soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/09/16 WALTARI、FIDDLER'S GREEN、KORPIKLAANI @ 大阪amHall

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コルピクラーニのジャパンツアーにフィンランド繋がりでなんとWaltariが!
知る人ぞ知る変態ミクスチャーという立場ながら活動歴30年にして初来日です。
昨年のDie Kruppsといい生きてたらこんなことがあるんだなぁ。

Waltari

ついに見れたWaltari。無感量であります……。
youtubeの動画とか見てるとぶっちゃけライブはそこまで得意じゃないのかなと思ってました。でもめっちゃカッコよかった!


一曲目は新譜から「12」だったけど、他は旧作の美味しいとこ取り!かなり初期のアルバムの曲もやってくれました。まさかの『Yeah! Yeah! Die! Die!』からも~!曲が始まるごとに”あの曲だ!”と興奮して脳が破裂するかと;


「Walkin in the Neon」でユーロビート
打ち込み曲もライブだとめっちゃ迫力あるな!踊れるしメタル系なヘドバンノリもできる。ポジティブな空気でとにかく笑顔になる!


カースティもめっちゃ笑顔だし、客をしっかり見て演奏するのがいいですな。
カースティはベース弾いたりハンドマイクで歌ったり。ベースがなにげにめっちゃ上手い。複雑なフレーズ弾きながら動き回って歌ってるのがスゴい。
「No Limit/Symphony of Destruction」の変態カバーや「Move」も生で再現。複雑なことを簡単そうにやるのがすごい。


大好きな「Helsinki」は超アガった!”ヘルシンキー!オン・マイ・マーイン!!”のシャウトは迫力あった。特徴的な声だけど音程合っててうまいし、シャウトも迫力あり。実力者だ。


「Far Away」でポップなメタルを楽しみ……Waltariの変態性を象徴する「So Fine」キターー!!
ハウス(?)なピアノとメタルを行き来するカオス曲。これは踊りながら聴いたら最高ですわ。無感量であります。
カースティはステージダイブして飛行機のポーズでフロアを飛んでた(笑)
最後は「Atmosfear」。これも名曲ですな。


ギターもドラムもキーボードもかなりの実力者。変なことを軽々とやってる。そしてソレがポップでファンに届いてくるのが素晴らしいです。
そしてカースティの圧倒的なカリスマ性。そしてつい忘れがちな”カースティはベース”って事実を刻み込む演奏力。


前半は位置取りをミスって周りがあんまりノッてないトコで見てしまってちょい後悔してた。ガチメタル勢のミクスチャーのノリはぎこちない;
途中から真ん中のモッシュも軽く起こってる場所に移動してからは全力で楽しみました。やっぱ体動かしてこそ楽しい音楽!


予想以上に過去の代表曲を披露してくれて満足。
………でもまだまだまだまだまだ聴きたい曲はあるのです!だから絶対にまた来日してほしい!!切実に!!!!


物販でサインをもらうときに自分の着てたDie Krupps Tシャツに反応してメンバーを呼んで”おい、見ろよ!Die Krupps Tシャツだぜ!”って言ってくれたのもめっちゃ嬉しかった。
「The Dawning of Doom」カバーも聴きたいのですよ。だからまた来日して!



FIDDLER'S GREEN

ドイツのアイリッシュパンク。ハイテンションで男臭い。ビールの似合う音楽。


音的には完全にアイリッシュパンクなんだけど、声が渋めなのもあるのかメタラーにもウケてました。
モッシュも発生。こういうアホにシアワセなのはウルッと涙腺にくる時あるよなぁ。


Korpiklaani

ザ・森メタル、Korpiklaani


すっかり厚みのあるバンドになってて「Wooden Pints」の情けない感じはどこへやら。
本格バイキング・メタルをやっておりました。「Wooden Pints」やらなかったし;


中速の曲が結構多め。迫力のあるデス声で意外とメロディアスな旋律を歌っておりました;
悪くはないんだけどドッシリしたサウンドでちょい胃もたれした感もある。
うーむ、Waltariのあとだからすべての感情が希薄に;;