soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

2017/06/11 Merzbow.duenn.Nyantora、P-4[fn.ψ]、石上和也×宮本隆 @ GANZ toi toi toi

f:id:soundwing:20170611170033j:plain




はじめてのハコ。14'末にオープンしたらしいです。変わった店名よなぁ。
ステージ&フロアが木に囲まれてて落ち着くハコでした。音の鳴りもとてもよくて綺麗なノイズに向いておりますな。ドリンクチケットがピックでした!



今回はMerzbow.duenn.nyantoraのレコ発。
約3時間、ずーーーっとノイズ・アンビエント/ドローンを席ありで聴いてた。耳と脳が浄化されるイベントでありました。3組とも同じタイプであり微妙に違う。


石上和也×宮本隆

エレクトロニクスとベースのデュオ・セッション。宮本さんは時弦旅団の人。スマートな大人の男性でめっちゃカッコいいのです。ダンディズムに惚れる
ドローンと単音を配置したセッション。宮本さんが演奏をストップして石上さんのソロになる場面も。腕組んで待ってる宮本さんがカッコいい;


出ている音がすべて気持ちよかったです。
宮本さんはベースラインを弾くわけでなく装飾的な使い方。でもベースだからこその音。ギターじゃない。
エレクトロニクスも気持ちいい。ノイズ/ハーシュよりアンビエントな色合いの強いセッションでした30分くらいやったのかな?


EP-4[fn.ψ]

EP-4の佐藤さんとPARAの家口さんのデュオ。EP-4のファンクもPARAのフュージョン/絶技演奏も完全に封印してのアンビエント
たまにキックが4小節に1回の間隔で入る。最後に一瞬ヘヴィなパターンになったけど基本はずっとアンビエント。気持ちよかった~。


ただ座席ありなのに席を立って佐藤さんに至近距離までスマホを近づけて10分くらい撮影してる人がいました。
スタッフに注意されてもすぐに止めずに引きづられるようにして下がっていった;
スーツ姿の大人だったけどよくあんなこと出来るなぁ、と;;;;


Merzbow.duenn.Nyantora

3人の同時演奏。全員エレクトロニクスのみ。Merzbowも鉄板はなし。ノイズよりアンビエントでありました。
ピアノが乱打されたり、シンセを厚く重ねたり。ハーシュノイズを使わずに音で埋め尽くす感じでした。


アンビエントの範疇に収まりながらも、出演した3組のなかでは一番リズミカル。ドラムビートはないけどシンセが踊ってる。
若干の緊張感を漂わせながらノイズほど刺々しくなることなく。ただ一瞬だけ、部屋が音で充満したしてる!ってな大音量に場面もありました。


ナカコーと秋田さんが並んでるのはなんとも奇妙で感動的な景色でした。
基本は黙々と機材を弄ってるのだけど、duennさんがたまに立ち上がったり、ナカコーが揺れてたり僅かな動きがある。それが面白い。秋田さんは手以外はほぼ動いてなかった;