッキングに何回泣かされた事か。最高。
⑬物悲しいメロディのトランス。透き通るようなストリングスが綺麗。
⑭和+トランス。ブレイクからの盛り上がりが良い感じ。
⑮「夏影」(AIR)のライトアレンジ。ゆったりとしたアレンジです。
全体で見るとアップテンポな前半に比べるとゆったりした後半がはちょっと弱いか。


①〜⑨の流れはホント素晴らしい。CDは完売したそうですが、現在はネット配信という形で販売されています。
まだCD在庫もあるので、今後のイベントで販売していくとのことです。