soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2011/01/27 65daysofstatic @ 心斎橋クアトロ

65daysofstaticsのライブに行ってきましたー。
今回で65dosを見るのは4回目ですが、今までは全部フェスだったから単独は初めて。新鮮な気持ちでこの日を心待ちにしてた。


PARCO前のampmにてレッドブルで気合を入れてから会場入り。既に前座のKONGがスタートしてました。
笑顔が貼り付いたマスクが異様な変態ハードコア。リズムが変則的すぎてノるのがムズイw(ライブ映像) でもたまに入るハードコアな猛攻フレーズは血が煮えたぎってくるものがありました。
ルックスも曲も一筋縄ではない、面白い空気のバンドでした。軽くウォームアップするには丁度イイ。
ちなみに人入りは7割くらい。前列からトイレ行って普通に戻ってこれるくらいの混み方。よく来日しているとはいえ客数がこれだけってのはブームが過ぎてしまったの感じて寂しいものがある。


40分ほどでKONGが終わってステージは65dosのセッティングにとりかかる。
この時に流れてたBGMがノンストップミックス形式で、カットアップされまくったkesha、ケミブラの「HEY BOY HEY GIRL」、Prodigyの「No good」など大ネタもカマしまくり。これがむちゃくちゃカッコ良くて、回りでも軽く踊ってる人もチラホラ。このBGMが45分ぐらい続いても全然アリだなぁとすら思うぐらい自分もテンションが上がってました。


照明が暗転し65dosのメンバーが出てきた時は更に興奮!
一発目は声ネタが強烈な「Go complex」。KONGとBGMが温めてくれたおかげで、初っ端からオーディエンスも盛り上がってた。
最新作のEPメインかと思いきやEPからは3曲程度で4th中心に1st〜3rdの代表曲を組み込んだ現・65dosのベスト的選曲。ただ、EPで一番好きな「Sawtooth Rising」は無かった。ライブ映像もカッコイイから期待したので残念。


3、4曲目と早い段階で出してきた初期代表曲の「Await Rescue」「Retreat Retreat」はやはり鉄板!特に「Retreat Retreat」はダンス化が著しい最近の曲とは違う、ずっしりしたグルーブが際立ってた。爆音に合わせて体を折るように首を振ってたら腰から背骨にかけてヤラれた。言い変えると体を痛めるほどに曲に没頭してました。


「Crash Tactics」「Dance Dance Dance」「Weak 4」と4thのダンサブルな曲も前半で披露。「Weak 4」マジヤバイ!ドラムがエグい!一瞬音がミュートするところでドラムの「Go!」って雄叫びを上げてテンションMAX!


中盤〜終盤に大人しめ、きれいな曲が集中。前半の盛り上がりと比べるとちょいまったりしすぎたかなぁという気がしないでもない。
でも、EPからの「Pacify」はミニマルなピアノに惹きこまれ、4thからのニューアンセム「Tiger Girl」でのシンセ3人+スネア1人からドラム3人+ギター一人へと切り替わりながらジワジワと高めていくのに踊り狂い、アンコールでの「Radio Protector」のエモーショナルっぷりには感動した。


フェスでの盛り上げまくる65dosだけでなく、じっくり聴かせる65dosも見れて、またいつもとは違う気分で楽しめた!
個人的に一番盛り上がったのは「Retreat Retreat」だったかなぁ。ダンス化、泣きピアノを一周してポストロック・バンドとしての実力を見せつけられた気がします。


だいぶ激しくノッてたらしく、体の至るところがギシギシ鳴っとります。
でも今日はロットンのライブ!生きて帰れるのだろうか……。


衝撃を受けた初サマソニの映像。メンバーの風貌が全然違うw
今のほうが若返ってる気がします。