2017/04/14 Shobaleader One、にせんねんもんだい @ 梅田クアトロ
梅田クアトロ5周年イベントのひとつ。
めっちゃ楽しみにしてたツーマン!
最初はにせんねんもんだい狙い、ショバは1枚目の赤いのが微妙だった……んだけど最新アルバムがめっちゃ良くて最近ソレばっか聴いてました。Squarepusherって人力で出来るんやなぁ。
にせんねんもんだい
1曲が長すぎるから2曲だけ(笑)
2曲とも『N』から。病的なまでのミニマリズム。
頭おかしいレベルのストイズム。執拗な繰り返しから、ベースがワンフレーズ変わっただけで快感の液が脳内で溢れ出てくる。ええわー。けどもっと長いこと見たい!
さりげなくミスも多かった気もするけど、この人達のミスってフレーズじゃなくてわずかな音量差なんよな。どれだけ繊細な音楽なのかー。
Shobaleader One
Squarepusherの曲を人力でやるプロジェクト・バンド。
4人のテクニックが半端なくて”え?こんなフレーズも人力でやっちゃうの?!”ってのが何度も。「Journey to Reedham」のシンセも全部キーボードが弾いてる!
そしてジャケそのままの光るフェイスマスク。ヤバ空間!
ドラムは口あんぐりなスゴさ。ドリルンベースのブレイクビーツを完全再現。そしてスマートさだけじゃなくてパワフルさも兼ねてる……もはやチートレベル;
細かい金モノ回しなんかはJonsiソロで叩いてたMumのドラムを思い出すなぁ。ドラムの常識が通じないリズムを叩いてました。
Squarepusherのベースもすごすぎ。超高速スラップからおもしろ音色まで。音を聴いてると完全にキーボードなのに弾いてるのはベースっていう;
終盤のスラップソロでは声荒げて客を煽ってきたりして……カッコよすぎる!
ドラムとベースがガンガンと引っ張ってるので、ギターはドローンシンセやらノイズやらの繊細な音を主に担当。普通のベースと役柄が逆転してる。
けど自分の大好きな「Deep Fried Pizza」のギターソロとかキメるときは発狂レベルのカッコよさ!
笑っちゃうようなドラムを中心とした絶技の人力ダンスミュージックはRovoに通じるモノがありました。Rovoのスタートがドラムンベースから始まったのに納得したり。
Squarepusherの活動/楽曲はこのプロジェクトのためにあったのでは?と思えるレベルでバンドスタイルがハマってました。
ってかこんなバンド出来るのにいままで打ち込みやってたSquarepusherって……そこらへんがやっぱ変態なんだなぁ。
今回は客がギュウギュウだったこともあり、大人しく見てる人が多かったけど踊り狂うクレイジーな現場も最高でしょう。サマソニ大阪にきて!!!
あと音と連動するフェイスマスクがめっちゃ面白かった。Squarepusherのときよりわかりやすい。
ビジュアル、音、演奏……すべてが最高。第2四半期ベスト候補のライブだったー。期待してたけどそれのさらに倍は越えてきた!