soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2015/11/24 Lee Ritenour @ Billboard Live Osaka

RIDEからハシゴでフュージョン系ギタリストのリー・リトナー。シューゲイザーフュージョンのギタリストの違いを感じようという趣です。


こちらもよかった!歪んだドラッギーな音のRIDEと反対にとにかくクリアな音。全パートが次々に上質フレーズを入れてくる。特に陽気なパーカッションとクールなドラムのコンビがよかったな〜。


オサレに弾きまくるキーボード、陽気なパーカッション、クールなドラム、男セクシーなベース、飄々としたボーカル(イヴァン・リンス)、明るいギター(リー・リトナー)。キャラ立ち凄腕メンバーばかりで見応えがありました。


思いつきのように次々と音を入れてくるパーカッションが素晴らしかった。フレーズ自体はep-4のユン・ツボタジさんを思わせるとこもあり。タンバリン……ってかパンデイロがめっちゃカッコよかった。簡単なリズムから0.1秒で複雑なリズムに切り替わるのがスゴい。


ドラムはクールでイケメンすぎて男の自分でもドキドキした。彫りが深すぎて照明で出来る影がモアイ象のようでした;
冷静に叩いてるようでめっちゃ細かいオカズいれまくりだし、ブラジリアンな情熱的なフレーズも叩けるしスゴいドラマーだった。
苗字一緒だしもしかしてと思ったけどドラマーはリー・リトナーの息子だったそうです!良い血を引き継いだなぁ。


ウワサのベーシスト、ネイサン・イーストは初めて見たけどもベースは元より声もセクシーすぎる。ベースで弾いてるフレーズを一緒に口ずさむ3分ほどのソロパフォーマンスがありました。あれで女5人は抱ける(笑


ボーカルのイヴァン・リンスはfat wreckにもいけそうなフランクさでした。知ってる数少ないMPB曲の「Dinorah, Dinorah」やったのは嬉しかったなぁ・


リー・リトナーはがっつり前に出ての速弾きはあまりなく。スッと入れてくるフレーズがセンスの塊でした。音が歪みゼロでめっちゃキレイ。ロックばっか聴いてる身からするとすごく新鮮。


フュージョン基準にしながらファンク、ブラジリアンも入れて非常に楽しい気分になるライブでした。各プレイヤーの技術がめっちゃすごくて!
ZAZENが向井秀徳が主導でめちゃぶりアドリブやってるのを、全員が仕掛けて全員が対応できる感じ。外のフィールド見ると広いなぁと。
曲の最後でバ~~ン!ってやるヤツでネイサン・イーストがアドリブ(?)で無音でストップかけたのに即座にドラムが反応して、1合図でちゃんと一緒にバ~ン!って鳴らすのは痺れました。