soundwing-あの素晴らしい駄文以下のなにか

関西(大阪)のライブレポートを中心に更新。昔はフリーゲームや同人音楽のレビューをしてました。

魔傀儡1話-虚ろい記憶と確かな約束-/ねこまみれ *18禁

やばい、相当ツボった。
ここのところやりまくってる能力バトルモノの中で一番気に入ったかもしれない。
それなりにグロい描写やCGがあるので注意(グロ実写は無し)


またまた伝奇能力バトルモノのフリーノベルゲーム。プレイ時間は3時間ほど。全4話の内1話に当たります。
まず絵については立ち絵はそれなり。拒否反応を起こす人はいないでしょう。メッセージ横に顔グラがでるのですが、ここの表情がコロコロ変わって面白い。ギャグ絵もナイス。イベント絵はかなり上質です。塗りが上手い…気がする(絵については詳しくない
システムは独自のモノを使ってるのですが、異常に遅い起動、セーブは3箇所まで、少ししか読み返せないバックログ機能とお世辞にも使い易いとは言えない。次の話にフラグを継承する使用なので開発環境は変わらなさそうです。せめて後ろ2つは改善して欲しい。
長い無音のシーンが目立つ所が何箇所かあったのと誤字も目立った。特にバトルシーンで面白い誤字があって笑ってしまいました。(ネタバレ参照


ストーリーは前半ギャグ、後半シリアスとなります。
男、女どちらもキャラがキチンと立っている。ヒロインのあやめは不思議系には珍しくよくしゃべるし頭が悪いってのが良い。かなりキタ。ただ小柄って設定なのにグラは長身にみえるな。
ギャグはパロネタが多く勢いがあってかなり面白い。メッセージ横の顔グラのせいかノリがフリーゲームのシル見+パロに感じました。パロネタでなくとも面白いシーンがいっぱいあります。全員イイキャラしてます。バッドエンド後のヒントコーナーもぶっ壊れてて良い。ギャグセンスはかなり高いです。
シリアスパートは熱い展開。バトルシーンが多少わかりにくい気もしますが、そこまで気にならなかった。まだ一話なのでそこまで盛り上がるわけではありませんが面白くなりそう。
エロはシチュエーションがイイ。エログロもあるので注意。自分は全然OKですが。むしろもt(ry


このゲームの面白さは前半のギャグパートでしょう。逆にそこが受け付けれなかったらそれなりの出来の伝奇モノになるかもしれません。
伝奇モノが嫌いじゃなく、シル見やアキバ学園のノリが好きな人にオススメ。
力を抜いて作ってる感があるのでそこが許せるかも人によるかな。


ちなみにダウンロードするページが分かりにくいです。ページ内検索でタイトルを検索したらすぐ見つかるはず。
作者さんのHPにあるWEB漫画、日記もおもしろい。
↓ネタバレ↓


・バトルシーンで「あやめが狂丸に乗って角丸を斬りつけた」ってシーン(簡略化)が、「あやめが角丸に乗って角丸を斬りつけた」になってて急にあやめを乗せて走り出す角丸を想像したら爆笑してしまった。
・急に入ってくる過去(?)シーンが長くてテンポを崩しているかもしれない。でも小刻みに入れても変だし、簡単にするのも難しいし…う〜ん。