2014/11/28 Dirty Loops @ なんばHatch
9日連続ライブの7日目。
「音楽をやりたくなるか 止めたくなるか」のキャッチコピーが強烈な音楽エリート・トリオ。
キャリアに裏打ちされた超絶テクを持ちながらアメリカン・ポップスな楽曲をプレイする姿は、一度見たら「うお!」って反応します。*1音楽好きの間でも話題になってた印象があります。
しかしハッチに着いてみると……あれ?キャパの半分くらいしか入ってない?結構寂しいことになってました。こんなモンなんか〜;
客層は30〜40代の女性率が比較的多め。服装も落ち着いてて、ロキノンなバンド聴きまくってそうな人よりThe 1975とかちょいアイドル的な楽しみ方してる人が多そうでした。
ステージ左側にボーカル・キーボードとサポートキーボ―ドの二人、右側の手前のほうにドラム、中央にベースという配置。
伝統(ロック、フュージョン)から最新(EDM、R&B)を飲み込みながらもとてもポップスなライブでした。
恐ろしいほどのテクニカルな演奏をポップスのフィールド内でやってる。そこが面白いです。
極度の黒いグルーヴを出してるわけでもなく、メタルばりにテク披露するわけでもなく、音もステージングも感触はあくまでもサラッとしたポップス。
客のノリもポップスな感じ=手拍子が頻繁に起こって自分としてはちょっと苦手なノリでした。いわゆるフェス層的なノリの人は少なかったよう思います。
玄人好みな部分も多く含んでいるバンドなんで個人的にはそういう環境……フジロックとかで見てみたいなぁ。
リズム隊の2人がとにかくスゴすぎて〜。全体のグルーヴより随所に入るフュージョン的な技に目と耳を奪われます。特にドラムは見せ場ありまくりで見てて聴いててめちゃくちゃ気持ちよかったー。
ボーカルも元・聖歌隊というだけあってめちゃくちゃ上手い。特にバラードなどでは”本当に歌が上手い人の歌を聴いてる”って気分にさせてくれました。
1stのオリジナル曲+お得意のカバーも5、6曲というセトリ。
アガったのは曲のメロディの良さを改めて感じさせるAviciiの「Wake me up」のカバー、スピード感満載の「Sexy Girls」、Aメロのつんのめり気味のリズムからポップスなサビへの解放感がたまらない「sayonara love」。あとアンコール最後という一番バンドのテンションが上がってる状態できた「Hit me」!
「Hit me」は本当に名曲ですね。イントロのベース一小節速弾きが見れて感動しました。ライブだとリズム隊の小技が増えてるからCDよりさらに良かった。
それと未音源化(?)のアンビエントなノリから静かにラテン・グルーヴを生み出してく曲が一番良かった。一番ジャムっぽい感じで”入れる”曲でした。
調べてみたところどうやらRhiannaの「Don't stop the music」だったみたいです。*2
予想してたより客入りや待望感的な意味でのフロアの盛り上がりが弱かったのは拍子抜けでしたがライブは良かったです。
最初は”ステージングがポップすぎるかな…?”とも思ったんですけどドラムに注目するようになって俄然面白くなってきました。
今度はフェスとかで見てみたいです。
会場限定のdirty loops × 荒木飛呂彦Tシャツはお気に入り〜♪