soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2016/09/11 ザ・なつやすみバンド @ 梅田シャングリラ

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なつやすみバンドの『PHANTASIA』レコ発。


当然ながら新譜からがっつり+過去作の代表曲。新旧を織り交ぜたライブ構成が絶妙でした。
演奏はどんどん複雑になってもはやミニプログレみたいにも。それをピシッとキメるよりゆるくこなすのがこのバンド独自の空気だなぁ。


新曲は演奏的な面でめっちゃワクワクした!曲調に反してライヴ向けの曲群たちでした。
新譜曲でのベースがすごいことなってる。CDだと気づかなかったけどめっちゃ指動いてました。
ベース自体もROVOの原田さんが使ってるヘッドが無いベースに変わっててテクニカル感アップ。


前半は複雑になったアンサンブルに集中してサウンド/演奏ばかり目が行ってた。ゆえに歌詞はあまり入ってこず。
しかし曲の成り立ちを述べた後に演奏した「蛍」を境に歌詞がグイグイ胸を刺激してきた。「悲しみは僕をこえて」とかも今までで一番響いたかも。


相変わらずドラムがめっちゃ上手い!「Odyssey」の終盤とかプログレみたいな変則ドラム。
あと「summer cut」のリズムはいわゆるクリスデイヴ以降のリズムを取り込んでると気づいて驚き。クリスデイヴほど完璧ではなくTNBらしいたどたどしさが逆に魅力的だったり;


終盤のSirafuさんのエモいコーラスには震えました。


アンコールに問題曲「GRAND MASTER MEMORIES」を持ってくるとは~。でもライブの流れて的に歌詞がグッときた!
”そこ自分が歌うんだ?”ってのが面白かったです(笑)
間違えたこと一つもしてないはずなのに会場から笑いが起こるのが;


素敵な夏の終わりでしたー。


しかしファン層がガラと変わったような……。
前はSirafuさん周辺的な人が多かった気がするけど、ガールズバンドっぽい客層だったなぁ。
アニソンかなにかタイアップしてたっけ?
パーッっと自由に楽しむカクバリズム的な雰囲気じゃなくなっててちょっと居づらかった感も無きにしにあらず……