2015/05/30-31 TAICOCLUB 2015(クボタタケシ、Moodman、BOREDOMS、ハンバートハンバート、Autechre、Monolake、Clark、The Kite String Tangle、cero、石野卓球、Electric Indigo、Sugar'n Campaign、Radio Slave、Nick the Record) @ 長野・こだまの森
大好きなTAICO CLUBへ!2015年初のキャンプ・フェス〜。
大阪駅から長野へ電車一本・4時間の旅。*1電車では朝から一杯!
ザ・田舎な駅、木曽福島で乗り換え!時間が無かったので名物そばは帰りに食べることにしました
問題なく到着してテント設営!
森の中からボアダムスのVision Creation New Sunのリハが聴こえてきてめっちゃテンション上がりました!
準備できたらお酒片手にさっそく音と触れ合ってきます。毎年お馴染みのスタート二人。この人が少ない時間帯もまた好きだったりします。
クボタタケシ (野外音楽堂)
坂道の上、芝生の地面と木製ロッジのステージで自然を感じながらライブを見れる野外音楽堂へ。
クボタタケシの和モノ・シティポップがドッカンドッカンとウケてすでにかなり盛り上がってる〜♪
MOODMAN (特設ステージ)
坂の下、テントエリア近くのコンクリートに設置されたクラブなステージ。
こちらも盛り上がってまいりました!MOODMANのテクノ/ハウスなDJ~。踊りたい人が気ままに踊ってる。
BOREDOMS (ボアダムス専用ステージ)
今回のハイライトのひとつ。
大量のドラムが用意されたボアダムス・オンリーステージが用意されており、始まる前からスゴいことになりそうな空気がビンビンとしていました。
6ドラム、25ぐらいのシンバル、四方にギター+ベースのバッテリー×4。真ん中で指示を出しながら叫ぶEYEちゃん。
指示を出すとそのサイドの客も反応してて大友さんオーケストラみたいでした。
ギター(&ベース)にはもちろん増子さんに加え日野さんやwater faiの人やOOIOOの人など。
いや~、スゴかった!大量ドラムライブを1時間半がっつり堪能〜。軽く降った雨により、スネアを叩くと水しぶきという素晴らしい演出になってたのも○。
大半は6ドラムのハンマービートの上でEYEちゃんのコンダクト。前後左右にブロックを分けて、手を挙げるとそのサイドのシンバルが一斉に鳴り出す。シンプルな構造ですが緊張感と大音量でジワジワとトランスしていく。
じわりじわりと溜め続けて、ラスト20分ほどで「Vision Creation New Sun」が繰り出されて大盛り上がり!
前方はモッシュピット化してスタッフが必死に壁になってるライトニングボルト状態。自分のいた後方もクレイジーに踊ってる人多くて良い場所で見れました〜。
約1時間ほどのステージ。もうフェス終わったみたいな充実感がありました!
自分がいたステージ後方はすぐ後ろが崖というなかなかスリリングな場所。
逆側に位置する坂道(入り口)いっぱいの人や木に登って見てる人……とか非日常な鑑賞状況も見れて面白かったなー。
ハンバート・ハンバート (野外音楽堂)
いままでと少し変わった野外音楽堂のステージデザイン。
夜になると星みたいでめっちゃ綺麗でした。ここでハンバートハンバートですよ!
野外でのびのびと歌うハンバートハンバートはたまらないモノがありました。人もそこまで多くなく、まったり見れてよかった。
最後の「歯磨けよ」の替え歌がよかった。「呑みすぎるなよ!」「朝まで踊れよ!」その場で言葉が紡がれていってハッピーな空間が広まっていく。生き物みたいなライブでした!
Autechre (特設ステージ)
今回のヘッドライナーのひとつと言っていいでしょうか。
特殊演出として、フード屋台の電気も全部落として真っ暗な中でのライブ。この雰囲気はヤバい!
それを魚の丸焼き食べながら見てる俺もなかなかドープだったと思います; 癖無くってめっちゃ旨い!今年のフードNO.1!
と話が逸れましたが、真っ暗闇の中のオウテカ。短い音でのチリチリノイズのようなブレイクビーツ(?)
リズムも曲の繋ぎ目もわからんけど……なぜかアガりまくった!もう少し音量デカければなおよかったのになー。
Monolake (特設ステージ)
インダストリアル風味もあるストイックなテクノ。踊りまくった!
アルバムだとノンビートなアプローチが強めだったけどライブではがっつり踊らせにきてました。
Clark (特設ステージ)
ところどころ狂ってる展開があってニヤニヤしたけど、全体で見ると期待してたよりかは…… なんだか普通だったなって印象。
前半は変則ビートでどれだけ追っても捉えきれないセカイ。
中盤からのBanjoからのテクノな流れはよかった。ギトギトに尖った音をわかりやすく反復して強制的に踊らせてくる。
あとライティングが秀逸。
緑の照明が生き物みたいに"キョドってた"のが狂気でした。あそこだけ空気が違った。この動画だと一変する27:24あたりから。
The Kite String Tangle (野外音楽堂)
半分だけ見れたKite String Tangleが素晴らしかった!
CDでもそこそこ気に入ってたけどここまで良いとは。周りからは「今日一番よかった」って声も聞こえてきました。同意!
サンプラーパッドとキーボードを使いながらのエレクトロ・ポップな歌モノ。パッドの音が身体の芯から温まるステキな音で心奪われました。
チルウェイブ化に成功したDELPHICといいますか、セツナ方面に舵を切ってクオリティ落とさなかったPassion Pitといいますか……そこらへん好きな人なら確実にツボると思う。
disclosureのダンサブルな部分以外の良さ凝縮したような、gotyeの面白いテクニックを見てるような。また来日してほしいな〜
”Kite String Tangleってバンド名のわりにストリングスそんなに目立たないよな”ってずっとモヤモヤしてたとこにKite String = 凧糸と気付いたときがTAICOのベスト・スッキリポイント
石野卓球 (野外音楽堂)
Taicoで見るのが大好きな石野卓球。毎年2時間フルに踊らせてくれる!
最初の一時間が名村の時と選曲ほぼ同じでどうしようかと思ったけど後半は違う方向性のプレイでカマしてくれた!ドッカーンとなるアンセム風な曲が多め。
ラストはケミブラのSaturateをブチカマしてくれた!!このタイミング(サマソニ発表)でケミブラは反則です。最高!!!
electric indigo (特設ステージ)
女性DJによる王道なミニマル/テクノ。オサレさよりひたすらビート尽くしでなかなかに攻撃的でした。
プレイ中に曇り空から太陽が顔出して歓声あがった瞬間がよかったなぁ。野外レイブ感!
下の動画にもその瞬間が記録されてますね。
Sugar's Campaign (野外音楽堂)
シュガキャン、朝のtaicoにしてはだいぶ盛り上がってた。
テクノ系でがっつり踊らせてからのポップゾーンへ。どっちもハイクオリティ!
あと途中で謎の体操コーナーあり。音止めてみんなで普通に体操した;
Radio Slave (特設ステージ)
最後にRadio Slaveで踊り倒す。うおおおーー!テクノ最高!!!
バック・トゥ・ザ・ベーシックでストレートな四つ打ちを堪能して終了〜。
なんだかんだでこういう瞬間がTAICOは1番楽しいですよなー
Nick the Record (野外音楽堂)
フリーダムタイムなNick the Recordをまったり聴くのがタイコの正しい終わり方♪
この時間帯が大好き〜
Nick the Recordタイムは強面なセキュリティの人らがオフモードになって笑顔で楽しんでるのが好きです。
音が止まる前に電車に合わせて離脱。
さようなら、TAICOCLUB。また来年!
24時間のうち30分しか寝てない;
TAICOCLUB、なんだかんだでベストアクトはBOREDOMS。スタート前から客の集まり方とかスペシャル感がヤバかった。
次点にThe Kite String Tangle。期待値を遥か上にいくライブでした。Monolake、Electric Indigoのテクノど真ん中なDJもよかった。
ベストな瞬間は石野卓球がSaturate/Chemical Brothersをかけたとき。ベストフードはイワナの塩焼き!
*1:2015でこの線は廃止されてしまいました……トロトロ向かうの好きだったのになぁ